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競売不動産の落とし穴

 競売不動産のリスクって大抵皆さんが想像することは、変なコワーイ占有者が頑張っちゃってることなどを思い浮かべるでしょう。勿論それもありますが、競売には民事執行法という武器がありますので、手慣れてくるとほとんど何とかなっちゃうものです。(公売不動産は気をつけにゃいけませんが。何かのときに公売については取り上げます。)
 ところがこの占有のこと以外で実は落とし穴が結構あるんです。

 中でも特に土地付建物の場合、建築基準法もしくは関係条例に違反して建ってる物件が競売になっててもその事実が裁判所の公開資料(事件記録とか三点セットなどと言います。)に記載されていない場合があります。
 勿論建蔽率や容積率の基準をオーバーしている場合やちゃんと建築基準法上有効な道路に面していないことなんかは比較的きちんと書かれています。でも例えば例の東横インみたいに後工事で本来やっちゃいけない駐車場を部屋にしちゃった違反などは、書かれてない公算大です。
 2月21日の東京地裁の開札物件の中にも、東京都安全条例上本来共同住宅にしちゃいけない土地にしっかり共同住宅が建っているのに、それが裁判所の資料(特に評価書と呼ばれるものに書かれるべきこと。)になんも書いてありませんでした。
 結局入札も3本と、人気のある共同住宅にしては少なかったのですが、それでも競落した会社は随分高い金額を入れてました。「気づいてるんかなぁ」ちょっと心配になりました。


セミナー準備開始で思うこと

 例年2月も後半になると、春に実施する講座の準備が始まります。私が講義させてもらうのは多くは不動産業界団体などが主催する実務セミナーです。大手、準大手の業者団体もあり、中小会社の団体もありです。民間の新聞社の主催のものもありますが、これも受講者の多くは不動産業者さんです。
 さて、今不動産業界は(前回のブログでもちょっと触れましたが)いわゆる「二極化時代」を迎えつつあります。

 全国には13万社を超える不動産会社があり、業界従事者は50万人ほどになります。とても大きな業界なのですが、従業員5人未満の零細会社がその85%を占めています。 そして不動産業界の中で、ほとんどを占めるこの零細業者が今、試練のときを迎えています。

 というのは、まず消費者が大手志向になってきていることです。(耐震偽装問題などが起こればなおさらです。)それと、インターネットの発展です。これによって昔ながらのアパート賃貸管理会社の縄張りがインターネットに強いチェーン店に侵されています。零細業者のフィールドは確実に狭まっているのです。
 特色・得意技が無いと零細不動産会社は仕事ができなくなりつつあるといえるでしょう。

 私の講義する分野は、「競売や公売物件、その他不良債権不動産の取扱い」や「底地・借地」などどちらかというと特殊分野なのですが、中小会社の受講者はとても真剣に聞いてくれます。
 手は抜けません!


一等地高騰

 昨日私が所属する不動産三田会(慶応のOBによる職域同窓会)の月例会がありました。月例会では不動産情報や市況の情報交換が行われます。
 何人かのお話はバブル経済時代を彷彿させるような内容で・・・

 まずは銀座に本社のある不動産鑑定会社の社長さんのお話。「銀座のビルはネット利回り2%台に突入した。」 とのこと。2%は驚きです!もっとも新築ビルだそうですが。
 次に日本橋茅場町のビルオーナー兼賃貸等仲介会社の社長さんのお話。「昨年末友人が50坪ほどの茅場町のオフィスを借りたいというのでそのときあった数件の賃貸情報を渡した。今月になって具体的に賃借の話を進めようと、物件を確認したところ全て契約済みになってしまっていた。今年になって賃貸市場はすっかり貸し手市場になった。」とのこと。空室率の低下は事実のようです。
 最後に大阪のコンサルティング会社社長のお話。「ちょうど1年前御堂筋の土地が坪2000万円の取引があってびっくりしていたら、何とここへきて坪4000万円の事例が出た。」とのこと。
 すごいことになってきたようです。でも一方で千葉県八千代市の不動産会社社長のお話。「うちのビルは空室埋まらず、景気もさっぱり。」とのこと。
 二極化ということなんでしょうね・・・・


マンションの駐車場敷地に入札

 珍しい不動産が公売(税金滞納の強制売却不動産)にはあります。まさに不動産ボロ市です。数日前東京国税局の公売不動産の一つに入札参加しましたが、その対象不動産もまさにレア不動産でした。

 どんな不動産かというと一棟のマンションの駐車場(板橋区にあって駅からは徒歩15分くらいにあります。)です。但し、駐車場だということだけではなくて、この土地はそのマンションが容積率を確保するため、建築基準法上敷地とすべき「地役権」が設定されているのです。つまり半永久的に建物は建てられず、駐車場のみの利用しかできません。すなわち借地権が設定されている「底地」のようなものです。換金性も低かろうかと思いますが、駐車場としては貸しっぱぐれはなさそうです。そこで長期利回り確保不動産確保のため入札参加しました。実質利回り11%確保できそうな金額でビットしました。
 そしてその結果は・・・ なっなんと 私のビット金額の2倍で、不動産業者さんが落札していってしまいました。実質年利6%程度の水準です。
 収益重視で不動産を見る傾向は私の感覚より早く進んでいるのだろうか。などと思ったのでした。 


トランクルーム見学

 弊社の顧問先にコンテナ、トラックターミナル、トランクルームのサブリース会社があります。
 先日そこの会社の社長さんと中央区や台東区のトランクルームを見て回りました。

 その会社さんは、コンテナ、トラックターミナルが取扱いの中心なので、トランクルームは研究課題のようです。私も古ビルを貸していることもあるもので、トランクルームでの運営に興味がありました。
 10箇所くらい見させてもらいましたが、いろいろな形態がありました。中でも驚いたのが「キュラーズ」という外資の会社が運営しているトランクルームで、とりわけ蔵前の駅至近にある施設にはびっくりでした。
とにかく大きい!大きなビルまるまる一棟トランクルームです。きれいな受付もあって近代的雰囲気です。

 こんな施設を見ると、中途半端な企画ではトランクルーム事業はできないなぁと思わされます。


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