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プロフィール

和合実(ペンネーム)1959年大阪生まれ。神戸大学大学院法学研究科修了。
8年ほど国税調査官等として所得税・法人税の調査に従事後、建設会社へ転職し土地活用の提案型営業を行う。
2004年からは、関西で不動産勉強会「トレジャー(宝物)発見勉強会」を立ち上げ、講師を務める。2006年3月に「収益不動産所有の極意」(清文社)を出版。収益不動産のアドバイザーとして活躍中。


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 賢い地主さん

土地の有効利用を考えておられる地主さんがいます。年齢は60代、相続した土地を次の代に移すため、借金をしてマンション建築を考えておられます。

 収支を見せていただくと、土地はゼロで計算して、9%いくかいかないかといったところです。

 私ならこの土地では絶対賃貸マンションを建てません。立地条件が良くないのです。
ですから、

この土地を売却して、収益不動産への買換えをお勧めしましたが、売るわけにはいかないということでした。

 収益物件をいくつか紹介しましたが、自分の土地で建てたい気持ちは変らないようでした。客観的に見て、買換えの方がずっといいと思うのですが、この地主さんには意識の呪縛があって、わかっていても自分の土地を手放す決断ができないのです。

 紹介者の方には申し訳ないのですが、私はこれ以上関わりたくない旨を伝えました。価値観の問題はそう簡単には解決しないからです。

 買換えを積極的にされたある地主さんは、こう言っていました。「先祖伝来の土地を手放しても、また別のところで買うのですから、買ったものを子孫につなぎ、先祖伝来とすればいいのです。」と。

 まさにそのとおりです。時代が変れば、所有する物件が変わってもいいのです。固執することで失敗を招くことにもなりえます。柔軟な発想が失敗を防ぐ手段にもなるといことですね。




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