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利回り何%で住んでいる?

 先日私の長いお取引先の会社の社長さんとお食事をする機会がありました。その社長さんは多くの不動産に投資しておられる大資産家で、賃貸物件のことなどについてはエキスパートです。

 お話が進むと、その社長さんのご自宅の話になりましたが、実はこの社長さんのお住まいは賃貸住宅とのこと。 奥様には「人にたくさん貸しているのに、何で借家住まいなのか!」と言われてしまうそうですが、当該社長さんは、そんな時「そんな余裕はない」と一蹴されるそうで、思わず笑ってしまいました。

 しかし、その話の続きで当該社長さんがおっしゃった言葉が耳に残りました。それは賃貸住宅は「利回り何%で住んで(賃借)しているかがポイントだ。」という言葉です。
 つまり例えば1億円で取引されるようなマンションに仮に30万円で住んだとしたら、360万円÷10000万円で年3.6%で住んでいると考えるわけで、その値が低ければ低いほど良いというわけです。
 私はそこで、改めて「高いものを安く借りることは、安く買ったものを高く貸すのと同じ経済効果」であるのだと再認識した次第であります。

 さて、先日5年毎に行われる「住宅・土地統計調査(08年10月実施)」の速報が発表されました。それによると全国の賃貸・売却用住宅の空家率は20%に達したもようです。
 5件に1件は空家ですので、これはもう完全に借り手優位市場です。といってもこれは全国データですから東京圏などはまだそんなではないでしょうが、若年人口減少の背景考えれば、今後は大都市といえども借り手市場になっていくでしょう。

 こんなご時勢は、借り得物件をゲットして、その分残った自己資金を上手に運用する方が経済の賢人なのかもしれませんね。
 


ゼネコン正念場

 民主党政権になって公共事業の削減が明らかになってきています。また最近少しは新規開発の声が聞こえ始めてきましたが、マンション建築もピークからすれば半減以下となりました。

 建設需要は官需も民需も冷え込んでおります。このような環境ではゼネコンは売り上げを確保するのが大変厳しいところです。
 私の友人は某大手建設会社の営業のトップですが、先日たまたま話したとき、その凄い仕事ぶりに驚かされました。何せ普通にやっていたら予算の半分にも届かない有様のため、新規発注主開拓に全力をあげているとのことでした。
 勤務は朝6時30分に出勤の上、夜はほとんど接待飲食とのことで、体は大丈夫なのか本当に心配です。

 しかし、新規開拓とはいっても建設需要そのものを作り出すというのは容易ではないでしょうから、おそらくは他の会社の仕事を奪うという、一つのパイの争奪戦になっているように思います。
 話を聞くと原価無視で極端に安い請け値で仕事をとっていくゼネコンもあるようで、いよいよもって大変な状況になっているようです。
 長き自民党政権下で、人口増加とともに「土建国家」であった日本は今、正に大転換し、ゼネコン&私の友人は正念場を迎えています。


モラトリアム法の行く末を想像しました

 このところ世の中を騒がせているのが亀井大臣のモラトリアム法案です。中小零細企業だけではなく住宅ローン借入の個人まで全て対象にするとのことです。将来法律がどんどん適用されれば、競売物件も減少するかもしれません・・・でも本当??

いずれにしろ亀井大臣の発言をそのまま鵜呑みにすれば、それはもう驚天動地の話です。なにせ、まじめにやっている会社経営者や個人はみんな3年間借入金を返さんで良いというわけですから。
 僕も私もみんな「自分はまじめです。」宣言をすれば3年間は返済ゼロ!まあ実際のところはそんな無分別には行われないのでしょう。しかし、どうやら何らかの形で法案ができるのは事実のようです。
 そこで、どんな法律になるか私なりに次のように想像してみました。

 おそらくこれから出来る法は借入人の救済がその中心になりますので、会社であれば、売り上げの急激な減少が、例えばリーマンショック以降において顕著であることについて既存の信用保証協会や自治体にお墨付きをもらって、銀行に返済猶予を申し出るような形になるのではないでしょうか。
 現状の政府保証の緊急融資のような流れです。

 一方で個人の方はどうかと言えば、これは会社と違って信用保証協会みたいな機関はありませんからおそらくは自治体が、例えばここ1年でリストラにあったことや、収入の急激な落ち込みを審査して、お墨付きを個人に与え、それをもって当該個人が銀行に返済猶予を申し出る形になるような気がします。

 まあ会社にせよ個人にせよ困窮状況の証明などにはある種のテクニックが必要かもしれません。よってういった事に関するコンサルティングを請け負う業者などが出現する気もします。

 海の向こうアメリカでは、先日の週刊住宅新聞における奥田‘サム‘貞沖さん(カリフォルニアの不動産プレーヤー)の記事によれば、ローン延滞者への詐欺が横行しているとのことです。その詐欺とは銀行に借入条件の変更を交渉するとして前金を掠め取るというものだそうです。
 我が国もモラトリアム法の施行で新たなる詐欺が流行らなければ良いなあと思うところです。
 


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