品川の折り返し地点前の15KM通過点では殆ど疲れはありません。
増上寺、泉岳寺といった名所も楽しませてもらいました。
東京を独占させてもらう喜びを感じつつ。
練習で15KMというと疲れがちですが、声援パワーとは凄いものです。
アレドレナリンが出まくっているのでしょう。
そして、銀座に戻ります。
中間地点を超えコースの目玉といわれ浅草・雷門への往復に向かいます。
数箇所で、家族・友人がまっていることになっています。
25KM地点で息子達が雨の中まっててくれました。
妻がおにぎりを渡してくれ、パワー倍増!と思いきや・・・。
だんだん足が重くなり始めました。
救護所で介護を受ける人が目立つようになりました。
9年前のホノルルマラソンの苦い経験が思い出されます。
30KM手前で膝がいたくなり、その後は四苦八苦で走りました。
ペースダウンして5時間弱で何とかゴール。
でも、今回は30KMのレースも参加して距離への対応は出来ているとはずだ!
と自身に言い聞かせ走り続けます。
浅草の雷門前では声援が最も大きく元気をくれます。
その効果なのか、また身体が軽くなりました。
30KMを超え、35KM地点を越えます。
築地~月島~豊洲そしてゴールのある有明まではあと7KM。
しかし、足の膝裏のところがシビれ始めました。
力も思うように入りません。
やっぱり練習以上の結果は出ないものです。
未知の距離に身体が拒絶しているのでしょう。
自身でペースがコントロールできず、とにかく気力で足を前に出している感じです。
36KM付近での佃大橋の上り坂では、走れなくなりそうになりました。
とにかく歩きたくなりましたが、一度、足を緩めると二度とスピードアップできるとは思えず必死に歩かずに坂を上りました。
ここからは気合と根性です。
沿道声援者も少なくなり、自分で自分を励ますしかありません。
40KMの表示板を見たときは、『いける!』と確信し、最後の力を振り絞りペースアップしました。
ビックサイトが見えてきて、周りのランナー達の顔の表情も変わってきているのが分かります。
私も苦しさより、嬉しさがこみ上げてきました。
ゴール地点が見えてきました。
吸い込まれるように、気持ちよくゴール!
自分の時計でのタイムは4時間17分58秒。
35KMあたりでのペースダウンがありましたが、後はほぼキロ6分のペースを持続してゴールすることが出来ました。
9歳も歳をとってのフルマラソン再挑戦でしたが、見事30分以上もタイムを短くすることができました。
もっと嬉しかったのが、当初目標としてた痛みなく歩かずして完走できたことです。
笑ってゴールできるために苦労して練習してきたかいがありました。
感無量です。
この歴史的なイベントに参加させてもらい改めて二つのことを強く感じました。
●努力は結果を作る、逆に言うなら、努力以上の結果は生まれない
●人は多くの人によって生きさせてもらっている
そして、この企画の意義深さは、やってみて始めて分かった結果であり、リスクをとって挑んだ石原都知事の決断は本当に素晴らしいものだったと思います。
行政と市民が、これほどまでに融合されたイベントが今まであったでしょうか。
この東京マラソンによって、東京という街のアイデンティティーが世界に表現でき、街・市民は活気づき、企業は経済効果を得ました。
企業人として、そして時々大家として仕事をしていると、全体的に産業や人間関係など全てが成熟しており、なかなか大きなブレイクスルーを生み出すことができません。
むしろ大きな倦怠感を日本にいると感じている人は少なくないはず。
今回のイベントを企てたアイデアと決断、そして実行力があれば、物事って変わるんだと実感しました。
決して、このような大きな話レベルでなくても、意思と行動力さえもっていれば小さな変革であれば誰でも起こせる可能性はあるのではないかと思わさせてくれたことに感謝したいと思っています。
今回の日記は本当に長くなりました。
これで、たわいもない話しは終わりです。
では、また。
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猪俣淳 さんからのコメント
本当にお疲れ様でした。
高校時代の10kmマラソン大会以来長距離を走っていません。
ブログを読みながら思い出しました、あのさわやかな達成感!
自分の体をいじめなきゃと思いますが、岩盤浴とマッサージに走ってしまうんですよね。
尊敬します。今度、近所を走ってみようかな・・・。
投稿者: 猪俣淳 | 2007年02月24日 20:02