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国から底地を買う

 1年ちょっと前ですが墨田区にある作業所兼アパートを競落しました。この物件は借地権付建物でした。地主(底地権者)は国であります。国が底地権者であると借地人はいつでも底地は買い受け申込ができます。どうしようか思案しましたが・・・

 借地権のままですと利回りがとても良いのでしばらくそのまま底地を買わず建物賃貸をしておりました。しかし昨年11月くらいになってファイナンスの関係から底地も買うことにし、買受申込をしました。(価格は路線価から借地権割合を控除した価格が基本です。)

 年明けには売買契約の段取りと聞いていたのになかなか手続きが進まず、どうしたかと思っていた矢先「そちらさんは国に無断で改装工事しましたね。」と言われました。確かに競売物件ですからそのままでは賃貸できないので内外装工事をしましたが、増築も改築もしていません。賃貸契約の条項をみても増改築でなければ承諾はいらないはず・・・先方にそう言ったのですが、「たしかに増改築ではないので承諾必要事項ではないけれど、軽微な工事じゃないんだから届けるなり、相談するなりしてもらわないと。」とのこと

 結局不承不承、始末書なる文書をお国に提出することになり、売買手続きは、しばし延期。いやはや
お国相手じゃしょうがない。


耐震偽装問題の隠れたる被害者は・・

 東京地裁 2月21日開札の対象物件に「グランドステージ」なるマンション名の中古マンションが2戸ありました。平成10年築と平成11年築 どっちも新しいのですが、どうやらローン破綻のようです。

 2つの物件の名前は1つが「グランドステージ千駄木」でもう1つは「グランドステージ初台」です。
 実はこの2つの物件のうちグランドステージ千駄木は、かのヒューザーの分譲物件ではありません。でもここのマンションの所有者はグランドステージの名前が付いてることで、売却するときに何らかしらマイナスを被りそうです。

 グランドステージ初台の方は現ヒューザー(分譲当時は旧社名ハウジングセンター」)の分譲物件であります。よってこちらマンションの所有者は明らかに転売時等に不利でしょう。

 仮に耐震偽装が無くっても、マンションブランドにキズを負ってしましましたので、「グランドステージ」と名が付いてるだけで売るにも貸すにも不利になってしまします。そしてこちらの方はというときっと国の補償とかは無いでしょう。ご所有者は本当にお気の毒です。耐震に問題なければマンション名を変えたいところでしょう。


競売から不動産マーケットを知る

今年私が競売市場を分析した結果、不動産市場で注目する観点は・・・・

 不動産の取引市場は株式などと違って売買価格が
明らかにならないなど、閉鎖的です。
そこへいくと競売市場は購入価格は公表されますし、入札本数
なども分かりますから不動産市場の傾向を知るには好都合です。
つまり不動産ミニマーケットということです。

 前回バカ売れの競売市場状況をご紹介しました。不動産市場
が好調になっていることを反映しています。
そこでさらに昨年の競売の競落傾向を分析してみると、1つの特徴
が分かります。
それはマンションより土地付建物の方がより高く売れているということです。

 競売には売却基準価額という入札にあたって目安となる金額が
示されています。昨年東京地裁では、マンションに対しての競落価格
は平均で売却基準価額の約1.5倍でしたが土地付建物のそれは
約2倍
でした。1昨年はこれほどの差はなかったのですが昨年一気に
格差が生じました。(マンションは1昨年とあまり変わっていません。)

 バブル経済時代は中古マンションの値上がりと品薄が顕著で
ありました。さて本当に今後また本格的資産インフレ時代に突入する
のか・・・これを占う鍵は中古マンションの相場ではないでしょうか。

そんなわけで、私は中古マンションの競落水準をよく見ていきたいと
思っています。


バカ売れの競売

東京地裁では昨年(平成17年)競売不動産の通年売却率は97%ほどでありました。いやはや一般物件もビックリ!マンション販売会社が羨ましがる正に即日完売状態でありました。

 1昨年(平成16年)東京地裁の競売不動産は90%を超える売却率になり、驚かされましたが、何と昨年はさらに7%もアップ!もうこれ以上は売却率は上がらない水準まで到達しちゃいました。今から10年ほど前平成7年ではおおよそ40%でしたからその上昇ぶりは相当なものです。
 物件数は逆にピークだった平成10年(約9000件)の5分の1強である2140件程度に昨年はなりました。いやはや競売物件はやすやす買えない時代であります。


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