ある不動産情報の交換会に参加したときのことです。ある方が千代田区四番町の賃貸マンションを紹介されました。
同じ新築マンションの2部屋でしたが、そのうち1部屋が専有面積190㎡の4LDKでありました。お家賃の方は月額150万円とのことです。
30帖以上のリビングで三方角部屋で素晴らしい物件ですが、いかんせんびっくりするような家賃ですから、どんな方が借りるのかしらと思ってしまいます。
そうしたところ、港区などで高額賃貸物件を多く取り扱っておられる会社の社長さんが、家賃は50万円は高いし、それでもテナントが付くかどうかは分からないとの感想を述べられました。
「今都心の高額賃貸マンションが、特に新築物件の在庫が多いのはよく語られるけれど、それはもう想像以上ですよ。例えばヤフー不動産で千代田区の新築賃貸マンションを検索すると、番町と名が付く物件だけで7~80物件ずらりと出てきますよ。」とのこと。
あとで自分で検索してみて、そのとおりだと実感しました。しかし何でこんな状況になってしまったのか。1つは需要サイドで言えば一番の借り手であった、金融関係などの会社の外人さんがすっかり帰国してしまったことがあります。そしてもう一方で供給面から言えば、一時の不動産ファンドブームによって賃貸物件供給が急激に増加したことでしょう。
先の社長さん曰く今の供給過剰状況は90年代のバブル崩壊時より酷いと語っておられました。歴史と格式の街、番町の悲劇は当分続きそうです。怪談「番町皿屋敷」より怖い話です。





