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ワンルーム規制強化

 週刊住宅新聞によるとワンルームマンションの規制に関し東京23区のうち6区が新たにワンルーム規制要綱の条例への格上げを検討しているとのこと。これで23区の3分の2が規制対象エリアになるようです。

 ワンルーム規制の内容は住戸の最低面積制限や、管理員の常駐、また駐輪場の設置義務などです。
こういった制限強化は、新築のワンルームマンションの供給を少なくしたり、分譲価格を上昇させることになります。

 江東区などは最低専有面積を25㎡とするようですが、こういった動きは新築ワンルームマンションの供給エリアの都心離れを引き起こしています。販売価格を抑えて、またある程度の利回り(表面4~5%)を確保するには郊外での供給を余儀なくされます。

 こういった新築ワンルームマンションの規制は都心立地の投資用ワンルームマンションの売買の主力を新築から中古へシフトさせています。
 特に新築では供給されにくくなった20㎡未満の物件は今後相対的に価値が高まるかもしれません。団塊の世代の投資先として都心立地でグロスが比較的小さい中古ワンルームは人気を呼びそうです。


コンプライアンス不況

 食品をはじめとした偽装問題が相変わらず世の中を騒がしています。そんな中、円高の進行とともに日経平均も下落を続け景気の先行きに暗雲が立ち込め始めました。

 本日日経新聞を見ていて「コンプライアンス不況」なる文字が目に入りました。この世の中確かに偽装問題が多くそれはそれで困ったものですが、一方で厳格なコンプライアンスを進めると逆に経済活動に制限を与えることがあるでしょう。

 われわれの業界においては1つは建築基準法の改正です。これによって建築確認そのものの取得が大変手間と時間を要するものになり、建築着工に大幅な影響が出ています。この影響ばかりではないでしょうがマンションなどの建設戸数などは2~3割減少する勢いです。

 そして金融商品取引法の施行です。これによって多くの不動産ファンドが存続できなくなってきています。存続できないファンドから大量の売り物件が出現すれば市況悪化は明らかです。
 もう一つは銀行などの金融機関の審査です。不動産融資において検査済証の無い物件は対象から外すなど物件の適法性を重視する方向が強くなりました。これにより多くの物件のファイナンス条件が悪化しています。このことも市況悪化につながっていきそうです。

 更に他の業界でもコンプライアンス関連では気がつくことが多々あります。例えば損害保険なども不払い問題の影響でしょうが、僅か何千円の保険料の保険を申し込むのにやたらと文字数が多い確認書なる書類にウンザリするくらいサインをさせられます。
 中身を読む人は少ないでしょうから、まあ言ってみれば保険会社の金融庁に対するアリバイ作りでしょう。こんなに複雑化したら代理店の経営にも響きそうです。

 法令遵守は大切なことかも知れませんが、ほどほどにしないと我が国は「とても正しい貧しい国」になりかねませんね。
 


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