6月5日東京国税局の公売入札がありました。この日は底地も多く入札対象でした。中でも足立区千住元町では8宅地纏めて入札対象になりました。
開札の結果8宅地のうち4宅地だけに入札があり、4宅地は売れ残りました。売れた4宅地のうち3宅地はおそらく借地権者関係であろうと思います。
ここのところ結構売れ行きの良い底地公売でしたが、今回結構残りました。それはやはり地代に比して見積価格(公売の場合は最低売却価格のことを見積価格といいます。)が高いと判断されたこともありましょう。
ちなみにそのうちの1宅地を紹介すると土地はほぼ整形地の97.87㎡、見積価額は450万円の底地であります。この土地はちゃんと分筆されていますし、建築基準法上の道路にも面しています。
正面路線価から推してこの底地の相続税評価は700万円くらいになります。見積価額は相続税評価額の6割程度の水準でしかありませんが、入札はありませんでした。
それはやはり低い地代に原因があります。この土地の地代は月額16500円です。1坪1月あたり550円強で、これですと固定資産税・都市計画税を差し引くと年収で15万円ほどです。
仮に450万円で落札して、登録免許税(約16万円)不動産取得税(約20万円)を合計した総コスト
約486万円をかけたとするとこの投資は年3%ほどの利回りです。
山の手の方の底地ですと3%ほどでも応札が投資目的で第三者からありますが、やはり下町ですと5%程度は期待されるようです。
国税局も収益還元的アプローチで見積価額を設定することを検討されたらと思うところであります。







