2005年10月、このタイミングは突然やってきた・・・。
とは言ってもそれまでに、
約15年超不動産マーケットでプレーしてきた経験から、
自らが思い描いた「ビジネスモデル」を設計・構築しし、
種をまき続けた結果であった、と今になれば思うのであるが・・・・。
毎日のルーティンをこなしながら、
沸々と湧き出てくる大企業ならではのビジネスモデルに対する疑問、
これをビジネスモデルに出来ないか・・・
プレゼン資料としてまとめ、投資家へアプローチを試みては、玉砕し・・・
かれこれ、5年の月日が流れただろうか。
そもそも、この「ビジネスモデル」を設計・構築し始めたのは、
約10年いた信託銀行不動産部門から
1回目の転職をおこなったリート組成の会社で働いていた頃からである。
この会社の設立に至るまでの経緯を自分なりに整理してみたいと思う。
現在、リート株はミドルリスクミドルリターンということで株式市場でも
高評価で価格水準も非常に高い状態である。
投資家(株主)は、当然配当を期待して購入するわけであるが、
当初リート組成時にここに大きな疑義を持ったのが始まりであった。
まず第一に「物件」であるが、
当時は各企業とも不動産をオフバランスして身軽になろう
としていた時期であったので、投資法人(リート)へ移しこむ案件の多くは、
親企業のいわゆる「お荷物案件」(全部ではないが・・・)などを
引き受けるなどの役回りを負っていた。
社内では「ゴミ箱」呼ばわりしていた役員なども・・・。
当時物件取得要員としてのポジションにいた私は、
新規案件を引っ張ってきても、関係会社の案件をリートに入れ込むのが優先され、
「こんな利回りの悪いテナントリスクを抱えた案件を、この価格で???」
なんて疑問を持ちつつ、取得のためのドキュメン(契約事務)を行っていた・・・。
こんな案件がすべてではないが、少なくとも日本のリートについてはこういった「しがらみ」によって
組成されているのは現実である。
こんなストラクチャー(投資構成)が、本当に不動産を嗜好する投資家を満足させるのか・・・・
強く疑問を 感じた。
第2に「組織」についてだが、これも当時、不況にあえぐ親会社の「政策」の影響を色濃く受け、
いまだにその流れを踏襲しているリートも多いはずであるが・・・。
とにかく、不動産の「不」の字も知らない親会社の「御役御免」の方々が投資法人の役員として蔓延り、
結果、組織の肥大化が当たり前のようになっていった・・・。
組織構成のバランスが「現場」からの視点では構成されていないから、
案件が増えてもアセットマネージャー(物件の管理運営責任者)は、
増員されず、結果、物件マネジメントは、PM会社(プロパティマネージメント会社)に「丸投げ」外注され、
担当者のスキルは「計数管理」と「稟議の書き方」のみ向上し、
物件管理運営のスキルはさっぱり・・・。
(もちろん、物件のバリューアップを真剣に考え、
日々取り組んでいるアセットマネージャーが存在することは声を大にして言っておく)
◎こんな組織構成が、本当に不動産を嗜好する投資家を満足させるのか・・・・強く疑問を感じた。
上記2つの「強い疑問」から、私には、あるひとつのビジネスモデルがうかんだのである。
「適正人数で適正利潤を追求するための、投資家(オーナー)のためだけのAM会社の設立」
・・・・こうして、このビジネスはスタートした。
現在事務所を新設し、第一ステージである「資金調達」について銀系金融機関、
外資系金融機関と「格闘」している毎日である。
今後、この「格闘ぶり」をリアル?に書き記し、資金調達後の第2ステージ「物件取得&マネジメント」
のレポートもいければと、思う。
以後、宜しく。
