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賢い地主さん

土地の有効利用を考えておられる地主さんがいます。年齢は60代、相続した土地を次の代に移すため、借金をしてマンション建築を考えておられます。

 収支を見せていただくと、土地はゼロで計算して、9%いくかいかないかといったところです。

 私ならこの土地では絶対賃貸マンションを建てません。立地条件が良くないのです。
ですから、

この土地を売却して、収益不動産への買換えをお勧めしましたが、売るわけにはいかないということでした。

 収益物件をいくつか紹介しましたが、自分の土地で建てたい気持ちは変らないようでした。客観的に見て、買換えの方がずっといいと思うのですが、この地主さんには意識の呪縛があって、わかっていても自分の土地を手放す決断ができないのです。

 紹介者の方には申し訳ないのですが、私はこれ以上関わりたくない旨を伝えました。価値観の問題はそう簡単には解決しないからです。

 買換えを積極的にされたある地主さんは、こう言っていました。「先祖伝来の土地を手放しても、また別のところで買うのですから、買ったものを子孫につなぎ、先祖伝来とすればいいのです。」と。

 まさにそのとおりです。時代が変れば、所有する物件が変わってもいいのです。固執することで失敗を招くことにもなりえます。柔軟な発想が失敗を防ぐ手段にもなるといことですね。


融資特約

売買契約で融資特約をつけることは一般的によくあることです。でも、最近はそれがために、融資が付かず契約解除されることが増えているのです。

 融資基準が変更とされ、

以前のようには簡単にいかなくなっているからです。

 銀行で聞いた話ですが、金融資産が5000万円、年収が1000万円ある会社員でも、希望される融資額がでないケースもあるようです。

 チェック項目は、その人の借入残高や年齢、家族構成等です。単に物件がよくても、属性が融資に影響を与えるのです。

 物件購入をお考えの方は、借入の可否を事前に知ることが、必要かと思います。 和合実


人気物件エリア物件を買うべきか?

人気エリアの駅近物件が求められていますが、本当にそのエリアにある物件を購入することが、いいのかどうか考えさせられることもあります。

人気エリアは競合物件も多く、

家賃の下落傾向と空室率の上昇が不景気になると現れてきます。

 ある人気エリアで続けさまに売り物件が出てきました。現状は95%ぐらいの稼働率ですが、家賃設定が高く感じられます。

 一方、人気エリア外では供給も少なく、競合物件が少ないため、安定的な収入が見込めるという見方もあります。

 どこで物件を求めるにしても、私はその物件のエリア事情を知ることが肝心と思っています。


イヤ~なムードの市況

最近、暗い話ばかりをよく聞きます。昨日も、日本綜合地所が子会社分を含め、負債総額約1970億円を抱え、会社更生法の適用を申請した。

 急成長した不動産企業は、

資金繰りに行き詰まるところが少なくない。今後も破綻する企業が出てきそうという状況は続く。

 不況風でなく、大不況風が来ているようです。それは消費統計にも表れています。たとえば、百貨店の売上や新車販売が激減しています。不動産の市場においても売買契約件数が落ち込んでいます。

 不動産が売れない原因の一つにミスマッチがあると思われます。買側から見ると、現状において買いたい値段にまで下がっていない。売側から見ると、売りたい値段では、客がいないということです。

 そして一番影響を与えているのが、銀行の不動産融資に対する姿勢です。不動産市場では、多くの業者さんは借りたくても貸してもらえないので、買手不在の状況になっているのです。

 不動産市場には停滞感が蔓延しています。不況脱出には、かなりの時間がかかりそうな気配です。 

 でも、そんなことばかり言ってはおれません。「ピンチはチャンス。必ず嵐は去るもの。」でしょう?不況の渦に呑み込まれないように、知恵を絞って乗り切りたいものです。


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