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ペット可に変更のマンション

 弊社が所有しているマンションの管理組合では、このたびこれまで禁止していたペット飼育を認めるべく管理規約の変更を行う方針です。

 私がマンション販売会社やデベロッパーに勤務していた頃の新築マンションは悉くペット飼育禁止とした管理規約を設定した上で分譲してきました。当時はマンションでペットを飼うことはちょっと非常識という認識だったのです。

 いかし時代は流れ都会のマンションにも少子高齢化の波が押し寄せています。先のペット飼育可への管理規約変更マンションもいよいよ築後20年近くになってきて、この間入居者の家族構成は変化してきました。変化といっても子供の成長と独立、そして入居者の高齢化です。
 そこで子供の代わり(むしろ子供より素直で可愛いかも・・)として家族の一員とも言うべきワンちゃん、ネコちゃんの同居が望まれるというわけです。
 
 またおそらく多くのマンションで、管理規約で禁止されていたとしても、そおっと飼っておられた部屋のオーナーが結構いるのが実情でしょう。
 であれば、いっそのこと規約でペット飼育を認めた上で、使用規則などで、そのペットの範囲を決めたり、共用部分においては床を歩かせないなどのルールをきっちり作って飼い主に守らせた方が現実的かもしれません。

 先のマンションが予定通り規約変更されれば、弊社としてもペット飼育可として賃借人を募集できますので、テナントがグンとつけやすくなり、ラッキーだと思っています。

 


車が売れぬとマンションが高くなる

本日の日経新聞「エコノ探偵団」で自動車販売不振がマンションの高値になる一因になっているという記事が出ていました。「風が吹けば桶屋が儲かる」というわけです。

 車が売れません。新車のみならず中古車も売れないのだそうです。中古車が売れないと廃車する車が減少するようです。確かに中古車を買う人は、それまで乗っていた車が廃車対象になるくらい古い場合が多いのでしょう。

 廃車によって発生するスクラップがマンションの建設材である鉄骨や鉄筋の原料になるのですが、このスクラップの値段が高くなっていることが建設費上昇の原因になっているというわけです。
 マンションは建物価格が全体の価格に占める割合が高いし、戸建より鉄を多く使用しますので建設費の上昇は販売価格に大きな影響を及ぼします。
 そして販売価格上昇は一層の売却率低下を招いています。

 私が不動産業界に身をおいて今年で28年になりますが、この間幾度かのマンション不況がありました。そのたびに売主は値引きやその他の販促手法、たとえば家具付、諸費用サービス、頭金ゼロなどなどを施しました。(ちなみに先週も新聞に折り込まれたマンションの広告チラシに3000円のガソリン券が付いていました。販促活動手法も時代を感じます。)
 そして販促活動の結果在庫が処分が終わり、気がつくとマンションバカ売れの時がやってくるのでした。バカ売れ時代になるとすっかり不況の時のことを忘れるという、そんなことの繰り返しだったように思います。
 結局業界は努力や商品への工夫で不況を乗り切ったというより、時が問題を解決してきた感じでありました。

 さて、今回の不況はこれまでと違う、というかマンション業界にとっては最大のものではないかと思うのです。それは過去と違って人口減少、原価高騰を迎えての不況なので、これまでのように時が解決してくれるとは思えないからです。
 結果としてマンション業界の中心的ビジネスモデル、つまり不動産業者などの情報を得て土地を購入し、新築物件を建てて売るというやり方を見直すきっかけになるような気がします。
 既存マンションのリノベーションや建替え、再開発などを手がけなければ生き残れないのではないでしょうか。マンションデベロッパーは淘汰と変容の時代を迎えたようです。


貸し金業者減少がもたらすものは

 神田の駅の近辺の様子がすっかり変わっています。かつて改札口を降りるとそこにはサラ金の宣伝看板をもったおじ様がたくさん立っておられました。しかしこのところめっきりこのおじ様方をお見かけしません。

 貸し金業者は貸し出し上限金利年20%に引き下げられてからこの2年間で、その数を半減させたとのことです。貸し倒れリスクなどに見合わないビジネスになったということでしょう。

 ですからサラ金のメッカ、神田の駅前にはサラ金宣伝看板を持つおじ様も用なしになってしまったというわけです。駅前の、かつてサラ金業者のオフィスであったペンシルビルにも空き部屋が目立ちます。大手の消費者金融会社はまだ残っていますが、小さい業者の撤退は著しい状況です。

 ビルオーナーとして悩ましいのは、貸し金業者が全部出て行ってくれれば他業種誘致は楽ですが一部でも残っていると、これもなかなか大変です。
 電車の吊り広告もかつてやたらとあったサラ金系のものがすっかり少なくなりました。その代わりやたら目に付くのが、弁護士や司法書士の事務所の債務整理募集広告です。これはサラ金に過去支払った金利のうち過払い分を取り戻す仕事をゲットするのが主たる目的です。

 「お金借りよう!」を叫んでいたのが、今度は「金利取り戻そう!」になるんですから、なんか節操無い感じです。

 神田のビルオーナーもかつてのサラ金オフィスを、債務整理相談を受ける弁護士や司法書士に貸すのはどうでしょう。2階の会社でお金借りて、その後同じビルの3階の事務所で金利を取り戻すことになるわけです。ある種効率が良いような・・・・・
 まぁしかしここまで来ると漫画ですかね。
 


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