プロフィール

和合実(ペンネーム)1959年大阪生まれ。神戸大学大学院法学研究科修了。
8年ほど国税調査官等として所得税・法人税の調査に従事後、建設会社へ転職し土地活用の提案型営業を行う。
2004年からは、関西で不動産勉強会「トレジャー(宝物)発見勉強会」を立ち上げ、講師を務める。2006年3月に「収益不動産所有の極意」(清文社)を出版。収益不動産のアドバイザーとして活躍中。


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 支払家賃をゼロにする方法

私の高校時代の後輩から質問を受けました。私が不動産に詳しいと聞いて十数年ぶりに連絡してきたのです。

質問の内容は「今賃貸マンションに入っています。家賃は月11.5万円です。家賃を払い続けるのがもったいないので、新築の分譲マンションを購入しようかと検討しているのですが、『金持ち父さん貧乏父さん』には自宅を買うのは負債を作ることで、資産の形成をすることではないと、書いてありました。それでどうしたものかと考えています。先輩、アドバイスいただけませんか?」ということでした。

後輩は不動産を購入した経験はありません。年収は約800万円の給与所得者です。家族構成は夫婦と子供1人です。子供は中学2年生で、できれば転校させたくないという思いを持っています。購入しようとしている新築分譲マンションは3LDK、3600万円です。自己資金1200万円で2400万円のローンを20年組もうとしていました。

そこで私は一つのやり方としてと前置きし、「今の支払家賃をゼロにする方法があるけど興味ある?」と尋ねました。もちろん後輩は興味津々です。声が急に明るくなりました。そこで一例を言いました。以前紹介しました物件のことですが、


4LDK1200万円の収益中古のマンションを購入、家賃10万円/月、自己資金200万円、セカンドハウスローン1000万円、金利2.3%、期間20年、 加えて、
自己用として、中古マンション3LDKを1800万円で購入、自己資金300万円、住宅ローン1500万円、金利1.6%、期間35年とする。諸費用は全額自己資金としても1200万円を新築購入に当てる気であれば、自己用のマンションンを十分なリフォームができるでしょう。
セカンドハウスローンの支払いが月52021円、住宅ローン の支払いが月46666円で、合計98687円です。そうすると家賃が月10万円だからこれで両方のローンが支払えるということだ。

というようなことを説明してあげたのです。もちろん固定資産税や管理費、修繕費等の諸費用はかかってくることや、またこれがベストでもないと話ました。
後輩にとっては自分の思考の中にない発想であったらしく、早速夫婦で協議し、その方向で進めたいとのことでした。でも紹介した収益区分マンションはもうすでに売れてしまいましたし、住まいが、関西エリアではありませんから、考え方を教えただけで、私はそれ以上関与しないことにしました。たぶんいろいろ探しているだろうと思うのですが、後輩にとってこの選択肢が良いのかどうか、私にはわかりません。

発想の転換で気の持ち方が随分変わったらしく、夫婦の会話が増えたということでしたので、そのことだけでもお話した甲斐があったかなと思っています。 

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