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  道楽的チンタイ経営日記
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ローンシュミレーター

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以前、『金利も上がってきたところで…』で金利上昇の損益分岐点(というか金利上昇カーブ)を求めるためのローンシュミレーターについてお話させて頂きましたが、「よくわからん!」という ごもっともな意見を頂戴しました。

そんな訳で、百聞は一見にしかず…ということで、借入金5000万円の例でサンプルを作りました。
宜しかったら使ってみてください。
ある程度エクセルを使えないと厳しいと思いますが、それはご容赦くださいませ。

※ローンシュミレーションはローン選択の考え方を提供するものですから、選択は自己責任でお願い致します。
※当ファイルはフリーでご使用いただけますが、自己の使用目的以外でのご使用は一切お断り致します。
※使いやすいようにアレンジもご自由にどうぞ。
※間違いなどございましたら、お手数ですがこちらにコメントをいただけると幸甚です。


死中に活あり ③

前回までに見えてきた賃貸経営の不安、賃貸住宅の需給アンバランスについてお話をさせていただきました。
今日はもう一つの不安要素、日本の財政問題についてお話をさせて頂きます。

いきなり財政という国家的な問題がなぜ個人の賃貸経営に波及するのかと思いますよね。
ちょっと遠回りですが、こんな理由でじわじわと賃貸経営に影響しそうだと思うのです。

日本の財政問題が個人の賃貸経営に影響する一番手は、金利。
財政赤字は国の借金、つまり日本国債の問題(金融業界で言うところの、JGBプロブレム)です。
国債も平たく言えば借金ですから、誰かが国にお金を貸す(国債を買う)ことによって成立します。では、政府にお金を貸す人は誰でしょうか?
実は、国民の貯蓄が公的年金(などの社会保障)や銀行・郵政公社・保険・企業を通して国債を買い支えています。

一見、海外への依存度も低く安定して見えるのですが、少子高齢化との組み合わせでじわじわと厳しい環境になりそうです。
というのは、先進国の富の蓄積は老後生活費のストックという側面が強く、労働者人口(20~60才)が減り、定年後人口(61才~)の人口が増えるほど国全体の貯蓄率が低下するとの懸念からです。
つまり、貸し手である国民の貯蓄が増えにくくなるのです。

団塊世代の方々が60歳の定年を経て、年金の給付や貯蓄の取り崩しが進むと、国全体としての貯蓄超過がじわじわと貯蓄不足にシフト。増え続ける国の借金と減り続ける貸し手のバランスから長期金利が上昇し続けるというシナリオです。

詳細は「経済危機の読み方(長谷川幸洋著)」や「日本国債の研究(富田俊基著)」などをご参照ください。
ちょっと古い本ですが…。

ではこのシナリオが実現するとしたら、長期金利はどの程度まで上昇するのか?
残念ながら今のところ、説得力ある本や論文は見つかりませんでした。
ただ、70年代を経た80年代前半の米国や80~90年代のイタリアなどの例を考えると、金利は軽く10%を超えそうです。

ちょっと長くなってしまったので、続きは改めて書かせて戴こうと思います。


人口ピラミッド(2020年)


2020年の人口ピラミッド 出展:人口問題研究所
2020年の20歳~34歳人口には団塊ジュニアが外れるため、一気にシングル需要人口が減る。

本文は”死中に活あり”をご参照ください。


人口ピラミッド(2000年)


2000年の人口ピラミッド 出展:人口問題研究所
2000年の20歳~34歳シングル需要期には団塊ジュニアが含まれるため、需要が厚い。

本文は”死中に活あり”をご参照ください。


20~34歳人口の推移

ダウンロードしたファイル

20~34歳人口の推移 : 人口問題研究所のデータより算出

20年先のことを予想するのは難しいですが、人口に関しては比較的確度の高い予想が可能です。全体では2000年~2020年の20年間で約30%の需要人口が減少。都市部はしばらく流入超過が予想されていますが、都市部の人口減も時間の問題だといわれております。

本文は”死中に活あり”をご参照ください。


死中に活あり ②

サラリーマン時代に見えなかった漠然とした不安が、最近は見える様になってきました。
その不安は大きく2つあるのですが、その内の一つ、長期的な需給バランスの崩壊を需要サイドからお話させて頂きました。
今回は供給過剰についてお話させて頂きます。

長期的に過剰供給が続くと思う理由は、現在の大量供給と将来的にもそれが止まりにくいシステムになっていると思うからです。

賃貸住宅は地価の下げ止まりと低金利を背景に過去未曾有の大量供給が続いていますし、一度供給された建物は20~30年間ストックとして部屋を提供し続けます。
賃貸市場においての建物供給は、メーカーにとって製造ラインを追加し続けるのに近い効果があると思います。

さらに恐ろしいのは、それが止まりにくい構造になっていることです。
ここ数年で不動産の証券化などによって、不動産開発者と所有者の分離が進み、所有者のすそ野が広がりました。
つまり、開発者は不動産の長期保有リスクをとることなく開発することができ、個人や地方銀行など幅広い投資家層に出口を求めることが可能になったのです。
長期的な需給バランスを全く考慮することない投資家が増えることによって、闇雲に開発が進むシステムが出来上がってしまいました。
恐らく、投資家の多くが需給のアンバランスに気づくまで止まらないような気がします。

昨年の賃貸住宅フェアでも、空室率の上昇、敷礼金及び賃料の下げは10年来続くだろうという講演者が数名いらっしゃいました。
恐らく、この方向は間違いないのだと思います。移民を受け入れるなどのドラスティックな変化が訪れなければ…

余談ですが、しばらく賃料の平均値は下がらないような気がします。
一見、需給のアンバランスと整合性が無いように思えるのですが、ちゃんと理由があります。

新築で最新設備を備えた広い物件が大量に供給されることによって、賃料の平均値が上昇する効果があるからです。
新築が平均賃料を上昇させ、相対的に中古物件の賃料が低下します。つまり、築年数による賃料の下落率が大きくなりそうなのです。
手元のマーケットデータを用いてチェックしたところ、幾つかの地域でそのような傾向が認められました。恐らく局所的な現象ではなく、地価が下げ止まったと云われている地域共通の現象だと思います。

そのような理由で、差別化が為されていない賃貸物件は年数の経過にともなって厳しい経営を余儀なくされそうに思います。
特に築年数が20年を超えた物件は入居率や賃料の下落を筆頭に、入居者の質低下(滞納率アップ、不良入居者による住環境の悪化)、建物の維持費アップ、集客のための広告費アップ、償却費減少による税負担アップなど収入が減って、経費とリスクが増える(キャッシュフローがマイナスになる)理由がたくさんあります。

かつて、我々も祖父母の代に建てたアパートの末期にマイナスのキャッシュフロー経営を体験しました。
やっと決まった入居者が家賃を支払わないのは当たり前、近所に迷惑をかけたり、家を壊したり、刑務所に入ったり。最後は立退き料として数年分の家賃を支払って出て行ってもらいました…。
確か築30年くらいで行き詰りましたが、今後はもっと早く行き詰る可能性が高くなるのでしょうか?

もっとも、好立地で借入金に依存しない経営ならば問題ないと思いますが。


最後は少し脱線しましたが、後日、2つ目の不安の理由についてお話させていただきますね。


死中に活あり

マンションを建築してから5年、サラリーマンを卒業してから3年が経ちました。
やっつけ経営の理由を忙しさに求めていたサラリーマンの自分に終止符を打ったのは、漠然とした不動産経営の見えざる不安があったからです。

この不安を解消できればとの思いから、一所懸命勉強しました。
その成果は…

”不安が見えるようになった”こと。

その不安は2つ。
一つはシングル系の賃貸市場の長期需給バランスです。

賃貸不動産は個別性が強いマーケットなので、人気のある地域や物件なら周りが空室だらけでも入居希望者の行列が絶えないなど一概に言えないところがあります。
でも、長期的、大局的には需給バランスに収束すると思います。

そこで、15年後の人口を人口問題研究所 (http://www.ipss.go.jp/)のHPで調べると

2000年の20歳~34歳人口  2698.8万人
2010年の20歳~34歳人口  2287.0万人
2020年の20歳~34歳人口  1913.5万人

2000年から2020年で3割近くこの年齢の人口が減るんですね。
もちろん、首都圏など大都市圏は人口流入が続いていますが、全国の若者人口が減ってしまっては今ほどの流入は望むべくもないと思います。
もちろん、新しいシングル世帯(離婚や死別などによる)は増えるようですが、いわゆるワンルーム系住宅にはお住まいにならない層です。

参考に、20歳~34歳人口の推移(グラフ)と2000年及び2020年の人口ピラミッドをエントリーしておきましたので、ご参照ください。

供給についてはまた後日、お話させて頂きます。


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