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二つの老化

 本日あるメルマガの「月夜の遠吠え/村田真のマンション管理編集記
「二つの老い」が迫るマンションの管理を誰が引き受けるのか?」という記事に目を引かれました。
 古いマンションは管理を引き受ける管理会社がいなくなるというのです。

 マンションの「二つの老化」が話題になってきました。二つの老化とは1つはマンションの設備などの老朽化で、もう一つがマンションの入居者の老化です。

 かつて表参道沿いにあった同潤会青山アパートも建物の老朽化が激しく随分以前より建替えが叫ばれていました。関東大震災を受けて作られた歴史建造物ということで保存運動もおきましたが、ついには「表参道ヒルズ」となって生まれ変わりました。

 青山アパートのように抜群の立地であれば建物や入居者が老化したとしても建替えが推進されます。
しかし、例えば多摩ニュータウンのようなところでは老化した入居者の移転費用や建築コストをカバーできるほどの収益を建替えによって得られないように思えます。
 さらに冒頭の記事のように空室が増えていけば管理費も容易に集まらず、ゆくゆくは管理の担い手もなくなりそうです。 

 また人間は確実に老いてゆき、そして老いとともに生活の変化を伴う引越しはしにくくなります。(受け入れる移転先も老人、特に独居老人は敬遠されます。)この面からも老化が進展たマンションの建替えは容易ではありません。

 今後二つの老化が顕著になった、特に団地マンションがある地域は建物の建替えなどが進まないことによりゴーストタウン化し、活気が失われていくことになりましょう。
 こういった地域の不動産は残念ながら投資不適と言わざるを得ません。 


底地落札

 先日とある底地の競売物件について、その底地の借地人さんから入札のコンサルティングを依頼されました。最大の問題はいくらで落札できるかでした。

 私は過去の底地の落札事例や路線価などから入札価格を提案させて頂きました。結果見事落札されたのですが、その落札価格は何と提案させて頂いた金額より5割も高い数字でした。
 しかもその落札価格より10%も低くない2番目の入札があるではありませんか!

 もし私の提案価格で入札していたらぜんぜん取れませんでした。
結果が明らかになってお会いし、「面目ない」旨お伝えしましたが、全ての入札書を拝見しましたところ(落札者は全ての入札書を謄写できます。) 件の2番目の入札者は同じ底地の別の借地人さんでした。私の価格は他に入札した底地業者には何とか勝っていたのですが・・・

 実はご依頼頂いたお客様は他の借地人の入札価格を読んでおられました。いやはや脱帽です。
その上「私の価格提案や私の著書が大変参考になりました。」とおっしゃって頂き何とも有難きことでありました。まずはメデタシメデタシであります。


外国勢すごし

 先だって発表された住信基礎研究所のレポートで、外国の日本の不動産投資や不動産会社への株投資が活発化していることを取り上げていました。

 このレポートを見ると三井不動産などはもうすぐ外国人の持ち株比率が50%になりそうです。財閥系老舗伝統不動産会社が外資系になっちゃうかもしれません。

 先だって北海道に出張してきた折、ニセコ方面にまいりました。そこで見た看板は「FOR SALE]や[NEARY SOLDOUT]といったイングリッシュ表示ばかり。
 ふと見ると青い目の大工さんじゃなくてカーペンターが木を切っておりました。
いったいここは何処なのか・・・・
 そしてここのところ香港などのアジアのお金持ちもどんどん来ているとか。そのうち看板も中国語表記なんかのも登場しそうです。

 外国に買われる日本、ニセコだけでなく都心部の商業地も大取引の買い手の多くは外国勢です。
ついちょっと前は外国を買う日本でありましたが・・・
 大相撲現象が不動産の世界にも起こっています。


反転

 幻冬舎発刊 田中森一著「反転」を読みました。いやはやその内容の凄いこと。本当にここまで書いていいんかしら。と思うような内容です。

 著者はいわゆる「ヤメ検弁護士」、検事、それも凄腕の特捜検事をやっていた人です。検事を退官後、いわゆるバブル紳士や山口組の宅見若頭などの弁護を引き受ける弁護士になりました。
 捕まえる方から 捕まらないようにする方法を指南する役になるわけですから、それだけでややこしい話です。

 著者の人生は波乱万丈、幼いとき貧しく苦労して夜間高校から地方国立大学へ、そして強烈に勉強して司法試験に合格しました。その後検事として活躍され、容疑者を「落とす」こわーい検事さんになったのでした。
 弁護士になってからは、それまでの反動からか、ド派手チックになって、自家用ヘリは持っているは、株で1年で20億円儲けるは、まあとにかく普通の人ではありません。

 しかしバブル紳士の大所とはかなり深く関係していて、それはもう彼らの行動の裏話のオンパレード
政治家の皆様も実名で、危ない方々とのお付き合いを書かれちゃってます。
 そして著者本人も現在訴えられていて、上告中の身であります。もうこうなったら「ヤケノヤンパチヒヤケノナスビ」状態で書きなぐったような本です。

 久々に夢中になって読みました。それにしてもバブルは凄かったですね。


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