一時のREIT全盛期に比べ、ある時点からREITよりも現物の不動産を、という流れがありました。また、近頃はREITの株価も下降気味の状態で利回りは総じて上がっていると言われます。では現物不動産とREITのどちらが良いのでしょうか。
以前、「サラリーマン流不動産投資道場」では不動産コンサルタントの遠藤雅志先生より「リート(REIT)は買いなのか?」と題したレポートをお届けいたしました。
このレポートでは現物不動産とREIT、それぞれの特徴や違いなどを解説していますので、ぜひご参照ください。
その中で、REITが高すぎる、もしくは、REIT自体が高く物件を買いすぎているという事が一時期、言われました。しかしながら、現実には全てのREITがそうではありませんし、一概には言えない事もあります。ポイントは、そのREITが運用している資産に対して、その価格が割高か、割安か、という点です。加えて、そのREITの財務内容が健全か、という点でしょう。この2点を分析することで、そのREIT本来の価値が見極められるわけです。
あるREITの資産状況を見てみると、都内を中心とした人気エリアばかりを集めたレジデンシャルを所有しているものもあれば、商業施設中心のものもあります。ご自身のポートフォリオと照らし合わせて検討していくのも一策でしょう。また、税制面でも現物不動産とは異なりますので、その点も確認しなければならない点です。
さらに、REITを買うことで、株主に対する情報提供が受けられます。そこにはREITが投資家に説明するための情報があるわけですが、マーケットデータや運用状況などの状況も確認できます。こうした情報をご自身の現物不動産への不動産投資に利用することも可能です。
ある程度、不動産投資を進めてきた方にとってREITは若干物足りないと考える方も多いと思いますが、REITも不動産も金融商品であり、その特徴は異なる、という事を理解していけば、様々な利用の仕方があるでしょう。
この「サラリーマン流不動産投資道場」では基本的に現物不動産投資がメインの情報構成になっていますが、現物こそすべてとは思っていません。株にしろ、為替にしろ、先物にしろ、様々な投資対象があるわけですから、それらをうまいバランスで運用する事が大切だからです。不動産が金融商品に近づけば近づくほど、他の投資商品と密接な関係が築かれ、影響を受けるわけです。
不動産投資だけを勉強するのは不動産投資成功の大きなポイントであることは言うまでもありません。一方、逆説的ですが、他の投資商品、また日本経済、世界経済の情報に敏感になることも不動産投資成功の大きなポイントです。
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