| オリンパスの損失隠し(粉飾決算)が大きな話題になっています。日本の会社のコーポレートガバナンスの不備が世界でも指摘されるに至っております。
ところで、この損失隠しの額は半端な額ではありません。1000億円超と聞きます。
その手法は外国銀行の水増し預金や、タックスへブンに設立したファンドの出資金に含み損を付け替え、その後巨額の海外企業買収に絡んで、支払う水増しコンサル料などで穴埋めというものだそうです。
それにしても10年間、よく隠蔽できたものです。とりわけ、あずさ監査法人とう4大監査法人の監査をくぐり抜けているところは驚きです。
おそらく、この粉飾工作には、かなり会計、金融の知識、経験が豊富な指南役がいるに違いありません。ただこんなことが、スゴ腕の仕掛人がいるにしたって、できちゃったことは事実です。
平成当初のバブル崩壊から、リーマンショック、そして今度の欧州危機、上場会社の有価証券等の含み損はまだまだどこにでも潜んでいそうです。
また有価証券ばかりではありません。例えば震災等により液状化した土地とか、浸水してしまった工場など、固定資産全般についても価値の毀損が、今や上場会社の財産に起こっている可能性があります。そして、それらの損失がオリンパスのように隠されていることも考えられます。
今回のオリンパス事件は、会社の公表価値が信じられないとの思いを投資家に持たせるきっかけになったように思います。
株式離れが加速するのではないでしょうか。
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