昨年のサブプライムローン問題以降、不動産市況にも変化がありまして、東京都心部を
中心とするここ数年の上昇局面に頭打ち感が出てきました。
都心部の土地に関しては、若干下がっているという傾向も見て取れます。
どうして東京都心部の土地が下がるのかといいますと、ここ数年積極的に購入していた
不動産業者への融資に一部規制が入り、資金が出にくくなっているからです。
では、個人向けの収益物件についてはどうかといいますと、現状では頭打ち感は出てきた
ものの、価格の下落にはいたっておりません(平成20年1月27日現在)。
なぜならば、各銀行とも個人向け融資には積極的な姿勢をしめしていまして、資金が
流れているから、まだまだ買える人の数が多いため、価格の下落にはつながらない
というのが実情です。
最近、ご相談にこられる方の中に、不動産の価格は下がっていますので、もうしばらく待てば
もっと下がる、というようなことを言ってられる方もいらっしゃいます。
確かに今後資金が出にくくなれば価格が下がるということはその通りであります。
但し、裏を返せば、価格が下がるときは、資金が出なくなるときですので、その
タイミングで買えるのかという問題が出てきます。
現金をもっている方、もしくは特別な事情でどんなときでも銀行から融資を引ける方にとっては
今後不動産の下落局面は非常に有利に働きます。しかし、一般の方にとっては不動産の下落
にいたる状況はイコール不動産を購入できないという状況になります。
資金が出なくなる→買い手が少くなる→不動産価格が下がる という相関関係があります。
今現在融資を引ける状況であるならば、可能な限り現時点で融資を引くべきである、というの
が私の考えです。
いずれにしても、調整局面を迎えている現在の相場は非常に面白いといえます。

