とある放送局の記者さんが訪問されました。目的はこのところ多くなっているという任意売却物件の実態についての取材です。
任意売却物件の市場については、その市場規模などはよく分からないのが実態です。私も、実際は競売に流れてくる物件の種別や量から類推するしかありません。
どういった銀行の担保物件が多いか、とかどういったサービサーが多く扱っているかなどは、何となく弊社に話があるものから類推することぐらいで、あくまで感覚的なお話しかできませんでした。
銀行やサービサーにあたって、どのくらい実態が分かるのかは不明ですが、きっと全体像は掴みきれない気がします。
そもそも、任意売却は一般的には不良化した債権の担保不動産の売却を指しますが、どの程度の不良具合で任意売却というのか線引きが難しいところでもあり、総量はいずれにしろ計り難いでしょう。
こういったマスコミの取材はたまにありますが、いつも思うのは不動産市場はどうも実態が掴みずらいということです。不動産証券化が花開き始めたころ日本でも実取引価格の公開や各種不動産インデックスの整備などを通じて市場の透明化を図ろうという機運が高まりました。
しかし、このところ不動産ファンドバブルの崩壊とともにその機運も衰えた感じがします。結局のところ日本の不動産市場は不透明なまま何も変わっていない感じがします。
むしろこのところ話題の更新料問題など、日本特有のローカルルールについての紛争がおこるなど、混迷が深まっているような気さえします。
日本の不動産はやはりサイエンスには成り得ないのでしょうか。





