こんにちは、竹之内です。
前回は、税金の怖さをしった私が法人成りの検討した話をさせて頂きました。
実際やりました実務について、もうちょっとお話しさせてください。
正直、法人成りの実務はすごくおもしろい作業でした!
意外と簡単な作業ですので、皆さんも司法書士の先生にお願いせずにご自分で
会社作りをされたら如何でしょうか?
多少の時間と勉強は必要ですが…。
前回の通り、シナリオ作成とその検証は済んでいますので作業開始です。
最初は会社設立。
これは必要な書類を登記所に提出して幾つかの手続きを行うだけです。
とはいえ、会社の法律である“定款”を作成するのはちょっとメンドクサイ作業でした。
どんな会社にしたいかという経営デザインを会社の法律たる定款にまとめて、
しかもそれを公証人役場で適法に成立しているか認証して頂く必要があるからです。
一字一句まで全ての書類と文字が全く同じでないと認めてくれませんし…。
でも、会社の名前はどうしようか?資本金は?目的(どんな業務をするか)は?など、
会社の形を考えるのはすごく楽しい作業でした。
将来、会社をどうしたいかをイメージしながらいろいろ考えるのは本当に楽しい作業です。
そして、会社名を決めて、会社の実印ができた時も感動的です。
やるぞ~って、力が湧いてくる感じです。
設立の詳細については、本屋さんで登記手続の本を一冊購入し、
わからないところは登記所へ行って聞けば教えてくれますので難しいことは何も無いです。
ちなみに、私のお薦めは日本法令の「有限会社の登記の手続き 鈴木智旦著」です。
ただ、会社法の改正で有限会社が無くなってしまいましたが…。
会社が設立できたら、次は建物譲渡契約。
これも契約書のフォーマット集を一冊購入し、自分で契約書を作成。
当人同士の売買契約なので、ラクチンです。
契約相手とのトラブルを考えなくてもいいですから。
契約が有効に成立していることを不動産登記の登記官に認めてもらえるレベルであれば
何の問題も無かったです。(収入印紙を忘れずに…。)
そして、最後が建物の所有権移転登記です。
これも、登記所の相談員が(暇そうな時なら)丁寧に教えてくれるので難しい作業ではありません。
書類集めや一字一句まで申請書の文面をチェックされるので、メンドクサクはありますが…。
後は銀行口座の開設や税務署などへの開業届など細々した作業を片付ければ完了です。
会社設立って意外と簡単じゃないですか?
結構おもしろい作業ですし、一度試してみることをお薦めします。
最後に、法人成りを実行してよかった点と悪かった点をお話しますね。
まず、良かった点が2つあります。
一つは節税の効果です。
そしてもう一つは、利益が明確になることによって、戦略的な経営を行うための基礎が
できたことです。
個人経営ですと、人件費と会社の利益は混同されてしまいますし、
不動産の売却による損失も控除されませんから経営がルーズになり勝ちだと思います。
その点、法人ならば複式簿記を用いてそれなりの決算をしますから、
利益額とその構造についてより詳細に把握することができます。
単年度と中長期的な利益のバランス。成長の持続性やリスク。
ROAやROE、デッドエクイティ比率など上場不動産会社と指標を比較することによって、
次の経営課題も浮かび上がってくるところが法人成りの良いところだと思います。
一方、悪い点は
経理の手間が掛かり、その上、コストがかかるところです。
打ち合わせに行ったら旅費精算。伝票を作って、会計ソフトに入力して…。
仕訳けを間違えて修正して…。明らかに作業が増えました。
それと、税理士の先生に顧問をお願いしましたので、そのコストが今までより増えました。
これは、自力で全てできればいいんですが…。
今回のお話はここでです。
次回はいよいよ最終回。脱サラリーマンとその後についてお話させて頂きますね。
では、また。
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