資格登録者全国で80万人という宅地建物取引主任者。おそらく運転免許を別にすれば日本で一番大人数の職業資格(簿記や英検などの検定関係を除く。)ではないでしょうか。
その宅建試験が今年50年目を迎えるようです。最初に行われたのは昭和33年、36646人が受験して34065人が合格で、合格率93%と、あんまり難しい試験ではありませんでした。(「名前がちゃんと書ければ・・・」などと口の悪い人に陰口を叩かれたようです。)
それが不動産業者の各種事件の影響もあってか、難しくしたことから昭和45年頃から合格率が低下し、30年くらい前から15~20%くらいの合格率の試験になりました。
さてこの宅建試験、これまで延べで何と約640万人が受験していますがその受験人数の推移を見ると面白いことが分かります。
これまで受験人数が飛躍的に伸びた時期が2回ありました。1回は昭和45年~48年で、88514人から173152人となり4年間で一気に2倍近く伸びました。この時期はご存知「日本列島改造論」を挟んだ1億総不動産屋、狂乱地価の時代です。
もう1回は昭和60年~平成2年で、104566人から342111人となって何と6年間で約3.2倍に膨れ上がりました。この時期はご存知バブル経済時代です。このときも「歌う不動産王」や「投げる不動産投資家」が登場するほど不動産に手を染める人が多くなりました。
以上からも宅建試験の受験者数はその時代の不動産市況にリンクしていることが分かります。
ということでここ1~2年の都心ミニバブル現象ともいうべき不動産市況の好転は宅建受験者データから見るとどうでしょうか。
バブル崩壊後宅建受験者は減少し平成13年には165104人となりました。その後盛り返し昨年平成18年は193573人でした。今年はこれもやや上回るという予測のようです。
確かにここ数年受験者数が増加していますので不動産市況好転の証かもしれませんが、過去2回に比べるとその勢いは全然弱い感じです。地価の二極化などを反映してるのでしょうか。
業界の者としてはうんと受験者が増えるほどの活況が嬉しいのですがね・・・







