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相続税増税とワンルーム

 相続税の基礎控除がかなり削られます。これまで全体の4%くらいしか課税されなかったのが、きっと倍近くの人が課税対象になるでしょう。

 相続税が掛かるのか否か、サラリーマンでも気になる方が増えますので、相続税関係のセミナーはきっと流行るに違いありません。

 そこで、注目なのは相続税の節税としての収益マンションニーズです。
かつてバブル経済時代にはワンルームマンションは個人としては「所得税の節税商品」としてもてはやされていました。
 
 そして今度は相続税の実質大増税で「相続税の節税商品」として、ワンルームマンションが注目されそうです。現金よりグンと評価が低くなるマンションに財産シフトして相続税を軽減するとともに、子供に収入源を渡せるというわけですから、多くの小金持ちさんが注目すると思われます。

 また人口減少時代とは言えまだ10年以上単身世帯は増加します。単身世帯増加は東京圏で大いに顕著になりますが、一方で建築規制などで新たなワンルームマンションの供給は限られます。
 需給関係においてもワンルームマンションは希少性が増すでしょう。

 来年はワンルーム投資に注目の年になりそうです。


鯨より鰯

 週刊住宅新聞 12月13日号を見ていましたら、中古買取再販会社の「やすらぎ」さんの記事が掲載されていました。

 内容は、リーマンショックで業績を落としていた同社が、「首都圏撤退」によって業績を回復され、リーマンショック前の水準の販売ペースになったとの内容です。

 今地方経済は疲弊していて、あちこちの商店街がシャッター通りになっているという話をよく耳にします。そんな経済情勢なのに東京を捨てて業績回復とは....
 
 どんな仕事ぶりかと思い同社のホームページを覗いて販売物件のところを見てみると、本当に全国津々浦々まで、買取販売しておられます。そして何よりも全て低グロス物件であります。実需の戸建中心ですが、2000万円以上のものは僅かであります。

 確かに地方の地価は下がっているのでしょうが、地方の年収300~400万円の人の住宅ニーズは確実にあるのでしょうね。
 東京はむしろリスク有りとの判断なのでしょう。
 今東京の高グロス価格帯の事業用物件を取り扱っている仲介会社などは大苦戦しています。
 「鯨より鰯」の時代なのでしょう。


インテリガードマン

 昨日、久しぶりにかつて一緒に仕事をした不動産コンサル会社の社長さんにお会いしました。社長さんの会社は不動産ファンドへの物件仲介や証券化やノンリコースローンのアレンジが得意です。

 2年くらい前まで、20人の規模で、信託銀行からの転職組など、エリートが多く集っていて、億単位の仲介やアレンジの仕事をぽんぽんと決めておられました。

 しかし、リーマンショック以降はすっかり仕事がなくなり、エリート集団は約5分の1になってしまったそうです。その社長さんは今、成長が見込まれる、野菜を扱う会社の経営に力を入れられています。
 急激な変化には本当に驚かされます。

 しかし話をいていてもっと驚かされたのは、その社長さんの知り合いの大手都市銀行からリストラされた50くらいのエリートサラリーマンの話です。彼は結局仕事が見つからずコンビニでバイトしたり、ガードマンとして夜制服を着て誘導灯を振っているらしいのですが、ガードマンのバイト仲間の中に、自分と同じような大手証券会社や銀行出身の4~50代のサラリーマンがたくさんいるというのです。

 高学歴ガードマンの大量発生とは大変な世の中になりました。確かに私の知人で、外資系のコンサル会社に勤務していた高給サラリーマンがもう2年近く求職中です。
 ビルの空室が長引くのも頷けるところであります。早く何とか景気を持ち上げなければ、本当にやばい感じです。

 この話を親しい別の不動産会社の社長さんに話たら、社長さんは確かにそうだと賛同された上、面白い話をしてくれました。その話というのが以下のとおりです。
「ある紳士に「最近どうですか。」と聞くと、その紳士が右手を振る仕草をして「これだよ。」と言った。それで「ゴルフ」ですか。と聞き返すと、「いいや、誘導灯だ。」と応えたそうだ。」
 思わず爆笑してしまったのですが、ちょっと怖い話であります。


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