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上京大学生の住居事情

 先日週刊住宅新聞に地方から東京の大学に通う大学生の住居にかける予算が1~2万円減少しているといった内容の記事がありました。

 そもそもこれまでも大学生の住居の予算は5万円程度でありましたから、1~2万円ダウンですと3万円台になってしまいます。
 3万円台ではかなり狭いか、駅からうんと遠いか、木造で古いか、風呂なしか、いずれにしろ都心近くの立地ではなにかしら「難」がなければお目にかかれないでしょう。
 
 しかし、現下の不況は、とりわけ地方に厳しい状況ですので地方から上京する学生への仕送り額等に大いに影響するようです。
 住居の予算はまず真っ先に削減対象になるというわけです。都心から離れた郊外へ出ればよさそうなものですが、それが例えば学校や都心部に多いバイト先と遠いところであると、交通費などがかかり結果合理的ではありません。それとやはり都会の空気に触れたいこともあってあんまり郊外へ行きたくないということもあるでしょう。

 かつて1930年代の大恐慌のとき、ニューヨークで繁盛したのが安アパートであったとのことです。これからの日本も都会の安い賃貸アパートが流行っちゃうかもしれませんね。


シルバーマンションの公売

 この2月3日の東京国税局の公売では横浜のシルバーマンションが入札対象になっています。所有者が現在も入居使用中ですが、入札者はいるのか・・・

 このシルバーマンションの規約等によれば部屋の使用者は「年齢が55歳以上でかつ健康状態が通常で自立していて共同生活も支障のない者でマンションの運営者が承認したもの」という制約があります。

 そもそもシルバーマンションはお年寄りが自分で余生を過ごすために購入するもので、これを賃貸用などにすることなど想定していないと思われますので、投資目的の入札には馴染みません。
  また、ご自分で使用したい方でも、従前の使用者をそれこそ追い出して、自分が入居するというのはどうにも抵抗があります。よって個人の入札は期待できないでしょう。
 また再販業者もシルバーマンションの中古市場などはまだ存在しないと言っていいくらいなので、普通の物件と違って手は出せないと考えられます。

 結局こういう物件はマンション運営会社が引き取らざるを得ないかもしれません。
 高齢化社会ではこれまでにないこういったものが競売や公売に出てくることが考えられます。

 


ハゲタカ懐かしい

 昨年は東京地裁の競売市場は10年ぶりの競落率ダウンでした。10年前と言えばファンドビジネスが先端的でした。

 2000年を目の前にして、復活しかけた日本経済が再び下降しました。その後2003年りそな銀行への資本注入を境にようやく回復へ向かいました。
 この回復を下支えしたのが、不動産ファンドによる不動産投資の活発化でした。特に「ハゲタカ」と称された外資ファンドの安値での叩き買いは日本国民の神経を逆撫でした感もありましたが、結果として不動産市場の活性化を導きました。

 今不動産市況は急激な下降局面になり、再び我が国はピンチを迎えました。しかし今回は前回と違って「ハゲタカ」の姿が見えません。
 海の向こうで「ハゲタカ」はすっかり痩せて、飛んでくる力はありません。
今巷には、開発頓挫の土地や古ビルそして不動産ファンド向に建てられたビルなどが引き取り手を捜して彷徨っています。
区分の中古マンションなどのように個人が住宅ローンを利用して買える物件は、そうは言っても値段が付きます。しかし、ファンド向け物件などは値を付ける者が不在の状態であります。
 足元を見て叩いて買うにしろ、値段を付けてくれるところがあれば、そこがスタート地点になるのですが・・・  外からのハゲタカが懐かしいところではありますが、ここは一つ国内産で、大いに買いむかえる「鷹」を期待したいところです。


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