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昔の名前ちらほら

 東京地裁の競落結果の記録をとり始めて弊社はもう15年以上になります。その間の競落会社の名前の移り変わりは時代を感じ、興味深いところです。

 かつてバブル崩壊後かなり長い間、今は上場企業であるアトリウムさんが、その前社名であるエーアールマネージメントのときから新興競落会社として、まさに絨毯爆撃のように入札されていました。
 また一方、同じ時期民事執行法施行前から競売市場で活躍されていた会社さんの中で、バブル崩壊をくぐり抜けたいくつかの会社さんもそれに負けずに応戦されていました。
 競売市場がもの凄く沸いていた時代です。

 時が経ち競売市場が沈静化し、今から2~3年前までにはそういった競売入札常連さんの姿が消えていきました。昨年は結構最後までマンションに大量入札していたオーディーエスさんの名前もあまり出てこなくなりました。
 代わって昨年後半から新築マンションを扱っていた会社さんなど、新しい名前の会社さんが見え始めてきています。時代の変化を感じます。

 そして、ここ1ヶ月くらいで、またまた変化が見え始めました。それは10年くらい前に活発に入札していた2社くらいが再度登場してきたことです。

 百戦錬磨の兵が今が仕込み時!と考えているのかもしれませんね。


都有の一等地値下げに思う

 東京都が所有する土地を大幅値下げ販売です。
 このところ競売市場でも、マンションより何より、土地に対する入札価格が急激に低下している状況を感じます。

 週刊住宅新聞社に毎週掲載しています、「東京地裁開札トピックス」でも紹介しているのですが、世田谷区内の好立地住宅地でも路線価程度で落札されています。
 たった1年前は路線価の倍でも落札価格としておかしくなかったのですが、本当に急降下です。
 
 このたび東京都の所有地が再度入札により売却になります。4つの更地ですが、昨年秋に入札を受け付けたところ応札が無く、再び値下げして販売することになったものです。
 その中の一つは世田谷区成城8丁目の土地で、約124坪です。3方道路接道なのですが、地形は変形でつぶれた3角形であります。しかしこの地域は容積率も200%あって、建売用地として分割可能で分譲業者にはうってつけ土地かと思います。

 しかし昨年秋19400万円、坪単価156万円強で応札なしです。今回は値下げして14800万円、坪単価120万円弱であります。
 ちなみにこの土地の正面路線価は坪159万円弱です。昨年は路線価以下でも買い手が無く、遂に路線価の約25%引きでの売り出しです。
 まあさすがに今回は売れるように思うのですがどうでしょう。

 いずれにしろこういった最近上昇した高級住宅地の路線価も見直しすべき状況のようです。また同じように固定資産税評価も下げざるを得ないかもしれません。
 土地所有者にとっては固定資産税等が安くなるのは良いでしょうが、銀行の担保評価も切り下げになりますので、またまた融資が出にくくなり、さらなる景気後退を招きそうです。
 土地の値下がりは景気悪化の結果ではありますが、逆に景気悪化の原因にもなりますので、何とか価格が底打ちすればと思います。
 


飲料自販機とビル賃貸市場

 先日飲料メーカーの副部長さんとお話し、そのとき飲料の自販機設置場所の紹介を依頼されました。

  もっともポピュラーな飲料メーカーで、良く見かけるのですが、このところ特別キャンペーンで自販機設置増設に力を入れられているとのことです。
 
 不況の波で、遂に飲料も売り上げダウンなのかというと、実はあまり影響は無いようで、やはり生活必需品は強いもんだと思いました。
 それでも自販機は増設したいとのこと、飽くなき売り上げ成長を目指すところは凄いなぁと感じたのですが、どうも自販機売り上げについては厳しいところもあるようです。それは自販機自体の撤去が増えているからのようです。

 売り上げが良い自販機はやはり人通りが多いようなところでしょうが、どうも結構堅調なのは100人以上の従業員がいるオフィス設置のもののようです。
 確かにオフィスワーカーが社内で取るランチの為の飲み物は必須ですし、ちょっとしたブレイクタイムの飲料もよく購入します。

 ところが、こういったオフィス設置の自販機に対し、この不況でのオフィス縮小移転などの影響で、撤去要請が増加しているとのことです。
 少し前には港区にある大手人材派遣会社がごっそり移転し、かなりの台数が撤去の事態となったようです。そんなこんなで自販機設置場所増設キャンペーンとなったようです。

 ビル賃貸市況は思わぬところにも影響するようです。


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