競売不動産のリスクって大抵皆さんが想像することは、変なコワーイ占有者が頑張っちゃってることなどを思い浮かべるでしょう。勿論それもありますが、競売には民事執行法という武器がありますので、手慣れてくるとほとんど何とかなっちゃうものです。(公売不動産は気をつけにゃいけませんが。何かのときに公売については取り上げます。)
ところがこの占有のこと以外で実は落とし穴が結構あるんです。
中でも特に土地付建物の場合、建築基準法もしくは関係条例に違反して建ってる物件が競売になっててもその事実が裁判所の公開資料(事件記録とか三点セットなどと言います。)に記載されていない場合があります。
勿論建蔽率や容積率の基準をオーバーしている場合やちゃんと建築基準法上有効な道路に面していないことなんかは比較的きちんと書かれています。でも例えば例の東横インみたいに後工事で本来やっちゃいけない駐車場を部屋にしちゃった違反などは、書かれてない公算大です。
2月21日の東京地裁の開札物件の中にも、東京都安全条例上本来共同住宅にしちゃいけない土地にしっかり共同住宅が建っているのに、それが裁判所の資料(特に評価書と呼ばれるものに書かれるべきこと。)になんも書いてありませんでした。
結局入札も3本と、人気のある共同住宅にしては少なかったのですが、それでも競落した会社は随分高い金額を入れてました。「気づいてるんかなぁ」ちょっと心配になりました。

