プロフィール

1980年
 ・ 慶応義塾大学経済学部卒業
1980年
 ・ 三井不動産販売株式会社勤務 
1985年
 ・ 株式会社リクルートコスモス勤務

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主な著書


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競売不動産の上手な入手法
改訂第9版


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「競売不動産の上手な入手法」


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 公庫付懐かしい

 私が不動産会社に勤務していた頃、新築分譲マンションは「公庫付」での分譲が主流でした。億ション以外ファミリーマンション購入者は金利など有利な条件の公庫融資を使うメリットは大きかったし、逆に公庫融資を利用することが購入条件でもありました。

 公庫付マンションの分譲にあたっては売主は住宅金融公庫に発売の前に所定の届出を行わねばならず、その届出には各住戸の価格と、それに併せて算出された公庫融資額の一覧表が添付されていました。
 そしてこの届出における各住戸の価格はその後販売終了まで原則変更できません。販売方法も登録抽選方式とせねばならず、且つその時期や販売価格などは広告により広く告知する「義務」を売主は負っていました。つまり購入希望者としては購入のスケジュールと住戸毎の販売価格がよく分かる仕組みになっていたのです。

 ところがこのところの新築マンション広告は、販売時期や住戸毎の販売価格がさっぱり掴めないものが跋扈しています。私の家の近くに新築分譲タワーマンションが2物件ありますが、その2物件の広告とも販売価格がよくわかりません。興味があれば電話やインターネットでモデルルームの内見を予約するシステムです。

 マンションの販売担当者はモデルルームを見に来たお客に個別に価格を耳打ちすることになります。
件のタワーマンションの一つは、どうも既に先着販売中のようなのですが、販売事務所に行ったところで
価格表は一切見当たりません。

 かつての公庫付のマンションでは大きな販売価格表を貼り出して、登録や販売済みの住戸のところにカラーピンやバラ飾りをつけていきました。
 時代の移ろいとともにマンションの販売方法も随分と変わっていくものです。しかしこの変化はあまり消費者にとっては歓迎されないものかもしれません。「公庫付懐かし」といったところでしょうか。




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