l サラリーマン流 不動産投資道場 l ブログトップページ l セミナー l DVD・CDセミナー l 
プロフィール

カテゴリ一覧
スペースレンタル (12)
プロフィール (1)
リンク集 (1)
不動産オークション (9)
不動産市況関連 (100)
不動産投資顧問 (7)
不動産法制 (11)
不動産金融関連 (16)
底地投資 (9)
店舗投資 (2)
税金関連 (5)
競売について (28)
経済情勢一般 (15)

ブログ内の検索



最近の記事

月別の記事

Syndicate this site (XML)
Powered by
Movable Type 5.12



不動産の法人マーケット崩壊

 (財)建設物価調査会がまとめた「第107回民間企業設備投資動向調査」では企業の土地購入費は対前年同期比70.8%の減少になったとのこと。

 しかし7割減とは凄い減り方です。ほとんど企業は不動産を買わないということでしょう。このことは企業が不要と思って売却しようとする不動産も容易に売れないということも意味します。

 昨年まで、不動産流通会社の法人仲介部門は営業成績好調でした。小さな個人向け実需物件の仲介なぞは大した儲けにもならないので注力したのは不動産ファンドをはじめ法人向け営業です。
 しかしここへきて物件はさっぱり動かず、成績がた落ちで、営業マンのリストラが始まっている様子です。

 一方で首都圏の中古マンションの取引数は東日本レインズの集計によれば対前年比ではプラスをここ数ヶ月続けています。法人需要の急激な落ち込みに比して個人マーケットは好調とまではいかなくとも堅調のようです。
 また賃貸市場においても外資系法人などが借り手となるこれまで取引活発であった都心部の高級賃貸マンションが俄然不調になっていますが、一般個人の通常賃貸物件はさほど取引に変化はないようです。
 また投資用不動産市場においても、銀行が不動産投資資金を融資するのは、与信のある個人に対してであることもあり、結局この市場においても主役は個人であります。

 これまで細かくて面倒な個人の仕事を熱心にやらなかった不動産会社も、これから慌てて個人に顔を向けようとするのではないでしょうか。しかしBtoC(エンドユーザー向け)の仕事はいきなり成果をあげにくいものです。
 不動産会社にとってBtoC部門を持ち、それをしっかり維持していくことが経営基盤を確かにすることであることを改めて感じる今日この頃です。
 


団塊の世代と中古ワンルーム

 不動産購入はローン利用が当たり前になっています。しかし、住宅ローンなどが整備されなかった昔
、といっても数十年ほど前は現金で購入するのが普通でした。

 ローンの発達で不動産流通は大幅に拡大しました。そして自住用の不動産のみならず、投資用の不動産に関しても銀行ローンが利用されるようになりました。
 
 さてローンで借りた金は当たり前ですが、返さなければいけません。それも基本的には借りた人が返すわけです。ですから借りる人が生きていられる間が融資期間の上限するのが貸し手側の常識と言えましょう。これは自住用のローンだけではなく、投資用の不動産とて同じです。

 さて団塊の世代のリタイアが本格化してきています。それに伴い退職金の運用を考える方が多くなっています。退職金の一部を年金代わりになる賃貸不動産投資に向けようと考えている方もきっとかなりおられるでしょう。そこで問題なのが購入資金のローンです。
 年齢は60歳を超えていらっしゃるので長期のローンは組みづらい状況です。おそらく大方の不動産投資に対する現金は1~2000万円が標準でしょう。
 ローンを使わずにこの現金予算で不動産投資をするにはと考えると、どうも投資対象は中古のワンルームマンションになるように思います。

 高齢の方でも長期のローンを利用する方法がないでもありません。将来の相続人であるご子息などに連帯保証させることで長い融資を引っ張れます。でも「連帯保証」は抵抗感がありますし、そもそも借金を子供に残したくないと思う方も多いに違いありません。

 あとワンルームマンションは相続税評価額が低いので相続財産の圧縮が図れます。近頃相続税の課税標準を引き下げることが検討されています。現預金などが多い方にはワンルームマンションは相続対策にもなります。
 さらに大家さん気分を味わえるのみならず、入居者の入れ替えなどもあったりしますので、いろいろ考えることも生じてボケ防止に良いかも・・・

 ワンルーム現金買い、団塊の世代に流行るのではと考えている今日この頃であります。
 
 
 


羹に懲りて膾を吹く

 不動産市況は銀行の不動産融資の状況に左右されます。1990年代のバブル経済時代、金融機関は法人の不動産投資資金を盛んに出していました。これに伴い不動産価格は上昇していきました。

 昨年までの都心商業地や高級住宅地を中心とした不動産価格上昇も、不動産会社や不動産ファンドなどの法人への資金提供が強烈にそれを後押ししました。

 しかし、昨年末銀行は一斉にその方針を転換したのです。つまり不動産会社や法人の不動産投資への融資をほぼ停止し始めたのです。
 この動きに多くの不動産会社はついていけませんでした。在庫整理、販売価格の見切り(ロスカット)が遅れて市況悪化に対応できず、前回バブル崩壊と同様に含み損を抱えることになりました。

 銀行は1990年代バブル崩壊時には不動産市況が悪化し始めても、貸し倒れを恐れ、また市況回復を期待し、不動産会社への追加貸しや、関連会社への債権飛ばしを行いました。その結果銀行の負った損害は雪だるま式に膨張していったのです。
 前回の轍は踏まないということでしょう。今回、銀行は素早い融資停止&回収に入っています。たとえ貸し金にロス、つまり貸し倒れが出ようと不良債権に迅速に決着をつける姿勢です。

 この銀行の機敏な対応は、確かに前回の失敗を回避するという意味で理解ができます。が、一方で不動産市況の悪化を後押ししている面も否めません。
 傍から見ているとまさに「羹に懲りて膾を吹く」状態のように思うのですが・・・
いずれにしろバブルの学習効果は銀行においてはしっかりあったようです。
 


l 不動産投資道場TOP l ワイズ不動産投資顧問 l オフィシャルブログ l
Copyright 2004-2005 Fudousantoushi-Dojo All rights reserved.