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○洗面所

洗面所と言えば、エロ本だ。
商社のせいか、海外に行くものも多く、日本で手に入らないような本が、やたら出回っており、飽きたら、そこらへんの洗面所に捨てていく。
貴重な本は、あっと言う間に、なくなっていく。
リサイクルである。
トイレに行った後で拾うかなんて悠長なことを言っていたら、戻ってみたら、もう消えている。
竜は、まずは、確保して自分の部屋に持ち帰り、その後で、ゆっくりと、トイレに行く。
そのスタンスを確保したのである。

○トイレ

竜は独身寮の4階に住んでいた。
ある日、竜は飲んで帰って遅くなった夜中の1時頃のこと。
トイレの奥の方で、うめき声が。。。。。。
「助けてくれーーーーーー。」
「出たか。」
竜は、勇気を振り絞って、トイレのドアを開けた!
「ギャー!!」
そこには、青ざめた人影が。。。。。。
何と、後輩ではないか。
聞けば、鍵が壊れていて、出られなくなり、1時間近く、閉じ込められていたとのこと。
そう言えば、竜も、以前、そこに閉じ込められ、無理やり、力づくでこじ開けて、命からがら、脱出したことがあった。
全く、人騒がせなトイレである。

○風呂

前にも、銭湯の話をしたが、竜は、独身寮においても、よく、石鹸、シャンプー・リンスを忘れた。
有る日も、シャンプーを忘れてしまった。
人によっては、風呂場に置きっ放しにしている人もいるのをいいことに、竜は、ちょっと、シャンプーを拝借した。
「プシュ」
「プシュ」
「プシュ」
竜は、人の物だといいことに、いつもはやらない、3プッシュ。
贅沢だ。
「スカッ。。。。。。」
しまった。
無くなってしまった。
これでは、使ったことが見え見えだ。
仕方ないので、竜は、水を入れて、ごまかしておいた。
これが、ホントの「水増し」である。
すると、その後で、仲のいい先輩が入ってきた。
「オフオフ(御風呂のこと)は、気持いいねー!!」
そして、例のシャンプーに手を伸ばす。
「ゲッ?」
「先輩のだったんだ。」
先輩は、一所懸命、髪を洗っている。
「おかしいなー。」
「今日は、シャンプーののりが悪いな―?」
竜は、
「言えやしない。」
「言えやしない。」
と、ほくそえんでいた。
ていうか、笑いをこらえるので、必死だった。


博多駅近物件、入居者の方確定!!

一時は、50物件、満室となったと思いきや、札幌中の島駅近物件、博多駅近物件が、成約に至らず。

おまけに、名古屋駅近物件(亀島)も空室となり、3物件が空室となってしまいました。

しかしながら、今日5月30日(月)、賃貸管理会社さんと連絡が取れたのですが、御蔭様で、博多駅近物件、入居者の方が確定しました!!

その他の物件に関しましては、入居者の方募集中にて、紹介者の方で、見事、成約に至った場合には、賃料1ケ月分の謝礼をさせて頂きます!!

宜しく、御願い致します。

【博多駅近物件】

シュノンソー博多2010. 3.26.JPG

ダウンロードしたファイル


【名古屋駅近(亀島)物件:向こうに見えるは、名古屋駅高層ビル群】

2009.12.19.048.JPG

【名古屋駅近(亀島)物件】

2009.12.19.051.JPG

【ノリタケの森:向こうに見えるは、名古屋駅高層ビル群】

2009.12.19.054.JPG

ダウンロードしたファイル

【札幌:中の島駅物件】

2010年03月26日今年は・・・本日のおすすめ物件は

札幌:中の島キングレジデンス

中の島~1.JPG

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これにて、50戸中、空室物件は、札幌:中の島駅近物件、名古屋駅近物件(亀島)の2物件です。

入居率は、96%、空室率は、4%となります。

入居者情報、宜しく、御願い致します。

見事成約に至った場合には、通常の仲介手数料・広告料以外にも、個人的に、賃貸料1ケ月分、御礼させて頂きます!!


「文は一行目から書かなくていい 検索、コピペ時代の文章術」

今日5月30日(月)、「文は一行目から書かなくていい 検索、コピペ時代の文章術」(藤原智美先生、㈱プレジデント社)、購入しました。

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「電子メディア時代のいま、何をテーマに、どのように書くか。

ノンフィクション作家でもある著者が、プロとして身につけたテクニック。

そのすべてを伝えます。」

芥川賞作家でもある藤原智美先生の著作です。

私も、芥川賞目指して、勉強させて頂きます!!


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○香港・マカオ

竜は、香港・マカオが中国に返還される前にも、訪れた。
香港のタイガーバーム、百万ドルの夜景。
マカオの教会、カジノ。
邱永漢先生も言っておられたが、
「香港が中国化するのではなく、中国が香港化する。」
本当に、そうなりつつある。

○韓国(ソウル)

竜は、1987年末から1988年年始にかけて、友達と、韓国(ソウル)に向かった。
零下10度という寒さだ。
未だ、ソウルオリンピック開催前だったのだが、ハングル語中心で、英語表記も少なく、道もわかりにくかった。
高速道路では、走りながら、自主申告で、コインを投げ入れる。
案内してくれた現地の女性は、親切だった。
個人的に、夜は、御酒に付きあってくれた。
帰国してからも、手紙をくれ、近況を報告し合ったものだ。
その後、1988年9月17日~10月2日、ソウルオリンピックが開催された、

○インドネシア(バリ)

竜は、インドネシア(バリ)の雰囲気が好きだ。
あの神秘的な、雰囲気。
踊り。
あの香り。
竜は、バリで、バンブーダンスに挑戦。
あの速さに着いていけず、竹で、足の指を挟まれてしまった。
又、あの踊りの首と手指の動き。
これは真似ができない。
昔は、良かったが、今は、テロ・暴動も多く、政情不安になってきたのが、残念だ。
ボロブドール遺跡も、不思議な雰囲気を醸し出している。

○アメリカ(ロスアンゼルス・ラスベガス・デスバレー・グランドキャニオン・サンフランシスコ)

竜は、ある年末、友達と、アメリカ(ロスアンゼルス・ラスベガス・デスバレー・グランドキャニオン・サンフランシスコ)も行ったが、結構、楽しかった。
ロスアンゼルスのディズニーランド、ハリウッド。
ラスベガスのカジノ。
特に、デスバレー・グランドキャニオンは、自然の偉大さを感じ、圧巻だった。
グランドキャニオンは、歩いて行くと、数日間かかるというので、セスナに乗っていった。
小さな飛行機で、谷の間をする抜ける。
時々、崖に激突し、落ちるらしい。
結構、スリルがあるが、景色は圧巻である。
サンフランシスコのブリッジ、路面電車。
竜は、サソリの標本を買って帰った。

○オーストラリア(シドニー・メルボルン・パース、ブリスベン・ケアンズ)、

竜は、オーストラリアも、何度か行った。
シドニーでは、オペラハウスで、大統領夫人等のピアノコンサートにも行った。
メルボルン湖の黒鳥。
パースの綺麗な街並み。
ブリスベン動物園でのコアラ・カンガルー等との触れ合い。
ケアンズの熱帯雨林・サンゴ礁のグレートバリアリーフ。
ブーメラン体験。
南が上になっている、南北さかさま地図のTシャツが気にいった。
昔は、白豪主義とかで閉鎖的だった時もあると聞いていたが、現在は、開放的で、おおらかな国である。
オーストラリアにとって、輸出・輸入共に、最大の貿易相手国は、日本である。
関係も深い。
ポロシャツ・半ズボンの出で立ちは、南国ハワイのようでもある。
現地の人と話していて、人生の考え方は、日本のそれとかなり違う。
当時の竜は、勤め先に、24時間365日勤務といった状況だった。
予算業務のピークは、半年毎に、2ケ月間は続くが、毎日、帰宅は午前様。
夜中の3時等といった状況。
家には、風呂に入り、仮眠を取り、着替えるだけの為に帰るようなものだった。
休日の土・日曜日も出勤は、日常茶飯事だ。
1ケ月の残業時間は、100時間。
残業が増えれば、残業代節減の為、いわゆる「偽装管理職」扱いとして、残業代も支払われなくなる。
「偽装管理職」扱いとなると、わずかの「管理職手当」は出るものの、残業代には、全然、及ばない。
又、賞与も保証されず、下限の保証もない。
へたな「偽装管理職」の場合、残業の多い総合職より、安月給になることも、日常茶飯事だ。
「管理職」と言っても、部下も付けられず、管理業務もなく、実質は、担当者なのだが、残業代節減の為、名前だけ、「管理職」とする、いわゆる、「偽装管理職」である。
そもそも、労働基準法でいうところの「管理職」というのは、世間でいうところのオーナー・重役・経営者に近いものを想定しているのである。
「重役出社」という位の、成果主義で、時間にとらわれない勤務形態を想定しているのである。
その割には、始業時間・終了時間には、細かく、遅刻・昼休み・早退・休暇等には、厳しいことを言う。
健康管理の名の下に、「偽装管理職」に出勤簿迄つけさせて管理している企業もある。
これなど、自己矛盾である。
いいとこ取りで、論理一貫性がない。
会社側のお気に入りは、どんどん「お偉いさん」になっていくが、そうでない「お馬鹿さん」は、最初で最後の「昇進?」が、この「偽装管理職」になる時なのである。
さて、竜は、双子が生まれた後等は、9ケ月位、妻と長男・次男は、妻の実家に帰し、別居した位だ。
双子を、一緒に、風呂に入れるには、2人以上の人手がかかる。
しかし、竜が、家に帰れるのは、毎晩、夜中。
風呂に入れられるのは、休日の土・日曜日のみだ。
1週間、風呂にも入れられない状況を、長く、続けるわけにはいかなかった。
今でこそ、世間受けを狙ってか、見せかけ上だけでも、「ワーク・ライフ・バランス」等とかいった言葉が流行っているが、昔は、そういった発想は、全くといっていいほどなかった。
育児・介護等何のその、仕事以外のことなど考えるなという発想だった。
そういった状況を、離すと、
「クレイジー」
と言われてしまった。
「何の為に生きているのか?」
と聞かれてしまった。
オーストラリアもそうだが、普通は、
「生きる為に働く」
しかし、日本では、
「働く為に生きる」
本末転倒なのである。

○シンガポール・マレーシア(ジョールバル、ペナン、ボルネオ/コタキナバル)・タイ(バンコク)・台湾(台北)

竜は、ある年の夏、一度に、シンガポール・マレーシア(ジョホールバル)・タイ(バンコク)・台湾(台北)と、4カ国縦断したこともあった。
シンガポール(マーライオン、タイガーバーム)。
マレーシア(ジョホールバル)。
タイ(バンコク:寺院、水上船)。
台湾(台北:故宮博物館)。
昔、蒋介石は、中国から、いい美術品のほとんどを、台湾に持ってきてしまった。
故宮博物館は、展示物が多過ぎて、季節毎に、展示物が変わる。
従って、季節毎に、4回は行かないと、全展示物は見られない。
一度に4カ国も行くと、決行、慌ただしい。
移動も多いし、ホテルも変わるので、荷物の移動も大変だ。
又、通貨も、言葉も変わるし、出入国手続きもわずらわしい。
年を取ってからは、尚更、一か所にロングステイする方が、楽に感じる竜であった。
ハワイ(ワイキキ)に2週間ロングステイした時等は、結構、落ち着けたものだった。

○マレーシア(ボルネオ/コタキナバル)

竜は、マレーシア(ボルネオ/コタキナバル)にも、足を伸ばした。
コタキナバルから、何も無いでこぼこ道を車で走り、ジャングルの中に入っていく。
夜なので、真っ暗で、何の明かりも無い。
車のヘッドライトのみが、唯一の頼りだ。
ホテルの前は、ビーチ。
ホテルのすぐ裏はジャングル。
野生のオランウータンが、すぐ傍まで、遊びに来たり、餌を求めてやってきている。
今や、オランウータンは、あまり、おらん。
なかなか、見られなくなっているのである。
オランウータンだけでなく、蛇やトラもいるので、あまり、森の中に入っていくのは危険だ。
この時は、竜は、義父母、妻、長男・次男と、一族で行っていたので、あまり、危険は冒せなかった。
竜は、ホテルで、現地の人を紹介してもらって、車で案内してもらうことにした。
英語しか通じないが、リーズナブルな価格で、親切にしてもらった。
「ベリ・ベリ・プア・ビレッジ」にも連れていってくれた。
そこは、海辺の一帯。
フィリピンの方から、船で勝手にやってきて、そこらへんに住みつくのだそうだ。
海岸に、木で橋を作り、その橋の傍に、海上に小屋を作るのだ。
そして、どこからか、勝手に、電気を引いてくる。
海岸に近いほど、上流階級だそうだ。
その上流階級の方の家には、何と、テレビも映っていた。
家の中は、丸見えだ。
家の中には、穴が開いており、海にそのまま、用をたす。
その傍では、犬が下痢をしていた。
竜は、犬の下痢を始めて見た。
その傍では、子供達が、泳いで遊びながら、蟹を取っている。
その蟹等を売って、生活しているのだと言う。
その案内してくれた現地の人ですら、こういった生活はできないという。
彼らは、非常にタフな人達なのだ。
彼は、その後、山の上の方にある自分の家にも連れていってくれた。
水もタダで、引いてくるのだという。
たくましい。
兄弟で、こういったフリーの運転等をして、暮らしているのだという。

○ハワイ

竜は、ハワイも、何度か行った。
竜の出身地の広島の移民が多いのも、何か、親近感を感じる。
又、義母・妻がフラをやっていることからも、親近感を感じるのであろうか。
オアフ島だけでなく、飛行機に乗って、カウアイ島(シダの洞窟等)にも羽を伸ばした。
カメハメハ大王像、ワイキキ動物園、ワイキキ水族館、ハワイアンセンター、真珠湾、牧場。
サンセットクルーズ、潜水艦。
ダイヤモンドヘッドも歩いて、頂上迄登った。
移動は、リムジン。
快適だ。

○グアム

旅行中、台風にもよく会う。
特に、秋の頃はそうである。
竜は、妻、長男・次男とで、グアムに行った時も、台風が来た。
3日間位、台風の為、外出禁止。
いつもホテルのレストランでの食事で飽きてくる。
宅配ピザも取った。
ホテルで、テレビのアニメ等を見て過ごす。
さすがに飽きてきて、3日目、台風が弱くなってきた頃は、タクシーを呼出し、町まで出かけていった。

○サイパン

サイパンの海。
シュノーケリング、水上スキー、パラセール。
大意風の中、竜は、長男・次男と共に、決行した。
それでなくても、裸眼で視力0.1未満。
その上、台風で、視界はほとんどゼロ。
あやうく、沖の外に出そうな直前、現地の人に止められた。
そう、一族(義父母、妻、長男・次男)とで、サイパンに行った時も、台風が来た。
サイパンでは良かったが、帰りの飛行機で、日本上空に来た頃のこと。
飛行機は激しく揺れる。
長男。次男は、おとなしくなり、顔が引きつっている。
成田空港近辺まで来たが、台風がひどく、着陸できない。
仕方なく、上空を旋回すること、約5時間。
何か、眼が回りそうである。
そのうち、燃料が無くなってきたのかどうか知らないが、羽田空港に緊急着陸することになった。
皆、僻地の成田空港よりは、羽田空港の方が、帰って便利である。
しかし、入国手続きができないとかなんとかで、乗客は、羽田では降りることは許されなかった。
結局、羽田空港に止まったまま、又、数時間待たされて、台風が弱まった頃愛を身図って、又、成田空港へ。
17時頃到着予定が、着いたのは、夜中の12時頃。
近所の貧乏学生等は、帰りの電車にも間に合いそうもなく、ホテルに泊まるのも金がかかるし、困っている様子だった。
我々一族は、車で来て、成田空港の傍の駐車場に止めていたが、延長料金を取られそうだった。
航空会社は、何も触れないので、こちらからネゴした。
台風で不可抗力ではあるが、後で、領収証を持ってくれば、延長料金分は、何とか、面倒見てくれそうだった。
幸い、12時ギリギリであり、延長料金も取られずにすんだ。
しかし、くたびれたものだった。
竜は、サイパンには、良く行く。
2005年の8月6日、広島原爆投下の60年後の時も、竜は、サイパンにいた。
原爆搭載した、テニアン島を眼の前に、合掌をした。
その年は、天皇陛下も来られたとのこと。
天皇陛下は、日本から、車毎、飛行機に搭載し、来られたとのこと。
竜達を案内してくれた現地の方が語ってくれた。
竜は、サイパンに行くと、リーバイス店に行って、ジーンズを買ってくる。
足長で体型のいい竜は、欧米人に体格に近く、裾を調整しなくても、そのまま履けるのである。
それにしても、サイパンは、行くたびに、お気に入りの店舗が閉鎖されており、寂しくなってきている。
日本系の飛行機も全て、運航中止となってしまった。
人口は、ピークの半分未満となっているという。
グアムに比べて、サイパンは経済的な地盤沈下が激しく、寂しい限りである。

○東久留米の下宿

ところで、竜は、大学1年生の頃から、西所沢のアパートに住んでいたが、大学4年生の頃、急遽、東久留米の下宿へと引越しをした。
何故ならば、就職活動があったからだ。
竜は、貧乏だったので、電話も引いていなかった。
勿論、当時は、昨今のような、携帯電話等ありはしない。
大家さんも、離れていたし、取り次ぎもしてもらえない。
そこで、電話の取り次ぎをして貰える下宿へと、変えたのだ。
都心にも、少しは、近くなった。
又、気分を一新させる意味もあった。
その下宿では、1日置きではあったが、風呂にも入れて貰えた。
卒業に必要な全単位を3年生迄に取得済みの竜は、大学4年では、法律(商法)のゼミ2つ、英語4つの授業のみを選択。
4月から10月迄は、就職活動。
10月から1ケ月で、東久留米運転免許教習所で、運転免許取得。
11月から1月迄、東久留米の近所で、学習教材箱詰めのアルバイト。
2月3月にかけて、ヨーロッパ卒業旅行。
まー、慌ただしい、1年間だった。
そして、就職が決まって、勤め先の独身寮に入ることが決まった時も、大家さんに気にいってもらえていた竜は、
「良かったら、ずっといていいんだよ。」
と、言って貰えた。
竜は、うれしかった。
今と違って、当時は、貸し手市場。
大家さんは、入居者の回転を良くして、その度に、敷金預り、礼金を貰え、家賃値上げができた時代であった。
今のような、敷金ゼロ、礼金ゼロ、フリーレント、家賃値下げ等、考えられない時代だった。
退去する時、大家さんは、他の入居者2人をも含めて、4人で、就職合格パーティーを開いて下さった。
竜は、後にも先にも、こんなことをして貰えたのは、初めてだった。

○某国営テレビ局受信料

ところで、余談だが、西所沢では、田舎からテレビを持ってきていた。
ある日、突然、某国営テレビ局が訪ねてきた。
「テレビを持っていますか?」
「いやー。」
「貧乏なんで、持っていません。」
と、竜は、何度か、追い返した。
実は、テレビは、奥の方の部屋に置いてあり、戸を閉めておけば、みつかることはなかった。
ところが、ある日、竜は、うっかりと、テレビを付けっ放しで、しかも、戸を開けたまま、出てしまった。
「こんにちは。」
「あれ?」
「テレビ、買われたんですか?」
「あっ。」
「あれですか?」
「最近、田舎から、持ってきたんですよ。」
「でも、僕は、アホなんで、某国営テレビ局のような難しい番組は、見ていませんから。」
「いや―。」
「見ていなくても、テレビを持っているだけで、見られる環境にはあるわけですし、見たか吉祥寺どうかなんてわからないいんで、受信料は頂くことになっているんですよ。」
「そう、法律で決まっているんですよ。」
「いや―。」
「私は法学部ですが、そんな法律、知りませんがねー。」
「私は、認めた覚えもないですし。」
「それに、ここは、電波の状況が悪いんで、某国営テレビ局は、ビリビリで、よく見えないんですよ。」
「あれ?」
「さっきは、見ていないって、言っていませんでしたっけ?」
竜は、色々と、わけのわからないことを言ってはみたが、無理だった。
「まー、取り敢えず、請求書等一式を置いておきますから、支払っておいて下さいね。」
その後、竜は、無視して、引越した。
すると、数ヵ月後、東久留米の方にまで、某国営テレビ局から、手紙が来た。
こんな所にまで、追っかけてくるとは、しつこい。
住民票を追いかけたのか。
竜は、又無視した。
そして、翌4月、勤め先の独身寮に引越しした。
因みに、そこでは、全体でまとめて受信料を支払っており、やっと、解決した。
因みに、竜は、その後は、ちゃんと、支払っている。
しかも、1年分まとめて、前払いだ。
その方が、割引がきくのだ。
更には、某国営テレビ局のモニター、特別モニターまでして、協力した。
ついでに、竜は、民間テレビ局の日本テレビ、テレビ東京のモニターにも協力させて頂いた。
変われば、変わるものである。

○勤め先の独身寮

1982年、竜は、勤め先の独身寮に入った。
広さは、4畳位だろうか。
押し入れは、隣の部屋同士で、御互いに出っぱっている。
物音は、結構、聞こえる。
他の連中の話声、音楽、目覚ましの音、結構、うるさい。
変わった人達が大勢いた。
竜は、遠慮のない方なので、先輩だろうが、うるさい時は、その旨、言いにいって、静かにしてもらった。
毎朝、6時の早い時刻に、目覚ましが鳴り始め、その後、延々と、30分間、慣らし続ける先輩。
周りの者を目覚めさせ、本人は、全く、起きやしない。
それなら、初めから、6時30分に慣らして下さいと言いにいった。
有る夜は、「ウーン」とい怪音が。
それが、毎晩続く。
「UFOの襲来か?」
竜は、不思議だった。
有る夜、その真相が判明した。
何と、隣の先輩の部屋を訪ねた時のこと。
扇風機を竜の部屋との間の壁に据え付けていたのだ。
その振動音だったのだ。
先輩に対して、その扇風機の設置場所を変えてもらった。
その怪音は止んだ。
数年して、後輩達が入ってくると、若いだけに、騒々しく、うるさい。
毎夜、集まって、ドンちゃん騒ぎ等をしている。
竜は、月2階程度、日の出前に起き、日の出と共に、車で、遠出したりしていた。
夏だと、5時頃だ。
そういった日の前の日は、早く寝る。
前もって、うるさそうな部屋の住人の前に張り紙をしておいた。
「明日は、朝早いので、今夜は、静かに願います。」
そういいつつも、竜の部屋には、30センチメートルウーハ(低音部スピーカー)付きのコンポーネントステレオ。
ハードロックで目覚めていたりした。
又、エレキギターも装備していた。
竜も、結構、迷惑をかけていたのかもしれない。
洗面所・トイレ・風呂は、共同だ。


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○中国(中山県、上海・蘇州・杭州・北京)

1989年、竜は、友達と、中国(上海・蘇州・杭州・北京)へ行った。
当時の上海は、未だ未だ田舎で、自転車の洪水。
車の前を自転車が我が者顔で走り、邪魔だった。
万里の長城。
全部あるくわけにはいかないので、取り敢えずは、景色のいい所を歩いてみる。
天安門広場。
中国では、そこかしこで、太極拳の姿が見られる。
中国のトイレは、中に入ると、ドアもなく、大便器だけが、数個、並んでいる。
現地の人は平気なようだ。
でも、慣れない日本人等は、一人づつ入ってするので、大渋滞となってしまう。
トイレといえば、アメリカのトイレ。
下が大きく開いているし、上も低い。
下からも覗けるし、背の高い外人等は、上からも覗ける。
荷物など置こうものなら、引っ張って、盗まれそうだ。
何でも、トイレの中でのレイプ・強盗等の犯罪防止らしいが。
アメリカらしい。
御次は、マレーシア(ペナン)でのインド系のトイレ。
トイレットペーパー等はなく、その代りといっては何だが、左前に、水の入った洗面器が置いてある。
竜は、後で知ったのだが、どうやら、自分の左手で拭いて、洗面器の水で、手を洗うようである。
その為か、インドの人は、右手で手掴みでものを食べるが、左手は、不浄の手として、使わないそうである。
竜は、そういうやり方には機転が回らなかった。
そこで、後ろをみると、なにやら、蛇口が。
何と、こんなところに、ウォシュレットが。
竜は、たまげた。
助かった。
あとで、どんな仕組みになっているのだろうかと、開けてみた。
すると、何と、水道管にホースが繋がれていたのだった。
うーん。
シンプル。
そう言えば、大昔の日本では、綱が張ってあり、そこにおしりをなしりつけて拭くと聞いた。
竜が子供の頃は、新聞紙が置いてあり、それをちぎって、くしゃくしゃにして、拭いたものだ。
御尻は、インクで、真っ黒になるし、結構、痛い。
竜の父、雅夫もそうだが、痔になる者も多かった。
鉛も入りそうである。
その後、少し、時代が経つと、落とし紙という、チリ紙になった。
トイレットペーパー等は、近時である。
今の、ウォシュレット等は、最高である。
トイレの話で、横道にそれてしまった。
ところで、竜は、中国で、現地の人達と、話をしていたが、政府に対する不平・不満が強かった。
その数ケ月後の6月4日、あの天安門事件が起こった。
うーん。
やはり、火種はあったのだった。
フィリピンのアキノ暗殺事件、中国の天安門事件と、タッチの差で、遭遇を免れた竜であった。
そう言えば、竜は、広島から東京に来ていた際、1974年8月30日の丸の内の三菱重工爆破事件の当日も。近所を歩いていたし、1977年2月14日の東京駅毒入りチョコレート事件の日も、東京駅を利用していたのだ。
後で、事件を知って、ビックリしたものだった。
ちょっと、時間と場所のタイミングさえ合えば、巻き込まれかねないのである。


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「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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お次は、イギリス(ロンドン)。
霧の街、ロンドン。
ていうか、雨ばかりだ。
おまけに、電車は、ストで休み。
おまけに、ロンドンブリッジは、休みで閉まっている。
「わざわざ東京から来たんだから、開けてくれ。」
と頼んではみたものの、無理だった。
仕方ないので、外から、見るだけ。
バッキンガム宮殿では、顔色一つ変えない兵隊さんを笑わせようと試みるも、失敗。
マダムタッソー(蝋人形館)では、竜は、ギロチンのトリック写真を作ってもらった。
ビッグベン(時計台)、ウィンブルドン、ソーホー(夜の歓楽街)。
竜は、バーバリーの本店に行って、コートを買った。
日本だと10数万円以上する代物だが、現地では、日本円で6万円程度。
おまけに、日本に帰国後、イギリスの消費税の還付も受けられたので、実質5万円ちょっとに。
いい買い物だった。
ロンドンからは、電車で、足を伸ばして、オックスフォードに。
イギリスでは、発車のベルも鳴らずに、いきなり、電車が動き出した。
どこで降りていいのかもわからず、そこらへんの現地の人に聞いて回った。
街自体が、大学の街といった感じで、竜は、スケールの大きさに圧倒された。
竜にとって初めての海外旅行だったが、意外に気に入り、その後、やみつきになっていく。

○海外旅行

フィリピン(マニラ・セブ)、韓国(ソウル)、シンガポール・マレーシア(ジョールバル、ペナン、ボルネオ/コタキナバル)・タイ(バンコク)・台湾(台北)、中国(中山県、上海・蘇州・杭州・北京)・香港・マカオ、インドネシア(バリ)、
オーストラリア(シドニー・メルボルン・パース、ブリスベン・ケアンズ)、
アメリカ(ロスアンゼルス・ラスベガス・デスバレー・グランドキャニオン・サンフランシスコ)、ハワイ、グアム、サイパン、
色々な所に出かけていった。

○フィリピン(マニラ・セブ)

1983年。
サラリーマン2年目のこと。
同窓生達と、フィリピン(マニラ・セブ)へ行くことに。
予約も終えて、いざというとき。
アキノ暗殺事件勃発!!
マニラは、厳戒態勢に入り、緊張の趣に。
旅行者は、皆、キャンセル。
しかし、竜達は、決行することに。
葬式が終わる迄は、おとなしくしているだろうと踏んだのだ。
暴動に巻き込まれることはないだろうが、帰国が遅れたりという位のことは有り得るかも知れない。
マニラは、ライフルを持った兵隊がうようよしている。
セブ島では、見渡す限り、誰もいない。
正に、貸切の海。
一人占め。
竜達は、楽しんだ。
皆で、沖まで、船で出る。
スキューバの出来る友達達はスキューバ。
スキューバのできない竜達は、シュノーケリング。
魚は綺麗だが、あっという間に流され、すぐに、ボートから離れてしまう。
結構、スリルがある。
フィリピンでは、生水・氷は厳禁。
すぐに、腹をやられる。
竜は、いつも、氷抜きで飲み物を頼んでいたが、ある時、言い忘れてしまい、氷り入りのドリンクがきた。
まあ1回位いいかが命取り。
ちょっと後に、ものすごい下痢が襲ってきた。
日本では経験できないような下痢。
冷や汗と共に、もう水に近い状態だ。
セブ島からマニラに向かう、小さい飛行機の中で、乱気流の中、ストン、ストンと、落ちる時、腹にこたえる。
竜は、マニラの飛行場につくやいなや、トイレに駆け込んだ。
マニラから成田に向かう飛行機の中でも、大変だ。
成田空港に着くと、竜は、自発的に、健康相談コーナーに申告した。
結構、待たされる。
竜は、検便検査をされた。
みんな、くたびれているだろうから、先に帰っていてといっても、心配してくれて、待ってくれている。
竜は、追加の検便グッズを渡され、勤め先の独身寮に戻った。
最終済みの検便を独身寮の管理人さんに預けて置いておくと、成田の方が取りにきてくれた。
竜は、早速、勤めだ。
検査の結果、急性腸炎とのことだった。
コレラ等、伝染病といった大袈裟なモノほどではなかった。
もっとも、竜達は、事前に、コレラも予防接種も済ませて、フィリピンに行っていた。
それにしても、暫く、水状態の下痢が続いた。
しかし、放っておいたら、自然に治った。


「悪の経済学」

今日5月26日(木)、「悪の経済学」(大村大次郎先生、㈱双葉社)、読み終わりました。

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国・企業・個人も貧富の差がどんどん激しくなっていっております。

我々サラリーマンも1社の給料のみに依存していては、倒産・リストラ・減給の昨今にあって、非常にリスクの高い生き方になっております。

「弱肉強食の格差社会を生き抜くための“悪人”のススメ!」

「経営者の“奴隷”にならないための7つの鍵」

「日本で一番のお人好しは“民間のサラリーマン”」

「サラリーマンの奴隷化が進んでいる」

「まずは“愛社精神”を捨てなさい」

「サラリーマンは、いつ会社を辞めてもいい準備を!」

「会社以外の人間関係を築く」

「汎用性のあるスキルを身につける」

「本当に“使える資格”を取る」

「貧富の差を分けるのは“家”だ」

「借金を制するものは人生を制す」

「リストラを阻止しろ!」

「税金は払うものではなく使うもの」

「家賃、住宅ローンを税金で払ってもらう」

相変わらず、大村大次郎先生の本は、建前ではなく、ズバリ、本音で書いてあり、読んでいて、気持がいいですね。

サラリーマン必読の書だと思います。


「サラリーマンの税金をタダにする技術」

今日5月25日(水)、「サラリーマンの税金をタダにする技術」(成海正平先生、㈱ぱる出版)、購入しました。

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サラリーマン大家さんについても、紹介されています。

「身ぐるみはがれるリーマン・サバイバル」

「めんどうなことはしないで所得税を取り戻す 社会保険を安くする」

「「損益通算」とはなにか」

「譲渡所得と不動産所得」

「自宅が事務所の場合の必要経費」

「週末行政書士」

「サラリーマン大家誕生」

「「専従者控除」とはなにか」


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○大学一般教養課程

竜は2年生で一般教養課程を終えた。
大学の一般教養課程を終えていれば、司法試験の一次試験が免除になるのだ。
竜は、司法試験の勉強を一所懸命した。
憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法等だ。
それこそ学校へも行かずに勉強した。
専門課程の法律等は、大学の授業レベルではまだろっこしくて、自分で勉強した方が早かった。民法等、2時間の試験時間だが、1時間でやり終え、遊びに行っていたくらいだった。
それでも、「A」だった。
法律の専門科目と違って、他の一般教養科目に至っては、やる意義を見出せなかった。
そこで、竜は科目を厳選した。
出席重視ではなくレポート・テスト重視のもの、出席重視でも代弁・小便がきくもの、事前に出席用紙を入手可能なもの、費用対効果の割には、「A」が取り易いもの等である。
これらは、囲碁部・司法試験受験クラブ等の先輩から聞き出した。
あとは、真面目な(?)連中に、代弁してもらったり、事前に用意しておいた各色の出席表を出してもらったり、授業のノートをコピーさせてもらったりした。
第2外国語のフランス語等に至っては、更に、やる気も起こらない。
英語すら満足には話せないのに、フランス語等100年早いと思っていたのである。
これ等は、どこかで、日本語訳付きアンチョコ裏本を入手した。
先生の指導用の本だと思われる。
席順に当てられるので、予め、自分の翻訳箇所に目星をつけておく。あまりにスラスラと翻訳するとおかしいので、わざとらしく、時折、躓いたり、違う表現で翻訳するのがコツである。席順に当たってくるので、予め、自分があたりそうな部分の目星をつけておくのだが、これがまた、難しい。
前の奴が急に、
「宿題をやるのを忘れていました。」
とか、
「わかりません。」
等と言うと、突然、対象場所が変わって、頭の中が真っ白になってしまう。
「お前、聞いてなかっただろう。」
「全然違う所を言っているぞ。」
等と言われてしまう。
こんな調子で、フランス語は「D」。
落第点である。
1科目でも落第点があると、一般教養課程は終了せず、司法試験の1次試験免除にならない。勿論、卒業もできない。
竜は、仕方なく、追試に向けて、勉強した。
合格ライン60点のところ、63点だった。
必要最低限でギリギリクリア。
竜は、満足だった。
その後も、訳は、友達にやってもらったりして過ごした。

○司法試験

野球を見に行ったり、ピンクレディー等のコンサートに行ったりもしたが、六法全書を見ながらだった。
しかし、竜は、落っこちた。
あまりにも、難しかった。
竜は、ダラダラ受験し続けて、モラトリアムになるのは厭だったので、資格試験は1回しか受験しないポリシーだった。
勿体なかったと言えるが、司法試験も潔くあきらめた。
竜が持っている資格は、全て、1発合格であるが、この司法試験と、その後受ける司法書士試験は、見事に、落っこちた。

○珠算8級・給料8級

資格試験と言えば、最初に取ったのは、小学生の頃通った「算盤塾」の延長線上でやった珠算8級・給料8級。
次は5級を受験という目前になって、コンピュータ化にあって、算盤の将来性に疑問を持ち、止めてしまった。

○英検2級

続いて、大学入学直後のこと。
授業中に、後ろの奴が、一所懸命何やら書いている。
何かと聞いたら、「英検」だとのこと。
何やらよくわからないが、英語の試験の一種で、「実用英語技能検定試験」というものらしい。何も知らないまま、何の準備もせずに、2級を申し込んでみた。
1次試験はペーパー試験。
何故か、後ろの奴も、友達も落ちたが、竜は受かった。
引き続き、2次試験は、ヒアリング・スピーキング・面接。
たまたま、受験地は、竜の通っている大学であり、落ち着いて受験することができた。
面接の時、「法学部」というのを英語で何と言うのかわからなかった竜は、英語で、
「経済学部・経営学部・商学部・社会学部・文学部・教育学部以外の学部で、そう、法律と政治を勉強しています。」
と、まわりくどい説明をした。
試験管の先生は、笑いながらも、助け舟を出してくれた。
竜は、英語は読み書きだけで、聞く話すは慣れていなかった。
ヒアリングもなかなか、聞き取れなかった。
「パードン?」(もう1回、おっしゃって頂けますか?)
だけは知っていたので、
「パードン?」、
「パードン?」
と、何回も聞き返した。
そして、ゆっくりとながら、しかし、正確に、質問に答えていった。
1枚の英語の長文を数分間見て、それに関して、英語による質問に対して、英語で答えるのだ。最後に、試験管の先生は、英語で、
「これで第2次試験・面接は終わりです。」
「問題用紙を裏返した上で、机の上に置いて、御引き取り下さって結構です。」
というのが、何故かスラット聞き取れたので、問題用紙を裏返した上で、机の上に置いて、御礼を言った上で、引き上げた。
バッチシ、決まった瞬間だった。

○行政書士

その後、竜は、行政書士試験を受けた。
今でこそ、国家試験になり、「カバチタレ」・「特上カバチ2」で有名になり、ピーク時には、合格率が2%台にまでなった難関試験であるが、当時は、都道府県毎の試験で、又、知名度もなく、運転試験場傍の「代書屋」といった程度のイメージしかなく、合格率も40%位はあったであろうか、かなり、易しかった。
強いて言えば、司法書士のように、実務に即した試験というよりは、英語・国語・数学・理科・社会等一般教養的なものが多く、試験範囲が驚くほど広いということだった。
おまけに、論文まであった。

○大学専門課程

竜は、もともと、司法試験用の勉強をしていたこともあって、専門課程の法律の方は楽勝だった。
3年で、全単位を取得し終わった。
時間と金が勿体ないので、3年で卒業させてくれないかと大学側に言ってみたが、それは、不可能とのことだった。
竜の通っていた大学は、卒業論文は任意選択科目の一つに過ぎなかったので、他の選択科目を選び、全て、3年で終了させたのだった。

○奨学金

もっとも、金の方は、国の日本育英会奨学金(特別)、大学の奨学金・学部の奨学金(1名のみ)、民間の奨学金(伊勢丹、守谷商会)等、御世話になっていた。
返すのは一部で無利子でいいもの、返済義務のないものも多かった。
家庭の収入状況、成績、面談等が決めてだが、どうやら、面談が最大の決めてのようだった。支払う学費より、頂く奨学金の方が多い位だった。
特に民間にあっては、親が検事・大手商社のもいたのだ。
又、成績では、竜よりいい者が他に沢山いた。

○就職活動

竜は、3年生の秋から、就職活動をすることにした。
就職部に行った。
どうも話が通じないと思ったら、就職部の先生は、竜のことを4年生だと思っていたらしい。「まだ、4年生の先輩が決まっていないくらいだから、4年生になったら、又、来て。」
と言われて追い返されてしまった。
竜は4年生になるやいなや、就職部に通い始めた。
設備等に御金をかけるメーカーよりも、自分を磨く為にも、人に御金をかける業種から選ぶことにした。
商社、金融機関、保険会社(生命・損害)が該当した。
就職部で先輩を紹介してもらい、ヒアリングを含めて先輩訪問をした。
その数23社、100人を超えた。
大学始まって以来の新記録を樹立した。
その活動記録は、1冊の本になる程度の分量のレポートに纏め上げ、今も、大学に残っている。その伝説は大学に残り、何度か、就職雑誌等に取り上げられた。
ところで、大学の方は、単位は全て終了していたので、4年生の時は、任意科目として、将来も役立ちそうな英語4つと法律(商法)ゼミ2つのみを受講していた。
といっても、先輩訪問で、欠席ばかりだったが。
律儀正しい(?)竜は、商法ゼミの方は、無断欠席はせず、
「先輩訪問の為、欠席させて頂きます。」
という葉書をその都度、先生宛てに出した。
男の先生の方は、
「了解。律儀にありがとう。」
という感じの返事。
一方、女性の先生の方は、
「大学は勉強をするところ。」
「そういうのは理由になりません。」
「都度の連絡は不要。」との由。
対応が異なるものだった。
しかし、結局、両方とも、「A」を貰えた。
先輩訪問の方は、就業員の生の声が聞こえて、大変、勉強になった。
各業界・各社の社風等の違いも肌で感じ取ることができた。
特定の企業に就職してからだと、中々、ライバル会社のこと等、知る機会は少なくなる。
竜は、あまり物おじしない性格だったので、役員クラス人、大手都市銀行の支店長クラスの人に迄電話したりもした。
就職関係、業界関係で出版している人にも電話した。
驚くことに、先輩でもなく、何のゆかりもなく、突然の飛び込み電話にもかかわらず、皆、会って下さった。
ところで、竜は、母親は離婚で不在。父親も途中まで単身出稼ぎで不在、祖父母に育てられたという家庭環境。
その当時の昔であれば、特に金融機関では、就職は困難だった。
履歴書の家族欄でもわかることだし、竜は、正直に言った。
母親はいなくて、実質祖父母に育てられたこと、家は貧乏で、少しの仕送りに、奨学金やアルバイト等で学費・生活費を賄ってきていること等。
すると、ある先輩からは、意外なコメントがかえってきた。
それは決して恥じることじゃない。
家庭環境等はきみのコントロールできることじゃないし、むしろ、そういった逆境下にあっても立派に成長したことは誇りに思っていいんじゃないのかとのことだった。
「目からうろこ」。
そういう見方もあるのかと思ったものだ。
竜は先輩訪問をしては、その後、就職部に行って報告した。
先輩によっては、更に上の先輩に紹介してもらったりもした。
竜の年は、就職の会社訪問解禁は、4年生の10月1日からだった。
しかしながら、ある都市銀行M銀行は、9月中に内々定を出してくれた。
どうやら、銀行なのに、銀行っぽい社風を変えたいようで、敢えて、商社希望の者を採用したのだとのことであった。
10月1日からは、晴れて会社訪問。
商社3社から内定を貰えたが、3番目の会社が第1志望だったところなので、そこに決定。

○運転免許

10月初旬で決定し、暇ができたので、次は、東久留米の下宿の近所の教習所通いをし、約1ケ月間で、11月に運転免許を取得。

○学習用ドリルの箱詰めアルバイト

その後は、ヨーロッパ卒業旅行を目指して、2月迄、アルバイト。
これまた、近所だったが、学習用ドリルの箱詰め作業をする工場だ。
最初の頃は、注文書を元に、それに沿ったドリルを各棚から集める作業だ。
「○年生の国語」、
「○年生の算数」
といいた具合だ。
保管棚も覚えてくると、段々、要領も良くなってくるので、スピードが増していった。
その甲斐もあってか、工場長に呼ばれ、職種グレードアップ。
今度は、箱詰め係りだ。
注文書と現物が合っているかチェックした上で、問題なければ、段ボール箱に入れる。
鎌で、内側から折り目を付けた後、途中から折り曲げて箱詰めする。
前よりは、肉体労働より頭脳労働の比重が増した。
給料は変わらないが。パートのおねえさん(おばさん?)が多い中にあって、竜は、人気者になった。
工場長からも気にいって貰えた。
「次期工場長として迎えるから、商社なんか行かないで、こっちにこいよ。」
等と言って貰えた。
有難かったが、他にもやってみたいこともたくさんあったので、丁重にお断りしておいた。

○卒業旅行(ヨーロッパ)

そして、2・3月は、いよいよ、卒業旅行。
同じR大学の同窓生仲間が20名弱集まり、旅行会社N社とタイアップして、格安のヨーロッパツアー企画を企画したのだ。
行先は、イタリア(ローマ・ミラノ)、スイス(チューリッヒ)、ドイツ(ハイデルベルグ)、オランダ(アムステルダム)、フランス(パリ)、イギリス(ロンドン)。
18日間で30万円位だ。
竜は、一所懸命、学習ドリル箱詰めのアルバイトをしたが、時間切れで、御金が5万円程度足りなかった。
正直に旅行会社N社の担当者の方に話すと、何と、個人的に、借用書も無しに、出世払いで貸してくれた。
竜は、そこまで信用して貰えたことがうれしかった。
後日談だが、竜は、最初の安月給(手取りで9万円程度)が出た時に、真っ先に御礼と共に、お返しした。
因みに、竜は、勤め先では、未だに「出世」していないので、「出世払い」だと、永遠にその時期は来ないであろうが。。。。。。
出発地は成田。
今でこそ、JR成田エキスプレス、京成スカイライナー等があるが、当時は、箱崎から、T・CATというバスに乗り継いで行った。
成田に行く迄で一苦労。
へたな海外よりよっぽど遠い。
後に生まれることとなる竜の三男等は、ハワイに行く前、成田に着くや否や、
「ハワイは広いね!」
等と言っていた。
「ここも一応未だ日本なんだけど。」
ところで、竜は、飛行機は初めて。
「地に足の着いた生活」の好きな竜は、飛行機のような重いものが何故空を飛ぶのか、理解できない。
生まれて初めての飛行機がいきなり、ローマである。
それも、貧乏旅行なので、大周りの南周り。
タイのバンコック経由で、何と25時間もかかる。
北回り(アメリカのアラスカ・アンカレッジ経由)だと15時間程度だろうか。
寝付いたと思ったら、やたらと飯ばかり出てきて、そのたびに起こされる。
さて、ローマ。
R大学同窓生18名に、旅行会社N社のくだんの担当者も添乗員として同行。
行動は、各人でフリー。
竜は、たまたま居合わせた3人で行動することになった。
ローマでは、いきなり、何かのパレード。
いつもやっているのかどうかは知らないが、南国地中海風味で陽気な人達である。
夕食は、イタリアンレストラン。
(イタリアだから当たり前か?)
ところが、メニューはイタリア語。
ウエイターの言葉もイタリア語。さっぱりわからない。
竜は、英語が喋れる人はいるか聞いたところ、一人だけいた。
その人に、イタリア語のメニューを英語訳して貰って、何とか、注文することができた。
イタリアは、もともと、イタリアンスティックやパンが付いており、それだけでも結構、お腹一杯になる。
前菜のスパゲッティーも、日本だと、それだけで1食分だ。
この際、イタリア名物をとばかりに、ピザ、ステーキと続ける。
アフターは、ブラッドオレンジジュース、そして、カプチーノ。
お腹一杯である。
英語の喋れる店員さんとも話が弾んだ。
というか、その人としか、話が通じないので仕方ない。
しかし、英語の「R」の発音は通じにくかった。
日本人にとっては、「R」も「L」も一緒だが、外人にとっては違うらしい。
「Rain」というのがなかなか通じなく、「空から降る水」とか言ってようやく通じる有様だった。
さて翌日のこと。
竜は、ショルダーバックの中に入れておいた、友達から借りていた写真機(カメラ)が無いことに気付いた。
当時、日本製カメラは貴重品だった。
いつの間にか、ショルダーバックを開けられ、中のカメラをすられたらしい。
友達からの借り物だけに、責任を感じた。
又、今まで撮った写真もパーである。
しかし、いくら探しても見つからない。
ひょっとしたらと、前夜行ったレストランも、もう一度探し当て、くだんの英語が喋れる人にも再度会って聞いてみたが、無かった。
保険求償するにせよ、警察の紛失証明書等必要となると、ローマの滞在期間3・4日程度では、手間暇もかかり、勿体なくて、できなかった。
結局、保険等、ほとんど意味がないことがわかった。
ところで、トレビの泉では、もう一度来られることを祈願して、後ろ向きでコインを投げ入れたが、大貧民の竜は、未だに行けていない。
スイス(チューリッヒ)では、水とチョコレートが美味しかった。
ヨーロッパのほとんどの国では、水は硬水で、石が浮かぶ感じで、飲むと、直ぐに尿路結石になりそうであった。
従って、普通は、ミネラルウォーターを買って飲むが、御酒より高い。
スイスでは、更に、ユングフラウ迄行った。
標高3千メートル超まで、電車で登るのだ。
空気が薄い為、はしゃいでいた友達の一部は、気分が悪くなったものもいた。
しかし、地元の原住民らしき者達は、ジーパン姿でスキーをしている者もいる。
柵も無い所であり、落ちたら、真っ逆さまである。
竜も、ある断崖絶壁の所に行ってみたが、金網の下は、何も見えなかった。
怖いが、そこに寝転んで、写真を撮った。
外国の御金については、紙幣は日本円に交換できるが、貨幣はできない。
しかし、スイスフランとドイツマルクは強いので交換できるとのガセネタを信じた竜は、大量のスイスフランとドイツマルクを持帰った。
未だに、箪笥の中で眠っている。
スイスは、湖と山と銀行といったイメージが残っている。
続いて、ドイツ(ハイデルベルグ)は城と哲学の町。
竜達は、他のツアーの一行と仲良くなり、そちらの飲み会にも乱入した。
女性陣とも意気投合。
電話番号の交換もした。
ソーセージとビールも旨かった。
オランダ(アムステルダム)では、夜の飾り窓。
竜達は、見るだけだったが。
フランス(パリ)。エッフェル棟、凱旋門。
夜は、夜中の3時頃迄、ムーランルージュ辺りで夜遊び。
ある夜等は、変なガイジンに誘われ、ぼったくりバーに連れ込まれそうになるも、あやうく、通りすがりの日系の方に助けられた。
その方は、親切にも、翌日、ベルサイユ宮殿に迄、連れていってくれた。


「悪の経済学」

今日5月24日(火)、「悪の経済学」(大村大次郎先生、㈱双葉社)、購入しました。

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「まずは“愛社精神”を捨てなさい」

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「借金を制するものは人生を制す」

「リストラを阻止しろ!」

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「家賃、住宅ローンを税金で払ってもらう」


「ほったらかし不動産投資で月50万円稼ぐ!サラリーマン大家さんでお金持ちになる9つのステップ」

今日5月24日(火)、「ほったらかし不動産投資で月50万円稼ぐ!サラリーマン大家さんでお金持ちになる9つのステップ」(午堂登紀雄先生、ダイヤモンド社)、読み終わりました。

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確かに、時間・労力はあまりかけずに、収益を得るのが理想ですね。

建物管理・清掃・リフォーム、賃貸管理迄自分でやってたら、時間も大変ですし、物件が各地にあれば、そもそも、サラリーマンにはほとんど不可能です。

好きでやるのなら、それは各人の自由ですが、そういった業務は、各地の信頼できる専門業者の方々に業務委託し、自分は、自分ならではの業務に特化した方が効率的かと、私も同感です。

「投資に時間や労力をかけ過ぎるにはもったいない」

「不労所得の仕組みができた本当の理由」

「サラリーマンをやりながら、なぜ、金持ち大家さんになれるのか?」

「区分マンションと一棟物件を組み合わせて買いなさい」

結構、私のポリシーに近いやり方かなと思います。


「男はお金とどうつき合うべきか 「男の器」の広げ方・32のコツ」

今日5月23日(月)、「男はお金とどうつき合うべきか 「男の器」の広げ方・32のコツ」(川北義則先生、大和書房)、読み終わりました。

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不動産についても、言及されています。

「若いうちから家が欲しいなんて思うな」

 「急いで買わなくてもいい六つの理由」

 「自己資金は多ければ多いほどいい」

「「買った方がトク」はほうとうか?」

「「買った方がトク」の根拠」

「「借りた方がトク」の根拠」

「ローンの返済額に見合う賃料で貸せるか」

「資産価値が高い物件は何か」

「何をいちばんの条件に置くか」

男のマネー哲学です。


「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

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○2度目の大学受験

竜は、2度目の大学受験に臨んだ。
W大学、K大学、R大学、M大学、H大学等の6大学、J大学、N大学等を受験した。
N大学の際には、受験当日、行ってみたら、自分の受験番号が無い!
N大学には、色々なキャンパスがあり、どうやら試験会場を間違えたらしい。
大学の方は、竜を、ある教室に連れていってくれた。
竜のように、試験会場を間違えた連中が他にも数人いた。
生き返った竜は、逆に、落ち着いて、受験することができた。
御蔭様で、合格。
竜は、最終的には、R大学法学部法学科に進学することとした。
ここは、法律と政治、両方学べるところが特徴的だった。

○西所沢のアパート

竜は、住まい探しを始めることにした。
たまたま、同じ予備校生寮からR大学に受かった友達と一緒だ。
R大学に近い池袋の不動産屋を訪ねた。
最初に案内されたのは、池袋駅近くの下宿。
部屋のみの間借りで、トイレは共同、バスは銭湯だ。
部屋は栃木県今市だが、池袋駅にも近いし、面倒くさいので、ここでいっかとも思った。
「どう、すんの?」
不動産屋は言う。
今のような、世界恐慌下で、住宅が余っており、借手優位の時代と違って、当時は、貸し手優位の時代。
今でこそ、敷金・礼金ゼロ、仲介手数料ゼロ、フリーレント等が流行っているが、当時は、敷金2ケ月、礼金2ケ月、仲介手数料1ケ月、前払い家賃1ケ月、合計6ケ月かかった時代だ。
不動産屋も強気だ。
「ここにします。」
竜は言った。
友達は、
「おい。」
「こんなところでいいのか?」
イメージを重視する友達は、言った。
「こんなところじゃ、女も連れ込めないぞ。」
と、言いたげだった。
その後間もなく、不動産屋は、事務所に連絡を取る。
「ごめんな。」
「たった今、先約が入ったんだってさ。」
「あー。」
「そうですか。」
「それでは仕方ないですね。」
竜は、
「こんなところでも、あっという間に決まってしまうんだ。」
とあきれる一方、
「ここにしなくて良かったのかも。」
と、逆に、あきらめがつき、内心、ホッとした。
次の物件は、うって変って、逆パターン。
立地は悪いが、環境、イメージ重視。
場所は、西武池袋線西所沢駅から徒歩5分。
池袋まで、40分。
しかし、物件は、新築のアパート。
1LDKだ。
和室6畳、LDK8畳、バス・トイレ・洗面所付きだ。
2人でも住めるような物件だ。
私は、1階の角部屋、友達は、1階の隣の真ん中の部屋を借りることにした。
2人は、敢えて、別の部屋を借りることにした。
勉強、友達(特に女性?)等、御互いにプライバシーも大切にしたかったのだ。
家賃は、月3万6千円。
当時の下宿の家賃は1万円台が多かったので、倍はしただろうか。
ただ、竜は、司法試験の勉強もしたかったので、環境は重視したのだった。
その後、その友達は、W大学にも合格し、結局、W大学の方に行くことにした。
高田馬場の近所なので、所沢から1本で行けるし、そのまま、その物件で決めることとなった。
そう、所沢は、西武池袋線・新宿線がクロスしているので、結構、便利がいいのだ。
池袋行きと新宿行きが逆方向なのには、最初、戸惑ったが。
竜が大学に入った1978年は、丁度、西武ライオンズができた年。
今と違って、開幕13連敗をし、このまま開幕130連敗をする位の勢いの弱いチームだった。
竜は、いつものように、六法全書片手に、西武球場に野球を見に行ったものだ。
他にも、西武遊園地、ユネスコ村等、自然に恵まれたいい所だった。
大家さんは、丘を下ったところで、「山田うどん」をやっていたおばさん。
いつも、竜は、家賃を持参していた。
大家さんは、いつも、
「御苦労さん」
と言っては、いつもアイスクリームや御菓子をくれた。
御互いにコミュニケーションの一つになっていたのだろう。

○奨学金

竜の家は貧乏だってので、仕送りも充分とは言えなかった。
月7万円だが、家賃だけで、半分以上が消えてしまう。
しかし、竜は、司法試験の勉強もあり、あまり、アルバイトにばかり精を出すわけにもいかなかった。
そこで、竜は、毎日、学生科に顔を出して、奨学金の情報を集めた。
国の日本育英会(特別)、大学・学部、民間企業(守谷商会・伊勢丹)、ありとあらゆるものに応募した。
学生科の先生に、
「俺んちよりいい所に住んでるなー。」
等とも言われたものだ。
「いやー。」
「司法試験の勉強に専念したいので、着るものも着ず、食べるものも食べないででも、いい環境だけは確保したかったんです。」
と言っておいた。
竜は、成績は栃木県今市だが、面接受けは良かったようで、ほとんど合格した。
司法試験、その後の活動の抱負等、明確な目標を持っている方が、好感を抱いて頂けるようであった。
トータルすれば、かかった授業料以上に、貰えた奨学金の方が多かった。

○D銀行各支店のビル清掃

竜は、友達と、アルバイトをすることにした。
D銀行各支店のビルの清掃だ。
土曜日夕方3時過ぎ頃から、D銀行各支店のビルの清掃に行くのだ。
当時は、金融機関は、土曜日勤務だったので、未だ、一部行員も残っていたものだ。
(竜が、金融機関を志望しなかった理由の一つ。)
まづは、椅子を全て、机の上に上げる。
そして、拭き掃除。
これは、拭き掃除機、モップを使い分ける。
竜は、モップ担当。
モップの両面を均等に使い、効果的に清掃をしていく。
最後は、椅子を戻して終わり。
1日4千円を貰えるのだが、早ければ、2時間で終了する。
当時時給平均500円位の頃だから、結構、美味しいアルバイトだった。
あまり格好のいいアルバイトではないが、こういうところに美味しい仕事というのはあるもんだということを、竜は知った。
又、今でこそ、セキュリティは厳しいが、当時は、ほとんどそういった発想そのものもなく、アルバイトでも平気で、銀行内に出入りしていたのだった。

○更新料

2年経過しそうなころのある日、仲介の不動産会社からの手紙。
更新料として、1ケ月分かかるとのこと。
1ケ月分といえば、3万6千円。
大貧民の竜には、大変だ。
そもそも、なんで、1ケ月分もかかるのか解せない。
竜は、六法全書を調べましたが、根拠がはっきりしない。
次に、判例を調べた。
やはり、根拠に乏しいようで、各地の習慣程度のもののようだ。
仮に、払わなくても、信義誠実違反には該当せず、入居者は、借家法で保護されており、追い出されることもないことも確認した。
借家法では、大家は、自分が住むところが他に無い等、正当な理由がある場合に限り、6ケ月以上前の告知により、賃貸借契約を解除できるに過ぎない、つまり、ほとんどの場合、賃貸借契約解除はできないのだ。
竜は、大家さんの所へ、相談に行った。
お金がない事象も含めて、又、通常の解釈も含めて。
大家さんの方も、特に深い大意があるわけではなく、仲介の不動産会社に任せているようだった。
不動産会社の方さえ問題なければ、大家さんの方は、特にこだわっていないようだった。
そこで、仲介の不動産会社に相談。
又又、お金がない事象も含めて、又、通常の解釈も含めて。
不動産会社の方も、竜の話を了解してくれた。
但し、不動産会社の手数料として、5千円だけは、支払って欲しい由。
竜は、了解した。
竜は、自らの身の回りの話について、自ら、法的な問題につき、自分で調べた始まりだった。
やはり、自分なりに、調べることの大切さを知った竜だった。

○家庭教師

竜は、友達の親戚の中学生の家庭教師を引き受けることになった。
英語と数学。
英語は優しかったが、数学は、結構難しい。
高校数学のやり方で解くと、
「先生、その方法、習っていません。」
等と、よくなった。
その場合、高校で習う公式は使えず、公式そのものをも説明したり、別の、原始的な解法を使わざるを得ない。
その場合、問題を持ち帰ることもあった。
毎週1回2時間位かけて、実施。
同じ沿線の最寄り駅からバスで、自宅へ向かった。
月1万円と、気持だけ頂ければ充分だったのだが、毎回、行くと、御茶・ケーキを出して下さり、終わったら、一緒に、夕食を出して下さった。
そして、御主人が早めに帰宅して下さり、竜のアパートまで、車で送って下さった。
夏休み等では、姉妹2人で、竜のアパートにまで、勉強に来ることもあった。
教えるということは、教える側にとっても、自分の整理にもなるし、勉強になるということを知った竜であった。
その後、竜は、社会人になった後、リスクマネジメント、ITシステム監査・情報セキュリティ・個人情報保護等、そして、プライベートでも、不動産経営等に関して、説明会を実施するようになるが、思えば、これが、教育・啓蒙の走りであった。


「ほったらかし不動産投資で月50万円稼ぐ!サラリーマン大家さんでお金持ちになる9つのステップ」

今日5月21日(土)、amazonに注文していた、「ほったらかし不動産投資で月50万円稼ぐ!サラリーマン大家さんでお金持ちになる9つのステップ」(午堂登紀雄先生、ダイヤモンド社)、届きました。

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確かに、時間・労力はあまりかけずに、収益を得るのが理想ですね。

建物管理・清掃・リフォーム、賃貸管理迄自分でやってたら、時間も大変ですし、物件が各地にあれば、そもそも、サラリーマンにはほとんど不可能です。

好きでやるのなら、それは各人の自由ですが、そういった業務は、各地の信頼できる専門業者の方々に業務委託し、自分は、自分ならではの業務に特化した方が効率的かと、私も同感です。

「投資に時間や労力をかけ過ぎるにはもったいない」

「不労所得の仕組みができた本当の理由」

「サラリーマンをやりながら、なぜ、金持ち大家さんになれるのか?」

「区分マンションと一棟物件を組み合わせて買いなさい」



「決定版!大家さんのためのアパ・マン経営の満額融資完全マニュアル」

今日5月21日(土)、amazonに注文していた、「決定版!大家さんのためのアパ・マン経営の満額融資完全マニュアル」(小川武男先生、㈱すばる舎)、届きました。

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銀行融資の受け方、借入金活用のメリット・デメリット等が、うまくまとめられていると思います。

アパ・マン経営で銀行融資を受けるメリット

① 自己資金では買えない不動産を買うことができる
② 資産形成のスピードが上がる
③ 他人のお金で不動産を購入できる
④ 入居者が借入金を返済してくれる
⑤ 支払利息を経費にすることができる
⑥ 相続税対策になる
⑦ 会社員・公務員は信用力を利用できる

アパ・マン経営で銀行融資を受けるデメリット

① 入居者減少で家賃だけでは返済できないことがある
② 金利上昇により融資返済額が増加する
③ 融資を完済しないと不動産を売却できない
④ 返済が滞ると最悪、破産に追い込まれる可能性もある


木場公園テニス

今日5月21日(土)は、猛暑の中、木場公園でテニスです!!!!!!

【木場:イトーヨーカドー】

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【木場公園から見る東京スカイツリー】

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2011. 5.21.010.JPG

【木場公園テニス】

2011. 5.21.011.JPG

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「N0.1理論【お金儲け篇】」

昨日5月20日(金)、「N0.1理論【お金儲け篇】」(西田文朗先生、㈱三笠書房)、読み終わりました。

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私も、もっと稼ぐ力をつけて、一刻も早く、大貧民から脱出したいものです。

「「もっと稼ぐ力をつける」法」

「1冊で、「生涯収入」に大きな差がつく!」

たまには、抽象的なマネー哲学もいいですね。


「30歳までに「一生モノの資産」を築く投資術」

昨日5月18日(水)、「30歳までに「一生モノの資産」を築く投資術」(堀野航太郎先生・堀野陽先生、㈱ぱる出版)、読み終わりました。

「[カネなし][コネなし][知識なし]から最短で「アーリーリタイア」を実現する方法」

「平凡サラリーマンが28歳で月家賃収入70万、資産8000万を築いた秘密を大公開!」

「【知識】【人脈】【お金】にレバレッジを効かせて、3年で「経済的自由」を手に入れた仕組みとは?」

「不動産投資で成功する秘訣は「三つの公式」に注意するだけ!」

「小さく始めて「加速度的」に資産を増やすステップアップ術。」

「現在、サラリーマンだけをやっていることほど危険なことはない」

倒産・リストラ・減給の嵐の中にあって、同感です。

区分所有のメリット

①小資金で始められる

②管理・修繕の手間がかからない

③地域を分散して区分所有を持っていれば、地震などの天災が起きたとしてもリスク分散が可能

④換金性が一棟マンションに比べて高い

区分所有マンションのデメリット

①規模が小さい分お小遣い程度のキャッシュフローしか得られない

②空室リスクが高い

③管理費・修繕積立金などの経費が高い

④資産が増えるのに時間がかかる

論理的にうまくまとめられていると思います。


「30歳までに「一生モノの資産」を築く投資術」

今日5月16日、amazonに注文していた、「30歳までに「一生モノの資産」を築く投資術」(堀野航太郎先生・堀野陽先生、㈱ぱる出版)、何と、2冊も届きました。

又、ダブル発注した模様です。。。。。。

「[カネなし][コネなし][知識なし]から最短で「アーリーリタイア」を実現する方法」

「平凡サラリーマンが28歳で月家賃収入70万、資産8000万を築いた秘密を大公開!」

「【知識】【人脈】【お金】にレバレッジを効かせて、3年で「経済的自由」を手に入れた仕組みとは?」

「不動産投資で成功する秘訣は「三つの公式」に注意するだけ!」

「小さく始めて「加速度的」に資産を増やすステップアップ術。」

「現在、サラリーマンだけをやっていることほど危険なことはない」

倒産・リストラ・減給の嵐の中にあって、同感です。



「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ」

今日5月16日(月)、「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ」(糸井重里先生、邱 永漢 先生、㈱PHP研究所)、読み終わりました。

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「未来のことを経験している人は、誰もいないけど」

そうですね。

今流行りの言葉。

「想定外」。

でも、過去起こらなかったから、今後とも起こらないって保証などないのです。。。。。。

お金が欲しかったら、土地を買いなさい。

ムードのあるところを買えばいい。

渋谷、原宿、表参道、代官山。

なるほどですね。


「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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○東京プロジェクト

竜は、小学2年生の時、初めて、東京に行った。
祖父母と一緒に、叔父の家に行った。
広島から大阪迄は在来線、大阪から東京迄は、新幹線だ。
当時は、3時間10分だった。
1964年(昭和39年)、竜が小学校1年の時開業したばかりの時だったので、当時、新幹線に乗るのは、ヒーローだった。
そして、竜が中学2年の時は、一人で、叔父の家に行った。
竜は、小学生の頃から、よく、一人旅に出かけていた。
一人で出稼ぎに出かけていた父:雅夫の元へも、よく一人で出かけていた。
そして、高校2年の時、親戚にも頼らず、自分だけの力で、東京まで行ってみようと思った。
そのプロジェクトは、「東京プロジェクト」といい、中学の時の友達も加わった。
まずは、資金。
これも、自分で稼ぐことにした。
竜と友達は、夏休みの間、アルバイトをすることとした。
鳥籠作りのアルバイトを見付けた。
朝6時発のバスに乗って、付近の山奥迄行き、そこから又、20分位、山を登ったところが工場だ。
トイレも何もないところだ。
トイレは、そこらへんの山の中に入って、勝手にするのである。
「小」はともかく、「大」の方は、大変だ。
「ちょっと、糞―してくるけー、覗きんさんなよ。」
鳥籠は、金網等の部品を、工具を使って、金属製の紐で結んで組み立てる。
出来高払い制で、1個作る毎に、65円が貰えた。
最初の頃は、手順も覚えられず、要領も悪いので、2千円も稼げなかった。
そのうち、慣れてくると、3千円、4千円と稼げるようになっていった。
でも、1日中立ち放しの為、夜寝ていると、ふくらはぎに痙攣がくる。
歩くのより、立ち放しの方が疲れるようである。
2日連続が限界であり、毎週月・火、木・金曜日と勤め、中の水曜日と、土・日曜日は、休みとした。
そうでもしないと、長続きしないと思った。
でも、なんだかんだで、10万円近く貯めていった。
東京プロジェクトでは、大塚(池袋の傍)のユースホステルに泊まることにした。
何と、1伯300円である!!
そこは、8畳一間のような部屋に8人位で雑魚寝である。
向かいには、浮浪者のような人も寝ている。
パンツもはいていないようで、着物の裾から、見たくもない一物も覗いていた。
でも、優しい人でいい人だった。
バナナもくれた。
その人は、バナナの皮が好きだとのことで、中身は竜にくれた。
変わった人である。
このユースホステル、男女別であり、たとえ家族でも、別々である。
でも、交流はあった。
竜は、女子大生の御ねえさんを誘って、トランプをした。
神経衰弱になった時、竜は威力を発揮した。
「スゴーイ!!」
「すごい記憶力!!」
竜は、どんどん、カードを取っていく。
それもそのはず、このトランプ、マジック用のトランプで、裏から、数字等がわかるのだ。
でも、眼の悪い竜は、近くにいってみないと、良く見えない。
又、あまりに当たり過ぎるとわざとらしいので、時折、間違えてみせて、リアル感を演出した。
(あの時の御ねえさん、ゴメンナサイ。。。。。。)
竜と友達は、色々な街を放浪した。
ユースホステルの近くの大塚駅を起点に、東京、池袋、新宿、渋谷、上野、浅草等。。。。。。
竜は、いつも、地下鉄路線マップを持ち歩いていた。
ユースホステルの近くが大塚駅だったので、専ら、丸ノ内線をよく利用した。
池袋から新宿に行くのにも、丸ノ内線だ。
(知っている人は知っているが、ぐるっと、大周りをする。)
ある日、竜は、国鉄(現在のJR)の山手線を発見する。
「おい、大発見じゃ!!」
「ワープ航法じゃ。」
「こりょー、見てみー!!」
「国鉄の山手線を使やー、池袋・新宿は、たった4駅じゃーや!!」
竜と友達は、大感激だった。
「地球が狭うなったようじゃのー。」
(東京の人には、当り前でしょうが。)
他にも、色々な発見をした。
新宿駅から西武新宿駅に行くのに、道に迷った。
渋谷駅では、国鉄が2階で、地下鉄銀座線が3階。
所沢では、新宿行きと池袋行きが逆方向。(駅でクロスしているせい)
友達の方は、お金が底をついてきたようで、1週間で、広島に帰っていった。
竜は、一人で残り、2週間が経過した。
竜の方も、お金が底をついてきて、帰らざるを得なかった。
財布の中は、わずか25円。
牛乳も飲めず、我慢して、帰ってきたのだった。
「いつの日か、東京で、でかいことーするんじゃ!!」
竜は、心に決めた。
いつも見ていたドラマ「俺達の旅」にも憧れていたのだった。

○大学受験

竜は、高校受験の時は、中学3年の11月からだったが、大学受験の方は、高校3年になって間もなくの頃だったか、多少、早めに、始めた。
でも、相変わらず、いい加減だ。
竜は、得意科目としては、文系よりも、理数系だった。
当時は、答えが一つで明確な理数系が好きだった。
しかし、1本の映画が竜の将来の進路を変えた。
それは、「猿の惑星」である。
「猿のは臭え」ではない。
ロケットで着いた惑星では、文明が崩壊し、猿が人間を支配している世界だった。
猿から脱出して、新天地を目指した主人公が見た物は、壊れた「自由の女神」だった。
そこは、未来の地球だったのだ。
竜は、理数系は文系の政治家・官僚等のお偉いさんにいいように使われているだけのような気がしてきた。
技術の進歩のほとんどは、戦争の為だった。
宇宙開発もそうである。
原子力・核エネルギーを発見したアインシュタインですら、結局、戦争に利用される羽目に陥ってしまった。
竜は、高校3年の進路を決める際、最終日に、いきなり、理数系から文系に変更したのである。
先生は、おったまげた。
今迄、理数系ばかり勉強していたのにである。
国語も栃木県今一。
社会に至っては、ほとんど勉強しておらず、偏差値30台だった。
「偏差値50が普通じゃが、30代なんかあるんじゃのー。」
と感心していた。
その後も、竜は、いい加減だった。
くだんの東京プロジャクトの友達と、高校3年の夏休みも、毎日、花札大会である。
竜は、猿の惑星の影響もあってか、社会を動かしているのは、法学部だと思い、法学部を志望するようになった。
経済も好きだったが、敢えて、難しい法学部を狙うことにした。
祖母と広島の親戚の家に行き、「同立関関」(同志社大学・立命館大学・関西学院大学・関西大学)を受験、そして、東京の叔父の家に行き、早稲田大学・明治大学・中央大学を受験した。
全滅だった。
明治大学に至っては、合格発表すら見に行かずに、早めに、広島に帰っていった。
しかし、その日から、次に向けて、勉強を開始した。
従兄の言葉だった。
「少し休むのもいい。」
「今すぐに、次に向けて頑張るのもいい。」
竜は、後者を選んだのだ。
「今やらないと、永遠にやりはしない。」

○予備校

竜は、東京の予備校に行きたかった。
でも、家は貧乏で金はない。
広島の叔母がそっと、予備校費用を貸してくれた。
「うちも、東京で暮らしたかったのに、広島へ帰れと言われて帰ってきた。」
「竜には、好きに道を歩ませてやりたい。」
叔母の言葉だった。
そう、祖父は、そもそも、広島志向だったのだ。
「大学へは、行かっしゃるけーのー。」
「広島大学へ行って、わしの勤めとった中国電力へ行け―。」
しかし、竜は、東京志向だった。
「広島じゃー、いけんのんじゃ。」
「わしゃー、東京へ出て、大きい眼で、世の中を見たいんじゃ。」
祖母・叔母は理解してくれたが、祖父は最後まで、理解してはくれなかった。
でも、竜は、東京へ出ることにした。
予備校も、一番安い普通コースにした。

○予備校専門寮

住むところも、賄い付きの格安予備校生専用寮にした。
所は、西武新宿線上井草駅の最寄り。
西武新宿線下井草・西武池袋線富士見台は、叔父の家であり、比較的、土地感もあったし、よく、叔父の家に遊びにいった。
竜は、その予備校寮を訪れて、たまげた。
狭い。
3畳一間だ。
広島の実家では、勉強部屋だけで15畳もあったのに、格段の差だ。
竜は、
「机・椅子付きということだったですが?」
というと、その寮の管理人さんは、
「おー、忘れとった。」
といい、おもむろに、板を持ってきて、壁に打ち付けはじめた。
そして、折り畳み椅子を置いて、
「はい。」
「一丁上がり。」
竜は、唖然とした。
予備校生専用寮だけに、ルールは厳しかった。
女人禁制は勿論、友達すら部屋に入れてはいけない。
たむろして、勉強もせず、騒いだりするからである。
又、音の出るもの(テレビ、ステレオ、ギター等の楽器)は駄目。
ラジオだけは、「旺文社ラジオ講座」もあるせいか、イヤホン付きで認められていた。
トイレは共同。
風呂は無しで、近所の銭湯にいく。
冬は寒かった。
隣の部屋との間は、ベニヤ板。
竜がくつろいでいる頃、夜遅くまで、隣の部屋で、鉛筆で書く音や、消しゴムで消す音まで聞こえてくる。
「よー、がんばっとるの―。」
竜は、飽きると、内緒で、ステレオのロックを大音量で聞いたり、寮内の友達を部屋に招き入れ、いつしか、たまり場になっていた。
竜の部屋が階段に近いという立地の良さ(?)もあったのだろう。
この寮には、竜に負けず劣らずの変わり者・ツワモノも一杯いた。
特に、竜のような、田舎の貧乏人が多かった。
あるものは、田舎から送ってきたインスタントラーメン10袋で1ケ月を生き抜く者もいた。
基本的に、朝・夜は賄いが付いているが、昼は、付いていない。
又、土・日曜日も付いていない。
休日は、朝は、起きていると腹が減るので、寝て過ごす。
昼は、スープのみ、飲む。
夜は、麺に、醤油をかけて食べる。
そいつの部屋に行くと、お洒落な、シュガーカップ等が置いてある。
「喫茶店みたいやねー。」
「喫茶店のだもん。」
さすがの竜も、砂糖は持って帰るが、シュガーカップ毎持って帰ったことはない。
又、そいつの部屋には、駅に置いてある、でかい四角柱型灰皿もあった。
「これ、駅のホームにあるやつやんか。」
「こんなもん、どうやって、持ってきたの。」
竜は、信じられなかった。
ベニヤ板の壁には、トイレットペーパーホルダーが取りつけられ、
「早稲田まで、あと、300日」とか書いてある。
「これ?」
「ああ。」
「デパートに行って、ドライバーではずして、ちょっと、借りているんや。」
竜も、トイレットパーパーは未だに御土産に頂いて帰っているが、ホルダー迄持って帰ったことはない。
「うーん。」
「やっぱり、日本は広いのー。」
竜は、変なことに関心していた。
でも、竜も負けてはいない。
銭湯に行ったときのこと。
隣のオヤジがジロジロト竜の方を見る。
「何や、このオヤジ?」
と思いつつ、気にもせず、竜は、銭湯を出た。
竜が原因に気付いたのは、後になってからだった。
寮の同僚が、
「あれ、お前、手ぶらでいったんか?」
「そうだけど、何か?」
「石鹸やシャンプーは、使わんかったんか?」
「それは、銭湯備付けのやつを使ったよ。」
「銭湯に備付けなんかないぞ。」
「誰かのを勝手に使ったんだろう。」
「そういえば、隣のオヤジがこっちをジロジロ見とったな。」
「変な奴はお前の方じゃ。」
竜は、銭湯には、慣れておらず、システムをよく理解していなかった。
その近所の銭湯、お金を払う入り口近辺では、女子の方が見えるのだった!!
寮の傍には、ある銀行の女子寮もあり、その住人も通っていた。
竜は、友達と順番で、わざと1万円札を出して、入口での時間稼ぎをした。
番台のおじさんがおつりを勘定している間に、ゆっくりと、観賞する竜であった。
しかし、竜は、珍しく、勉強もした。
予備校が終わっても、高田馬場の図書館に通って、勉強した。
この高田馬場の図書館は、番号制であり、友達同士で行っても、席は別々になるので、勉強に専念できるのだ。
竜達は、寮の賄いのおねえさん達に頼んで、夕食は取っておいてもらうようにしておいた。
女友達とも、図書館に一緒に行くようにした。


「N0.1理論【お金儲け篇】」

今日5月15日(日)、「N0.1理論【お金儲け篇】」(西田文朗先生、㈱三笠書房)、購入しました。

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私も、もっと稼ぐ力をつけて、一刻も早く、大貧民から脱出したいものです。

「「もっと稼ぐ力をつける」法」

「1冊で、「生涯収入」に大きな差がつく!」


「男はお金とどうつき合うべきか 「男の器」の広げ方・32のコツ」

今日5月15日(日)、「男はお金とどうつき合うべきか 「男の器」の広げ方・32のコツ」(川北義則先生、大和書房)、購入しました。

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不動産についても、言及されています。

「若いうちから家が欲しいなんて思うな」

 「急いで買わなくてもいい六つの理由」

 「自己資金は多ければ多いほどいい」

「「買った方がトク」はほうとうか?」

「「買った方がトク」の根拠」

「「借りた方がトク」の根拠」

「ローンの返済額に見合う賃料で貸せるか」

「資産価値が高い物件は何か」

「何をいちばんの条件に置くか」


勝どき・ドキッ:テニス

今日5月14日(土)は、暑い中、勝どき・ドキッで、テニスです。

2011. 5.14.002.JPG

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「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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○高校

竜は、M高校に進学した。
入学するやいなや、各クラブの勧誘。
竜は、いきなり、見眼麗しき御ねえさんに声をかけられた。
何部かもよくわからないまま着いていってしまった。
そして、入部。
なんと、全然似合わない「生物部」。
そして、期待に胸を膨らませて(男ですが)、歓迎会に行った。
「あの御ねえさんは?」
いなかった。
「なんなら、只の呼び込みじゃったんかのー?」
竜は、それ依頼、顔を出さなくなった。
でも、学園祭、ソフトボール大会、部内旅行だけは参加した。
そういうのだけは、好きだったのだ。
その後は、「ディスク同好会」にも入った。
高校の視聴覚教室のグッドな音響装置を利用して、レコードコンサートを開催するのだ。
交互に、フォーク、ロックとやるのが、恒例だった。
竜は、中学生の頃は、歌謡曲にハマった。
特に、「天地真理」。
そして、岡田奈々。(コンサートにも行った。)
やがて、フォーク・ナイフへ。
吉田卓郎、井上揚水、泉谷しげる、かぐや姫、アリス、チューリップ等。
そして、ロックへ。
ビートルズ。
ハードロックとして、ディープ・パープル、グランド・フアンク・レイルロード
ギター派として、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ。
個性派として、クイーン、ドアーズ、オールマン・ブラザーズ・バンド、10CC、ベンチャーズ
クイーン等は、広島から、東京の武道館まで、コンサートを見に行ったほどだ。
予備校時代にも、勉強もせず、ジェフ・ベック、グレッグ・オールマン、10CC、ベンチャーズ等のコンサートに行った。
ギターにもはまった。
クラシック、フォーク、エレキ、一通りやった。
それらが、後の、カラオケ好きに繋がっていったのかも知れない。
高校では、最後の授業だった歴史の時間になると、後ろからこっそり抜け出しては、レコードを買いに行っていたものだ。
レコードコンサートでは、竜は、斬新なアイデアを敢行していった。
「ビートルズ:ベスト10!」
「フォーク・ロック:ミックスコンサート」
観客は、どんどん増えていき、大盛況だった。
竜は、高校時代のみ、体育系のクラブには入らなかった。
でも、天の邪鬼な竜は、本家に勝つのを快感に感じていた。
100メートル走は、陸上部の連中はもとより、学校1だった。
剣道も、剣道部の連中に勝っていた。
器械体操は模範。
バスケットは得点王。
ソフトボールは、打率6割(実は、うち、半分は足で稼ぐ内野安打。)。
保健・体育共に「5」だった。
小学校1年の「1、2」からは、想像もつかない。
因みに、保健の方も、「避妊」をテーマにした論文で、「5」だった。



「不動産投資 これだけはやってはいけない!」

今日5月13日(金)、「不動産投資 これだけはやってはいけない!」(長谷川高先生、㈱廣済堂)、読み終わりました。

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不動産投資におけるリスクを考慮し、失敗しないための参考になると思います。

「リスクを回避して、ずっと豊かでいる方法」

「不動産業20年以上の著者が人気セミナーで教え続ける「失敗しない投資戦略」」

「不動産投資の6つのリスク

① 人口減少

② 流動性

③ 非成長

④ 遅行性

⑤ 金利上昇

⑥ エンジニアリング(建物のリスク)

リスク・マネジメントとして、大変、参考になります。


「リーマンショック後の資産を守る不動産活用術!」

今日5月13日(金)、「リーマンショック後の資産を守る不動産活用術!」(白岩貢先生、㈱ごま書房新社)、読み終わりました。

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分散投資というのは、セオリーだと思います。

今回の本は、相続について、詳述されています。

「経済ショック 天変地異 地方過疎 これからの資産運用には分散投資が必須!」

白岩貢先生自らの実例をも紹介されつつ、相続対策等のノウハウが満載されています。



「誰も教えてくれなかった中古ワンルームマンション投資の秘密」

今日5月12日(木)、「誰も教えてくれなかった中古ワンルームマンション投資の秘密」(大関真悟先生、㈱秀和システム)、読んでいたら、小生のことが紹介されていました。

【「コラム ある日の朝刊に・・・・・・」】

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中古ワンルームマンション投資のメリット等が、うまくまとめられていると思います。

「中古ワンルームマンション投資のメリットとは?」

「相場が安定していて株式投資のリスクヘッジになる!」

「購入資金を銀行が融資してくれる!」

「節税効果がある!」

「団体信用生命保険が使える!」

「努力次第で利回りをあげられる!」



広島4日目

5月5日(木)~8日(日)は、妻・三男(8歳:小3)とで、広島です。

【広島城】

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【縮景園】

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【縮景園で見つけた蟹】

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「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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○中学校

竜は、中学校では、卓球部に入った。
今でこそ、テニス・スキー・ゴルフ等が流行っているが、昔の田舎では、卓球なのであった。
昼休みも、放課後も、そして、夜も、卓球。
毎日、卓球。

○ゴルフのキャディー

竜は、友人と、近くのゴルフ場でキャディーのアルバイトに行ってみた。
「ゴルフはしたこたー、あるんかいのー?」
「そがーなもなー、したこたー、ありゃーせん。」
「へーじゃー、ルールなんかは、知っとるんかのー?」
「うーん。」
「はえーこと、耳かきの親分で、球を穴の中に入れりゃーえんじゃろ。」
「わし等がやりょーるビー玉遊びみたいなもんじゃろ。」
「まー、そがーなもんかのー。」
「取り敢えず、2人で回ってみー。」
2人共、ゴルフなどしたこともなければ、何にも知らなかったが、取り敢えず、やったみた。
「2人共、若いのに、えらいのー。」
「今日は、頼むで。」
「はーい!」
未だ雪が残っている肌寒い日だった。
ボールも白い為、雪の中に入っていくと、皆、見失ってしまう。
「ボールは、どけー行ったんかいのー?」
「ワシらも、眼が悪いけー、よー見えんが。」
「あっ!!」
「こけー、ボールがあらーや。」
「これじゃー。」
「うーん、何か、わしのボールと違うよーな気もするんじゃが、まー、ええか。」
「よー見たら、結構、一杯、ボールがあるで。」
「紛らわしいけー、わしが拾うとっちゃるわー。」
家に帰ったら、ポケットに10個位、貯まっていた。
(良い子は、真似をしないで下さい。)
「おい、5番アイアンくれ。」
「はい?」
「5番アイアン。」
「碁盤アイアンマン?」
「もー、クラブも知らんのんけー。」
「ワシが教えちゃるワ―。」
その御客さん達は、丁寧にも、クラブの種類を教えてくれた。
ところが、覚えられるわけもなかった。
カートを押しながら、1ラウンドついて回って、くたびれた。
「お疲れ!!」
「今日は、なんぼ、やろうかいのー。」
「イチゴ位、やっとけや。」
「イチゴ?」
「ああ。」
「1万5千円も!!」
「ほい。」
「1, 500円。」
1日で辞めたゴルフのキャディーだった。
それ以来、リーマンになってからも、ゴルフはやっていない。
打ちっ放しはやってはみたが。

○高校受験

竜は、高校受験に当たって考えた。
普通レベルの学校に行って、トップレベルを選ぶか。
「鶏頭となるも牛後となるなかれ。」と言うではないか。
それとも、無理してでも、背伸びをして、トップクラスの学校を狙うか。
先生にも何回も相談した。
竜は決めた。
「牛頭となるんじゃ。」
「そのためには、取り敢えずは、牛の尻尾にででも、しがみつかにゃーならん。」
竜は広島県の県北一の受験校M高を受験することにした。
そこは難しく、中学のトップ10位迄しか受けさせられないレベルだ。
中学3年の11月。
竜は、始めて、受験勉強を始めた。
今までは、家庭に勉強は持ち込まない主義で、教科書も、学校に置きっ放しだったのにである。
家では、よく、祖父に怒られていた。
「そがーに、勉強なんぞする暇があるんなら、百姓、てごーせー(手伝え)!」
そう、学校の中間、期末試験の頃と、田植え・稲刈りの時期は、いつも重なるのである。
夜の8時頃まで、田植え・稲刈りをして帰った後は、もう、バタンキューである。
しかし、竜の成績は、中学で18位。
とても合格圏内には達しない。
でも、竜は頑張った。
17位、16位、15位。
「よっしゃ。」
「もう切り捨てれば、10位じゃ。」
「M高校を受けるで。」
竜の家は貧乏だったので、私立は無理。
又、下宿して、広島市の学校も無理。
従って、受験は、M高1校のみ。
滑り止めは無し。
しかし、担任の先生は、内緒で、広島市の広島工業大学付属高校の受験申込をしていた。
「こかー、M高より、倍は難しーけーのー。」
「こけー受かりゃー、M高は楽勝じゃ。」
「それじゃー、滑り止めにやー、なりゃーせなーや。」
「へーから、受かっても、私立で下宿じゃー、貧乏なうちじゃー、どうせ、行かりゃーせなーや。」
「まー、えーけー、受けてみー。」
「受験料は、わしが出しといたけー。」
竜は、受かった。
M高を受ける友達のほとんどは落ちた。
先生は、
「これで自信がついたろーが。」
「おめーは、今の自分の実力を知らんかったんじゃ。」
「わしゃー、おめーは受かると確信しとったんじゃ。」
「予行演習にもなったろうし。」
「そうか、そういうことだったんか。」
「ありがとうございます。」
その後、竜は、M高も受かった。
先の広島工業大学付属高校に比べれば、楽に感じられた。
広島工業大学付属高校に落ちた友達達も、その後、奮起して、皆、受かった。
竜は、当然の如く、M高の方に進学することにした。


「入居者20人待ちのワンルーム経営」

今日5月11日(水)、「入居者20人待ちのワンルーム経営」(巻口成憲先生、㈱かんき出版)、読み終わりました。

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確かに、表面上の「利回り」が良くても、「物件の魅力」がなく、「空室期間が長く」、「稼働率」が悪いと、実態の「利回り」は悪くなり、何にもなりません。

「不動産投資はリノベーション物件にしなさい!」

「「利回り」よりも「稼働率」で選ぶ!」

「不動産投資の新常識

脅威の空室期間ゼロ!」

「不動産投資の2大リスク

◎ 空室期間が長い

◎ 物件の魅力がない

リノベーション物件ならこんな課題もクリア!」

要は、画一化マンションの値下げ競争に巻き込まれるのではなく、リノベーションで差別化し、供給が少ない割には重要が多いようにするという発想です。


杉並区区政(電子区政)モニターに採用!!

今日5月11日(水)、連絡がきたのですが、タクシー利用者モニターに引続き、杉並区区政(電子区政)
モニターに採用されました!!

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どうもありがとうございます。

尚、モニター暦は、以下の通りです。

  1999/ 4/ 1~2000/ 3/31:国家公務員
  1999/10/ 1~2000/ 3/31:NHK放送番組
  
  2000/ 4/ 1~2001/ 3/31:郵便局
  2000/10/ 1~2001/ 3/31:NHK特別
  2001/ 3/ 1~     :新光証券㈱お客様
  
  2001/ 4/ 1~2001/ 3/31:㈱日本能率協会総合研究所
  2001/ 4/24~2002/ 3/31:杉並区区政
  2001/ 4/25~2002/ 3/31:タクシー利用者
  2001/11/ 1~2002/ 4/30:日本テレビ放送網番組
  
  2002/ 4/ 1~2002/ 3/31:タクシー利用者
  2002/ 4/ 1~2002/ 3/31:電気通信サービス
  2002/ 8/29       :杉並区CSモニター
  
  2003/ 4/ 1~2004/ 3/31:タクシー利用者
  
  2004/ 4/ 1~2005/ 3/31:タクシー利用者
  
  2005/ 4/ 1~2006/ 3/31:タクシー利用者
  2005/ 4/ 1~2006/ 3/31:東京都インターネット水道
  2005/ 4/ 1~2006/ 3/31:東京電力荻窪支社サービス
  2005/ 4/ 1~2006/ 3/31:宝くじ
  
  2006/ 4/ 1~2007/ 3/31:タクシー利用者
  2006/ 4/ 1~2007/ 3/31:東京都インターネット水道
  2006/ 5/12~2007/ 3/31:杉並区電子区政モニター
  
  2007/ 4/ 1~2008/ 3/31:タクシー利用者
  2007/ 4/ 1~2008/ 3/31:国家公務員
  2007/ 4/ 1~2008/ 3/31:農林水産省食料品消費
  2007/ 5/10~2008/ 3/31:杉並区電子区政モニター

  2008/ 4/ 1~2009/ 3/31:タクシー利用者
  2008/ 4/ 1~2009/ 3/31:東京都インターネット水道
  2008/ 4/ 1~2009/ 3/31:下水道
  2008/ 4/ 1~2009/ 3/31:杉並区区政
2008/ 4/ 1~2009/ 3/31:東京都教育

  2009/ 4/ 1~2010/ 3/31:読売新聞広告ネット
2009/ 4/ 1~2010/ 3/31:タクシー利用者
2009/ 4/ 1~2010/ 3/31:テレビ東京社外
2009/ 4/ 1~2010/ 3/31:東京都インターネット水道

2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:読売新聞広告ネット
2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:タクシー利用者
2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:東京都消費生活調査員
2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:東京都インターネット水道
2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:杉並区区政
2010/ 4/ 1~2011/ 3/31:インターネット都政

2011/ 4/ 1~2012/ 3/31:タクシー利用者
2011/ 4/ 1~2012/ 3/31:杉並区区政(電子区政)


広島3日目

5月5日(木)~8日(日)は、妻・三男(8歳:小3)とで、広島です。

【宮島口からフェリーで宮島へ】

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【ロープウェイ】

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「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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○曹祖母の死

家の裏の1階には、曹祖母がいた。
竜は、3歳で母聖美と別れたため、いつも、曹祖母のしゃがれたオッパイを持ったまま、泣きながら、いつしか眠るのが日課となっていた。
父雅夫も出稼ぎ。
父母のいない竜にとって、祖父母が父母みたいなものだった。
いつも厳しく、怒られていた。
そんなとき、いつも逃げ込んでいたのが、曹祖母のところだった。
曹祖母は、暇を見つけては、蚕の養殖、麦藁帽子造り等の内職をしていた。
竜もそれを手伝っては、御小遣を貰っていた。
竜が小学生だったある日。
いつも朝早い曹祖母が起きてこない。
布団で、寝たままである。
祖父母、叔母も、心配して、傍に来る。
近所のお医者さんも来た。
「ねー。」
「おじいちゃん。」
「ひいばあちゃん、大丈夫じゃよね?」
「おー。」
特に、病気というわけでもないのだが、約90歳という高齢である。
「一緒に、畑に行くんじゃろう!」
祖母は、曹祖母に話しかける。
曹祖母は、頷いたようにも見えた。
「すー。。。。。。」
という感じで、
「御臨終です。」
という御医者さんの声。
竜は、始めて、目にする人の死。
しかも、肉親の。
何か、信じられないといった、虚無感にとらわれた。
さみしかった。
「おねえちゃん、裏の電気、何回、消しても、又、じねんに(自然に)ついとるで。」
「ひいばあちゃんが帰ってきとってんよ。」
「ふーん。」
竜は、叔母の返事に、妙に、納得したものだった。

○切手ブローカー

竜の切手集めは、加速度を増していった。
新しく発行される切手は、郵便局で買えるものの、古い切手については、田舎だったので、買うのは、いつも、通信販売だ。
竜は、いつしか、相場を覚え、どこの切手商の何が安いか、把握できるようになっていった。
昔の田舎は、今の都会のように、ゲーム、カード等ない。
趣味やコレクションの対象は、もっぱら、切手だ。
ほとんどの者が切手集めをやっているという感じだった。
珍しい切手を持っている者は、スポーツができる者、勉強ができる者と同様、ヒーローであった。
又、その切手ブームの火付け役になったのは、竜でもあった。
竜は、人気が出そうな切手を、安く売っている切手商から、大量に、安く仕入れては、カタログ値よりは割安で、皆に転売していった。
又、切手商への注文を一手に仲介することで、割安での纏め買い、郵送料の節約等で、利益をあげていった。
小学生の段階で、当時で、10万円(現在の物価で百万円)程度の規模にまでしていった。
竜は、国語等の時間にも、一所懸命、しこしこと、切手ブローカーの計算をしていた。
国語の先生は、
「加藤は、国語の時間なのに、なにゅー、計算ばかりしょーるんなら?」
と、よく聞かれたものだった。
少し前に座っている者に、切手注文の打診をする際は、先生が黒板書きのため、向こうを向いた隙に、作った紙飛行機を、友達の頭にぶつけて打診するのだ。
でも、時々、手元が狂う。
ある日は、紙飛行機をうまく作り過ぎたのか、飛び過ぎて、先生の後頭部に当たってしまった。
「こりゃー!!」
「誰なら!!」
「こがーなことーするなー?」
正直な竜は、名乗り出た。
「わしじゃが。」
「又、加藤か。」
「わりゃー、学級委員じゃろうが。」
「なにゅー、しょーるんなら!!」
竜は、先生に、耳を思いっきり、引っ張られた。
「後ろで立っとれ!」
「待て。」
「後ろじゃ、気が済まん。」
「後ろの本棚の上で、立っとれ!!」
竜は、立ったまま、切手注文のプランを練っていた。
別のある日。
先生が、
「加藤。」
「前に出ろ。」
「おっ。」
「又、何か、褒められるんかのー。」
「へーから、加藤と切手の売買をやったことがあるもんも、前へ出ろ。」
「ゾロゾロ。。。。。。」
クラスのほとんどの者が前へ出た。
「何なら。」
「ほとんどじゃないけー。」
「ええか。」
「こかー、勉強するところじゃ。」
「小学生の分際で、学校で、切手商買するたー、ふてー根性しとるのー。」
「今後は、切手商買は一切禁止するけーのー。」
「わかったか。」
「はい。。。。。。」
しかし、竜はあきらめなかった。
「なして、小学生が商売しちゃーいけんのかいのー?」
「こがーなことこそ、知っとかにゃー、いけんことじゃーないんかのー。」
竜は、その後、大人になっても、そう思っている。
「まー、ええわい。」
「学校でやらにゃー、ええんじゃろー。」
竜は、学校の外で、切手売買を続けた。
学校へ行く途中、昼休みの学校の外、学校帰り。
時と場所を選ばなかった。
勉強は家に持ち帰らない主義だったので、勉強道具は、学校に置きっ放しだが、商売道具の切手カタログ等だけは、いつも、持ち歩いていた。
その後、社会人になった竜は、仕事も家には持ち帰らない主義なので、子供の頃から、切替の早い性格のようである。
やがて、この切手、その後、竜が中学生になる頃には、数十万円規模にまで、拡大していった。
おりからの流球(沖縄)切手投資ブームにも乗ったのだった。
竜は、流球切手の過半数を集めた。
そして、値上がりしそうな切手、色合い・デザインが綺麗で人気が出そうな切手、発行枚数の少ない切手を、シート単位で、大量に買っていったのだ。
しかし、この市場を独占操作していたブローカーの調子が悪くなり、大暴落。
10分の1位の、元の値段にまで、戻ってしまったのである。
後から考えれば、「投資」ではなく、正に、「投機」だったのである。
更に、今となっては、ゲーム、カード、携帯電話、インターネット等も流行り、切手等集めている子供は、ほとんどいなくなってしまった。
昔は、記念切手の発売日と言えば、郵便局の前は大行列だった。
すぐに、売り切れである。
今の行列と言えば、ゲームの発売日である。
今は、記念切手の発売日といっても、誰も知らない。
私が、久し振りに、閑古鳥の鳴いている郵便局に行ってみたら、当の郵便局員ですら、知らないのである。
「えっ。」
「今日、記念切手の発売日でしたっけ。」
「少々、お待ち下さい。」
おもむろに、発売日一覧表を調べて、
「ああ。」
「本当ですね。」
「おーい。」
「今日の記念切手、どこにあったっけ?」
「後ろの棚かどこかじゃないですか?」
そして、べたべたと汚れた手で触りまくり、指紋をつけまくり、折り曲げそうになりながら、渡される。。。。。。
郵便局員からして、こうである。
切手など扱う資格もない。
私らマニアは、切手は、ピンセットで扱い、手で触ること等ない。
最近は、記念切手も売り切れることなど、まずない。
中央郵便局に行けば、過去ほとんどの切手が売れ残っているのである。
金券屋に行けば、額面の80~85%の値段で、記念切手が買える。
時代の趨勢とは、恐ろしいものである。
不動産が切手のようにならなければいいが。。。。。。
今の竜が、ふっと思ってしまった。


DVD「貴金属・株式・不動産投資やはり一番は【賢者の石vo.04】」(㈱インベスターズ)に登場!

DVD「貴金属・株式・不動産投資やはり一番は【賢者の石vo.04】」(㈱インベスターズ)に登場しております!

どうも、ありがとうございます。

貴金属・株式・不動産投資やはり一番は【賢者の石vo.04】

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DVD「脱・四畳半~アパート経営の舞台裏に密着」(㈱インベスターズ)に登場!

i一昨日5月8日(日)、自宅に届いていたのですが、DVD「脱・四畳半~アパート経営の舞台裏に密着」(㈱インベスターズ)に登場しております!

どうも、ありがとうございます。

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脱・四畳半~アパート経営の舞台裏に密着

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広島2日目

5月5日(木)~8日(日)は、妻・三男(8歳:小3)とで、広島です。

【広島スタジアム】

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【実家】

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【通っていた駅】

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【通った小学校】

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【通った保育園】

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【通った中学校】

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【通った高等学校】

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【御好み焼「みっちゃん」】

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広島1日目

5月5日(木)~8日(日)は、妻・三男(8歳:小3)とで、広島です。

【ゴーカイジャー】

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【第35回「フラワーフェスティバル」】

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【平和公園:原爆ドーム】

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【広島駅直結ホテル:ホテルグランヴィア】

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「原発・大地震生き残りマニュアル」

今日5月9日(月)、「原発・大地震生き残りマニュアル」(浅井隆先生、㈱第二海援隊)、読み終わりました。

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今回の東日本大震災・原子力発電所爆発と、不動産の絡みが詳述されています。

「最悪を想定して楽観的に行動する」って、いい言葉だと思います。

「あなたの家族と財産を守るための方策」

「今回の災害から得られる重要な教訓とは何か!?」

「危機はいつも想定を超えてやって来る」

「「想定外」への備え」

「これまでの常識を超えた財産分散法が求められている」

「揺らぐ不動産の資産価値」

「減っていく世帯数、増え続ける住宅数」

「住宅は資産価値から利用価値の時代に」

「インフレが来たら、住宅価値は上がる?」

「泥水で埋まったディズニーランド駐車場」

「マンションは眺望を買うな」

「多少高くても免震・耐震マンションがおお薦め」

「最悪を想定して楽観的に行動する」

沿岸地域、埋立地、原子力発電所のそば、マンションの高層階等は、リスクが高いとされています。



DVD「脱・四畳半~アパート経営の舞台裏に密着」(㈱インベスターズ)に登場!

昨日5月8日(日)、自宅に届いていたのですが、DVD「脱・四畳半~アパート経営の舞台裏に密着」(㈱インベスターズ)に登場しております!

どうも、ありがとうございます。

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「リーマンショック後の資産を守る不動産活用術!」

今日5月8日(日)、amazonから、「リーマンショック後の資産を守る不動産活用術!」(白岩貢先生、㈱ごま書房新社)、届いていました。

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分散投資というのは、セオリーだと思います。

今回の本は、相続について、詳述されています。

「経済ショック 天変地異 地方過疎 これからの資産運用には分散投資が必須!」



「誰も教えてくれなかった中古ワンルームマンション投資の秘密」

今日5月8日(日)、amazonから、「誰も教えてくれなかった中古ワンルームマンション投資の秘密」(大関真悟先生、㈱秀和システム)、届いていました。

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中古ワンルームマンション投資のメリット等が、うまくまとめられていると思います。

「中古ワンルームマンション投資のメリットとは?」

「相場が安定していて株式投資のリスクヘッジになる!」

「購入資金を銀行が融資してくれる!」

「節税効果がある!」

「団体信用生命保険が使える!」

「努力次第で利回りをあげられる!」



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竜は、先生から、部員が少ないからと頼まれて、一時剣道部にも入ったが、基本的には、陸上部を通した。

○御手伝い

竜の家は、農業で、細々と身を立てていたので、貧乏だった。
「大貧民」である。
わずかなお小遣いだけでは、なかなか、欲しいものは買えなかった。
そこで、積極的に、手伝いをしては、褒美を貰うことを覚えた。
タダでは、貰えなかったのである。
竜がよくやったのは、掃除、洗濯物絞り、風呂焚き、布団敷き、あんまである。

○洗濯物絞り

大昔は、桶の中で、洗濯板を使い、洗濯石鹸で、洗濯物を手洗いしていた。
しかし、やがて、田舎にも、洗濯機が導入された。
でも、今のように、脱水まではしてくれない。
ローラーで洗濯物を絞り、脱水するのである。
竜は、それを、面白がって、手伝った。
貧乏だったので、歯磨きチューブもそれで絞って使った。
お腹が空いた時は、買ってもらった、イチゴ味歯磨きチューブも食べてしまい、仕方が無いので、よく、塩で歯を磨いた。
辛かった。
そう言えば、備蓄用非常食として貰った乾パンも、その日に食べてしまった。
おやつの無い日が多かったので、角砂糖まで食べ尽くした。
近所の親戚が酒屋だったこともあって、酒粕、梅酒、ワイン等もたしなんだ。
酒粕は、夏は、そのまま食べ、冬は、焼いて食べた。
ワインは、葡萄ジュースだと思って、飲んでいた。
今は、「三次ワイナリー」で有名となっている。
洗濯機が導入されたことで、今迄の固形洗濯石鹸が余ってしまった。
加納家では、暫く、風呂では、この固形洗濯石鹸が活躍した。
体も顔も髪も、この固形洗濯石鹸で洗うのである。
顔も髪も、「パリパリ」だった。

○あんま

毎晩、祖父母のあんまもした。
定期的に、褒美をもらえるわけではないが、いつしか、習慣になっていた。
テレビのプロレスが好きな祖父母は、このあんまをしてもらいながら、プロレスに熱中していた。
「むげーことー、するもんなら。」
もともと血圧の高い祖母は、流血を見て、益々、興奮している。
白黒テレビだったことが、せめてもの救いだ。
竜は、いい加減手がくたびれているのに、気が付かない。
「ギュッ!!」
「いてー!!」
「すまんのー。」
「あんまー、してもらよーたのー、忘れとったでー。」
やっとのことで、解放された。
しかし、何よりも、稼ぎ時だったのは、やはり、農繁期である。
特に、春の田植え、秋の稲刈り・とーすひきの時期はすごかった。
昔で、貧乏だった為、機械は無く、すべて、手作業だった。
朝は夜明けと共に、夜は日が暮れるまで、1日中立ちっ放し。
田植えも稲刈りも、腰を曲げたままである。
いつしか、竜の腰は、なお一層、強靭なものになっていった。
その後、デスクワーク中心の勤め人になり、ぎっくり腰のオーソリティーになろうとは、この頃からは、想像もつかなかった。
しかし、世界恐慌により、いつの日にか、原始の社会に戻り、自給自足の社会に戻った暁には、又、農業をやっていけるであろう。
しかも、手作業で。

○空き瓶集め

「へーじゃが、うちから、御小遣や褒美をもろうても、家全体で見りゃー、一緒じゃのー。」
「他から稼いだ方がええんじゃろーのー。」
竜は、子供ながらに思った。
ある日、竜は、祖母から、近所の酒屋へ、ビール瓶の空き瓶を持っていくように頼まれた。
すると、
「ご苦労さんじゃのー。」
「ほい。」
竜は、お金を渡された。
空き瓶をもっていくと、1本10円が返ってくるのであった。
「ふーん。」
当時の10円と言えば、今では、100円位の価値だろうか。
10円あれば、菓子パン、アイスクリーム、二重焼き(今川焼・大判焼)等が買えたのである。
祖母に渡すと、
「駄賃じゃ。」
「とっときんさい。」
と言われて、褒美に貰えた。
その後、竜は、家中の空き瓶を集めては、酒屋に持っていった。
ある日のこと、竜は、家の裏を歩いていた。
奇遇なことに、そこの辺りには、酒屋の倉庫もあり、先程竜が持っていった空き瓶が、運び込まれていた。
田舎のことゆえ、倉庫といっても、あけっぴろげの車庫兼空き地みたいなものである。
当時の田舎は、どこの家も、鍵自体無いといった感じで、鍵をかける習慣がなかった。
家が大き過ぎて、又、呼び鈴もない為、家の中に入っていかないと、声自体、聞こえないのである。
因みに、家の中には、土足のまま入る道があり、その横に、各部屋があるといった造りである。
竜は、
「勿体ないの―。」
「空き瓶、捨てるんかのー。」
「わしが、拾うちゃろー。」
竜は、空き瓶を、自分ちに持って帰った。
そして、お金が無くなり、ほとぼりが冷めた頃、又、その空き瓶を酒屋に持っていって、お金に替えた。
「リサイクルじゃのー。」
「環境に優しいのー。」
竜は満足げであった。
(良い子は、真似をしないで下さい。)

○加納商店開店

昔の田舎では、籤が流行っていた。
5円で籤を引き、当たると、豪華賞品が貰えるのである。
ある日、竜は、籤を引き、何と、1等賞が当たった。
「やったでー!!」
「1等賞じゃでー。」
1等賞は、「おそまつくん」フーセンガムが丸々一箱!!
1個10円のものが、50個は入っているだろうか。
当然、当たりのシールも付いている。
しかし、50個も食べるとなると大変である。
「よっしゃ、これで、わしも、店を開くんじゃ。」
「加納商店じゃ。」
竜の家は、街中で、学校も近いという立地の良さもあって、友達も多く、遊びに来た。
何と、友達に、ガムを10円で売ったのだった。
「ガムだけじゃー、つまらんのー。」
竜は、他の店に、菓子を仕入れにいった。
10円の菓子等を買い、箱の中に入れ、販売した。
友達の方も、店に買いに行く手間もいらないし、お店屋さんごっこという感覚で、結構売れた。
商売は繁盛するが、一向に儲からない。
「へーじゃが、10円でこうたもんを、10円で売っても、いっそ、儲かりゃーせんのー。」
「そうか。」
「安―仕入にゃー、つあーりゃーせんのんじゃ。」
竜は、少し遠くのスーパーに行って、特売品の菓子を纏め買いして、それを定価で販売することにした。
少し立地が悪い場所に行って、特売品を纏めて、安く仕入れて、立地のいい場所で、高く売り、売買差益を得ることを、身を持って、覚えたのだった。
友達も、出資してくれたものもいた。
配当として、ガムをあげた。
株式会社の発祥みたいなものである。


「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

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そして、いつしか、雅夫も眠っていた。
雅夫とその子は、食べ物を探しつつ、山の方へ、田舎へと向かって歩き続けた。
「腹減ったのー。」
「ほうじゃ。」
「うち、こっちの方へ来る途中、畑に落ちてた野菜、拾ってきたんよ。」
「そりゃー、落ち取ったんじゃのーて、栽培しとったんじゃろーが。」
「でも、黒い雨で、真っ黒になっとったんよ。」
「ほら!」
「こりゃー、ひでーのー。」
「食わりゃー、へんでー。」
「おめー、こりょー、食うたんけー。」
「大丈夫か?」
「へーでも、腹減っとったけー。」
「止めといた方がええで。」
「捨てとけー。」
歩いては、小屋で泊まり、いつしか、3日が経っていた。

○1945年(昭和20年)8月9日、長崎

田舎の方で、地元の人達が、ラジオを聴きながら、騒いでいた。
「この前、広島で、「新型爆弾」が落っこったろーが。」
「こんだー(今度は)、長崎でも、落っこったげなで。」
「新型爆弾?」
「あの「ピカッ!!」「ドーン」のことかのー。」
「まるで、「ピカドン」じゃ。」
「むげーことー、するもんなら。」
「なして、普通の街へ、あがーなことー、するんかのー。」
「広島は、最近、空爆もなく、ええ塩梅じゃったのにのー。」
今を思えば、原爆による建物への影響など、実験用に、町が温存されていたのであった。
「わしらー、兵隊でもないのにのー。」
「わしらのこたー、人間じゃ思うとらんのかのー。」
「ほうじゃ。」
「わしも、この前、ラジオを拾うたんじゃった。」
「飲み食いで一所懸命で、すっかり、忘れとったで。」
「何んなら。」
「鳴りゃー、せなーや。」
ラジオの電池ボックスを開けてみると、電池が漏れて、腐っていた。
「こりゃー、つありゃーせなーや。(駄目だ。)」
「電池は抜いとかにゃー、錆びるんじゃのー。」
こういった大規模災害時には、情報も遮断され、デマが飛びかう。
頼りになるのは、ラジオくらいのものだ。
ラジオは、送受信共に、比較的少量の電気で足りるのである。
雅夫とその子は、又、山の方へ向かって歩く。

○1945年(昭和20年)8月15日

「何か、道がよーわからんけー、しょっちゅう、道に迷うのー。」
更に、6日経っていた。
又、人が集まって、なにやら、騒いでいる。
「天皇陛下様からの御言葉じゃげなで。」
「出んのー屁―が?」
「便秘なん?」
「しっ!!」
「皆、座って聞かにゃー。」
「朕は、耐え難きを耐え、偲び難きを偲び、。。。。。。」
「ちんこがどしたって?」
「しっ!!」
「何、言いよるんか、よー、わかりゃー、せなーや。」
「何語―、喋りょーるん?」
「わしも、よーわからん。」
徐々に、皆が、泣き出した。
「おっさん、どしたん?」
「戦争に負けたんじゃ。」
「日本は、はー、負けてしもーたんじゃ。」
「じゃー、もう、戦争は、終わったん?」
「良かったじゃない。」
「そがーなこたー、ありゃー、へんで。」
「わしらー、はー、鬼畜米英の奴隷じゃけーのー。」
「男は、肉体労働に駆り出され、おなごは、夜の街へ、売り飛ばされるんで。」
「おめーの顔じゃー、夜の街は無理じゃけー、安心せー。」
「わしと一緒に、肉体労働の方が合っとるで。」
「なにゅー、よーるんね。」
「まー、取り敢えず、命だけは、取らりゃー、すまー。」

○三次(みよし)

雅夫達は、山をいくつも越えていった。
すると、眼前に、川が。
「おー、馬洗川じゃー!!」
「こりょー、行きゃー、はー、三次じゃー。」
「へーじゃが、道に迷うたけー、時間がかかったのー。」
まだ朝早く、霧がかかっていた。
「ほりゃー、見てみー。」
「霧の三次でー。」
雅夫の家は、正確には、この三次から、更に、奥へ、12キロメートルいったところだった。
「まだー?」
「もうちょっとじゃけー、頑張れ!!」
2人は、馬洗川沿いに歩いていった。
「ほいじゃが、おめーの親兄弟はどしたんなら?」
「落ち着いたら、広島へ帰るんか?」
「ううん。」
「はー、あがーな所にゃー、帰らん。」
「なしてなら?(どうして?)」
「はー、誰もおらん。」
「どしたんなら?」
「めな、死んでしもーた、マブチモータ。」
「うちは、ちょっと離れた学校へ行きかきょーたけー、助かったんじゃ。」
「皆は、近かったけー。」
「戻ってみたら、何にもありゃーせんかった。」
「一瞬で、家も、人も溶けてしもうとるようじゃ。」
「ほうか。。。。。。」
「ほいなら、わしんちに来りゃーえー。」
「田舎じゃけー、広いけー、1人2人増えても、変わりゃーせなー。」
「うん。」

○雅夫の家

そうこうしているうちに、家に近づいたきた。
「あそこじゃー!!」
「たでーまー!!」
「オ―!!」
「雅夫きゃー」
「生きとったんか?」
「帰ってきゃーせんけー、はー、死んだかもよったでー。」
「あがー、ゆーちゃんなや。」
「わしゃー、歩いて帰ったこたー、ありゃーせんけー、道に迷うたんじゃけー。」
「皆は、どしたん?」
「大丈夫じゃ」
「ただ。。。。。。」
「ただ。。。。。。?」
「どしたんじゃ?」
「おじさんは、撃たれて、戦死してしもうたんじゃと。」
「もうちょっとで、終戦じゃったというのに。」
「そう。。。。。。」
おじさんというのは、雅夫の父親の弟だった。
「お父さんは?」
「お父さんは、無事で、終戦を迎えたみたい。」
「まもなく、帰ってくると思うで。」
「良かったのー。」
「まー、お父さんは、陸軍ゆうても、経理担当じゃけー、大丈夫よのー。」
「わしも、学徒動員じゃし、もうちょっとで、戦争に駆り出されるところじゃったけーのー。」
「あとは、変わりないんよ。」
「ところで、そちらのお嬢さんは?」
「お嬢さんゆーほどのもんじゃーないが、広島の傍で知りおうたんじゃ。」
「家も家族も無くしてしもうたんじゃ。」
「ほうね。」
「じゃー、暫く、うちにおりんさい。」
「広いけー。」
「うちは、米も野菜も卵も、自給自足じゃけー。」
「ありがとうございます。。。。。。」
田んぼでは米、麦。
畑では、野菜、果物。
裏の庭では、鶏小屋。
肉は無いが、食うには困らなかった。
(正確には、卵を産まなくなった鶏は、数日後、チキンになっていたが。)
雅夫の家は、田舎とはいえ、国道沿いに建つ大きな家だった。
裏の馬洗川近辺まで、100メートルはあるだろうか。
途中には、中庭もある。
(だから、中庭と言うのだろうが。)
「せっちんを借りてもえー?」
「えーで。」
「そこを行ったところじゃ。」
「これは、男用でしょ。」
「うちに立ってせーゆうんね?」
「ほいじゃが、うちの母ちゃんなぞ、いつも、立ったまま、後ろ向きにしょーるで。」
そう、田舎のおなごは、家事・育児・農作業等に忙しく、トイレも、いちいち、座ってなどいられないくらいだったのだ。
「まだ、これでも、乙女なんじゃけーね。」
「ほいなら、もう一つ向こうに、大便用があるけー、そこー、使え―。」
「わかった。」
「うっ!!」
「臭っー」
昔のトイレは汲み取り式である。
「おー。」
「最近、肥を取って、畑に播いたばっかしらしいけーのー。」
「よう、混ざって、えー香りじゃろーが。」
「そういやー、久しぶりに、風呂にでも、入れや。」
「わしが、風呂―、焚いちゃるけー。」
雅夫は、風呂のかまどへ、新聞紙、雑誌、木片を入れ、マッチで火を付けた。
そして、木をくべた。
「風呂が沸いたけー、入りんさい。」
「又、覗きんさんなよー。」
「。。。。。。」
「雅夫、又、覗いたんね?」
「又?」
「ほうよ。」
「前、近所で、矢野温泉に行った時のことだったかの、女友達の裸見たさに、壁に穴を開けたのよ。」
「ほいじゃが、ばーさんのしなびた乳しか、見えんかったでー。」
「おきれた。」
「ところで、あの子の部屋はどうするんかの?」
「雅夫と一緒の部屋がえーんか?」
「それとも、別の部屋かのー?」
「アー見えても、一応、おなごじゃけー、別の方がえーじゃろー。」
「ほーじゃね。」
雅夫の部屋は、裏の2階。
15畳はある広い部屋だ。
「ほいじゃー、裏の1階にでもしんさい。」
「わかった。」
「ほいじゃが、なして、うちに優しゅう、してくれるん?」
「いや。」
「別に。。。。。。」
「好きよ。」
「えっ?」
雅夫は、改めて、自分の気持ちを感じてみたのだった。
そう、一人のおなごとして、意識したのだった。

○部屋

暫くしてのこと。
「おーい!」
「何ね?」
「開けないで!!」
「どしたんなら?」
「う。。。。。。」
その子は、伏せっていた。
「髪が。。。。。。」
「髪が抜けるの。。。。。。」
「大丈夫か?」
「なして?」
「なんか、顔色もわりーで。」
「どしたんなら?」
日増しに、髪の毛も抜け、頬もこけていった。
「ひょっとして、あの「ピカドン」のせいか?」
「へーじゃが、わしも一緒だったんじゃで。」
「おめー、ひょっとして、あの黒い雨に、結構、あたったんか?」
「うん。」
「帽子もかぶっとらんかったし、両手は、あの野菜なんかで一杯じゃったけー。」
「でも、一所懸命、走った。」
「そいやー、あの黒い雨のかかった野菜なんかも、食うたよーたのー。」
「うん。」
「一応、川で洗ったんじゃが。」
「川ゆーても、あの位置からして、川下の方で、洗うたんじゃろうが。」
「うん。」
「こりゃー、あの黒い雨のせいかも知れんで。」
後でわかったのだが、この黒い雨には、放射能が含まれていた。
黒い雨を浴びた上に、黒い雨の付いた放射能物質が含まれた野菜を、しかも、放射能汚染された川下で洗って食べたことにより、体内被曝してしまったのだ。
その子は、徐々に、弱っていった。
食べ物を口にしても、吐いてしまう。
吐くものが無くなっても、胃液まで吐いてしまう。
「しんどい。。。。。。」
「頑張れ!」
やがて、吐くものは、胃液から、血に変わっていった。
「しっかりせー。」
「又、一緒に、畑に行くんじゃろーが。」
「もう、駄目みたい。」
「なにゅー、よーるんならー。」
「わしゃー、おめーの名前も知らんのんで。」
「男がおなごに名前を聞くのは、プロポーズってことなんよ。」
「なんじゃ、そりゃー。」
「いつの時代のことや?」
「明治時代のことか?」
「大和時代のことよ。」
「あほか、わりゃー」
「ほいで、名前は、何なら?」
「みき。」
「みきか?」
「うん。」
「ほいでもって、おなごが男に名前を教えるのは、そのプロポーズを受けるってことなんよ。」
「大和時代では。。。。。。」
「ありがと。。。。。。」
みきの最後の言葉だった。
「こりゃー!!」
「しっかりせー!!」
「寝るんじゃねー!!」
「。。。。。。」
「むごいのー。」
「なして、こがーなことになるんなら。」
「おめーは、わしの最初で最後のおなごじゃー!!」
広島から来た者達は、他にも、続々と、倒れていた。
ラジオでは、終戦のニュースを伝えていた。
「何が、終戦じゃ。」
「わしんところじゃー、まだ、戦争は続いとるんで。
「終わっとりゃー、せんのんじゃ。」
「わしらー、いつまで、苦しまにゃーならんのんや。」
「。。。。。。」

○1955年(昭和30年)雅夫結婚

敗戦(終戦)。
朝鮮戦争。
日本は、戦後の高度経済成長へ。
今にして思えば、1990年迄続く、日本における最初で最後の長期高度経済成長期であった。
その後、雅夫は、1955年(昭和30年)、25歳で、聖美と結婚。
聖美も雅夫同様、原爆によって被爆したものの、生き延びたのであった。
あれから、早くも、10年の月日が経っていた。
100年は草木も生えないだろうといわれていた広島。
1945年(昭和20年)当時、人口20万人超だったが、その約半分は、原爆で、死んでしまった。
しかし、この10年のうちに、復興した。
一旦離れていた人々は戻ってきた。
一面焼け野原で、何にも無い所に、100メートル幅道路を作り、交通の要とした。
広島は、もともと、三角州で砂がたまってでき地形。
地下鉄には適さない。
そこで、専ら、交通の要は、電車、チンチン電車(路面電車)、バス。
産業記念会館は、平和公園内の原爆ドームとして残した。
「げに、よー、立ち直ったもんじゃのー。」
「聖美もえーおなごじゃし、みきの生まれ変わりかのー。」
(年が合わないでしょーが。)
聖美とは、ふっと立寄った「社交ダンス場」で知り合った。
雅夫は、顔に似合わず、色々なことに顔を突っ込んでいたのだ。
その成果とも言えよう。

○1958年(昭和33年)長男竜誕生

それから3年後の1958年(昭和33年)。
広島市宇品。
雅夫と聖美の間には、長男が誕生。
東京タワー、チキンラーメン、皆、同い年だ。
元気な男の子だ。
雅夫は、ますは、手足、そして、指の数を数えた。
「良かった。」
「少なくとも、外観は、正常じゃ。」
「おつむの出来はわからんが。」
「わしの方に似りゃー、おつむも大丈夫じゃろーが。」
「なにゅー、言いよりんさるんかいねー。」
「手足の指も5本づつじゃ。」
「当り前じゃない。」
「いや。」
「当り前じゃないこともあるんじゃ。」
「特に、わしら―、被爆者じゃけーのー。」
名前は「竜」とした。
「加納竜」の誕生である。
雅夫と聖美は貧乏だったので、取り敢えず、佐伯郡五日市の聖美の実家で暮らすこととした。
そこには、聖美の父と妹もいた。
やがて、竜は3歳。
三輪車に乗って走り回るようになっていた。
三輪車に乗っては、こいで回り、庭先で、鎌で草取りをしている祖父の足を、後ろから小突いた。
「こりゃー!!」
祖父は、鎌を振りかざしながら竜を追いかけ、竜は、
「ビエーン!!」
叫びながら、逃げ回っている。
これは、竜が母方の祖父に対して持っている唯一の記憶である。
「ゲホ!」
「ゲホ!」
聖美は、又、咳込み始めた。
原爆のせいかどうかはわからないが、聖美は、病気がちだった。
「肺炎か、結核かも知れん。」
「こんままじゃー、うつすかも知らんし、皆に迷惑をかけるだけじゃねー。」
聖美は、身を引いた。
雅夫とは、協議離婚。
雅夫は、広島へ一人で出稼ぎ。
竜は、雅夫の実家三次の祖父母の元へ。
竜は、3歳にして、父母の元を離れることに。
三次の家。
別れが辛くなってはいけないので、竜が遊んでいるうちに、雅夫と聖美は、黙って去った。
竜がふっと気付くと、父母はいない。
「ビエーン!!」
「母ちゃん!!」
いつまでたっても泣き止まなかった。
祖父母も叔母も、困り果てたが、曹祖母(ひいばあさん)があやした。
竜は、曹祖母のしなびたおっぱいを持ったまま、いつしか、泣き疲れて、寝てしまった。

○保育園

竜は、歩いて行ける近くの保育園に通うこととなった。
田舎なので、幼稚園は無く、当然の如く、保育園だ。
保育園の校庭の下は、水が一杯で不気味だった。
「恐っ!!」
「これは、いざという時の為の水なんよ。」
「先生。」
「いざという時って?」
「そうねー。」
「もし火事になったら、この水が使えるの。」
「あとは、ちょっと汚いかも知れないけど、飲めるしね。」
「ふーん。」
竜は、妙に感心した。

○切手集め

母聖美からは、その後も、よく「手紙」が来た。
「わー、手紙じゃー!!」
いつも、かわいい「切手」が貼ってあった。
竜は、いつも、玄関に出ては、郵便のおじさんを待っていた。
そして、いつしか、切手を集め出した。
最初は、封筒から、無理やり剥がしては、スケッチブックに糊で貼っていた。
無理やり剥がすもんで、いつも、ビリビリ、端っこが破れていた。
「うめー具合にいかんもんじゃのー。」
「そりゃー、水につけときゃー、勝手に剥がれるんじゃ。」
祖母が教えてくれた。
「ほーなん?」
竜は試した。
切手の周りを鋏で切っては、水を入れた洗面器に入れておいた。
暫くして見てみると、
「ほんまじゃーや。」
「剥がれとるで。」
「その後は、きちんと、糊を落として、新聞紙にはさんで、乾かしとくんよ。」
又、祖母が教えてくれた。
「わかった。」
竜は、その通りにした。
暫くして見てみると、綺麗に乾いていた。
「うわー!!」
「綺麗になるもんじゃのー。」
竜は、いつしか、切手集めにハマっていった。
思えば、これが、竜の収集癖の始まりである。
その後も、葉書、貨幣、紙幣、切符、弁当の包み紙、マッチ箱と、その対象が広がっていった。
更には、大人になってからは、お金、貴金属(銀・金・白金等のコイン)、株、不動産へと繋がっていくのであった。
(これも、収集って言うのでしょうか?)
竜にとっては、収集感が無かったと言えば、嘘になる。
時折、母聖美が訪ねて来た。
「母ちゃん。」
「こりょー、見て。」
「まー、切手じゃね。」
竜は、集めた切手を、バラバラと見せた。
聖美が広島に帰って、数日後、小包が届いた。
「わー!!」
「切手のストックブックじゃー!!」
竜はうれしくなって、そのストックブックに、集めた切手を入れて、整理し始めた。
因みに、そのストックブックは、数十年経った今でも、取ってある。

○1964年(昭和39年)、小学校

1964年(昭和39年)、竜は、近くの小学校に入学となった。
世は、正に、高度経済成長のまっただ中。
東海道新幹線(東京~大阪間)、首都高速、東京オリンピック。
世の中、絶好調先生である。
授業参観には、父母は来れない。
いつも、祖母が来てくれた。
竜は、うれしかった。
「おめーの母ちゃんは、年取っとるの―。」
「歳の功じゃ。」
「えかろーが。」
小学校初めての年の運動会。竜の父雅夫が、出稼ぎ先の広島からやって来た。
徒競争。
「竜、頑張れーよ。」
「位置について」
「用意」
「バーン!!」
竜は、一所懸命に、走った。
抜かれまいと、後ろを振り返りながら。
しかし、後ろには、誰もいなかった。
竜は、勉強は出来たが、運動音痴だった。
走るのはビリ。
鉄棒からは落ちる。
ボールは落とす。
水泳は、金槌。
「こりゃー。」
「竜」
「陸上は、人のこたー、気にするな。」
「自分との戦いじゃけー。」
「横も見るな。」
「後ろを見るのは、もっての他じゃ。」
「前だけ見て走るんじゃ。」
父雅夫は、勉強は駄目だったが、スポーツはできた。
特に走るのは早かった。
「短距離は、スタートが大事じゃ」
「スタートダッシュ!!」
「後は、一気に走り抜くんじゃ。」
「息はするな。」
「10数秒、息をしなくても、死にゃーせん。」
「息をすると、その分、遅くなるんじゃ。」
「ええか。」
「ゴールはあそこじゃあない。」
「ゴールは、もっと先の木の辺りじゃ思うて、走り抜くんじゃ。」
「ゴールで止まっちゃー、駄目じゃ。」
「走るのは、全てのスポーツの基本じゃけーのー。」
「わかった。」
竜は、運動会が終わった後も、ひたすら走った。
竜は、どんどん、早くなっていった。
自分でも気付かないうちに。
田舎の学校には、強敵が多い。
竜の家は、田舎とはいえ、街中。
保育園、小学校、中学校、駅等と、皆、歩いていける距離である。
しかし、更に山奥の連中ときたら、毎日、山を2つ3つ超えて、何キロも歩いて学校に通っているのである。
体の構造からして違っていた。
勉強の方はともかく、運動能力たるや、物凄いものを持っていた。
竜は、いつしか、陸上部に入っていた。
竜の小学校では、4年生になると、体育系・文化系で、クラブに入ることとなっていた。
体育系は陸上部、文化系は科学部に入った。
陸上は、決して、他のチームプレーでやる球技のように、ゲーム感覚での楽しいスポーツとは言えなかった。
でも、竜は、陸上が好きだった。
来る日も来る日も、竜は、走った。
いつしか、山越えの連中ですら、竜には、かなわなくなっていた。
その後、走るのは、学校で1位、器械体操は最高得点、遠泳は2キロメートル、成績で、保健体育が「5」になろうとは、この時点でも、誰も、想像もつかなかった。


「山田式1円満室術」

今日5月3日(火)(祝日)、「山田式1円満室術」(山田里志先生、㈱ごま書房新社)、読み終わりました。

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「お金と時間に縛られない生活」

理想ですね。

正に、経済的自由と時間的自由。

もっと言えば、精神的自由。

勤め人も、不動産経営も、志半ば。

早く、実現したいものです。

「元祖サラリーマン大家」

「たったの10日で4部屋埋めた常識外の大家術」

「たったの1円で空室の恐怖が解消されます。」

「お金と時間に縛られない生活。

それが満室大家さんです!」

ネット・オークションで、リーズナブルな価格で、家具・家電を購入。

そてを空室に装備。

家具・家電の売主、入居者の方、そして、山田里志先生、みんな、ハッピーです。


「アパート投資で成功したいなら誰も買わない空室ボロ物件を狙いなさい」

今日5月3日(火)(祝日)、「アパート投資で成功したいなら誰も買わない空室ボロ物件を狙いなさい」(中村一晴先生、㈱ぱる出版)、読み終わりました。

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「競争しない」、差別化というのは、大原則ですね。

「経験を重ねてきた投資家たちが、最後に必ず行き着く投資法」とのことですが、私は、未だそこまで行き着いていませんので、勉強させて頂きます!!

「競争せずに利回り20%を実現する「リニューアル投資法」」

「これは、経験を重ねてきた投資家たちが、最後に必ず行き着く投資法です!」

「地方投資のメリットとデメリット」

○ 利回りの高さ

○ 狭いエリアなので、業者を仲間にしやすい

○ 人口が少ない分、物件もライバルも少ない

「リニューアル投資法のメリット&デメリット」

○ 購入検討者が少ない

○ 地主系大家さんが多い

○ 不勉強な大家さんが多い

○ 高利回り物件が多い

○ 業者を仲間にしやすい

× 人口減少リスクが高い

× 社会情勢に影響されやすい

× アナログ化

× アパートローンを利用できない地域が多い

× 地場業者の影響大

× 値上がり益を狙いづらい

× 業者先導である

私とは又違ったやり方なので、参考になりました。

幸か不幸か「誰も買わない空室ボロ物件」も持っているので、何とかしたいと思います。


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○黒い雨

雅夫が一通り食べ終わった頃のこと。
「何か、暗いのー。」
「ボツ。。。。。。」
「ポツ。。。。。。」
「雨じゃー!!」
「それにしても、いなげな(変な)雨じゃのー?」
「黒い雨とはのー。」
雅夫は、そこらへんで拾った帽子をかぶって、空が明るい田舎の方に向かって走った。
まもなく走ると、雨は止んだ。
「いなげじゃのー。」
「あっちの方だけ、降ってやんの。」
雅夫は、暑さ凌ぎも兼ねて、又、川に潜った。
「ふー。」
「気持ちえーのー。」
雅夫は、河原に上がり、横になった。
「。。。。。。」
「。。。。。。」
「パシャ。」
「うーん。。。。。。」
「ありゃ?」
「寝てしもうたみたいじゃのー。」
雅夫は、起き上がってみた。
「ありゃー!!」
川下に向こうに、何やら、「女体」らしきものが!
若い女性が、裸で、髪を洗っているらしかった。
雅夫は、今迄、祖母・母親と幼い妹の裸しか見たことがなかった。
しかも、じっくりとは見たことがない。
雅夫は、
「ジトーッ。」
と、見続けた。
「おしーのー。」
「長い髪が邪魔―して、乳が見えんがのー。」
その若い女性は、その熱い視線に気付いてしまった。
「キャー!!」
その若い女性は、茂みに戻り、服を着た。
「ちぇ。」
「つまらんのー。」
雅夫は、又、寝ころんだ。
「ワッ!!」
「ワ―!!」
「たまげたろーが。(びっくりした。)」
「あんた、うちの裸、見たろーが?」
「見とりゃー、へんよー。」
「だって、こっち、見とったよ。」
「わしゃー、あの雲―、みょーたんじゃ。」
「雲はもっと上じゃろーが。」
「大体、股間が膨張しとるじゃないね!」
「わりゃー、はっきり、言うおなごじゃのー。」
「うちは、男兄弟ばっかしの家じゃったけー、そがーなもなー、珍しゅーないんよ。」
「ほーけー。」
「ほーけー。」
「あがーゆーても、公衆の面前のそがーな所で、裸でおるんが悪いんで。」
「しょーがないんよ。」
「黒い雨で、びしょ濡れになったんじゃけー。」
「ふーん。」
「わかたっけー、これで、早よ―、髪―ふけー。」
雅夫は、タオルを差し出した。
「ありがとう。」

○小屋

辺りは、いつしか、薄暗くなりかけていた。
「取り敢えず、どっかで休まんと。」
「なして、あんたと、休まんといかんのね。」
「おめーなんか、興味ありゃーせんけー。」
「とかなんと言いながら、ついてきょーるが。」
「おっ!」
「この小屋で、暖でも取ろう。」
「取り敢えず、あっちを向いといてやるけー、濡れた服を脱いで、乾かせ―や。」
「うん。」
「あんた、「潮騒」の見過ぎじゃないの?」
「うっ。」
「わしゃー、そがーな、いやらしいもなー、みゃーせんで。」
「ほいなら、なして、嫌らしーって、知っとるん?」
「まー、えーわ。」
「毛布などありゃーせんけー、この新聞紙でも巻いて寝―。」
「しけとるねー。」
でも、意外と、新聞紙は暖かいのだった。
「スー。。。。。。」
その子は、余程疲れたのか、安心したのか、いつしか、寝息を立てていた。
「げに(それにしても)、うるせーおなごじゃのー。」
「かわいい顔をしょーるのに、言葉は悪いしのー。」
「広島弁丸出しじゃーや。」
「わしじゃけー、通じるが、他のもんにゃー、通じやせんでよー。」
「げに、喋らにゃー、かわいいのー。」
雅夫は、ピンク色の唇に、そっと、唇をあててみた。
「ピクッ」
その子は一瞬、動いたが、起きなかった。
「柔らかー!!」
「暖か―!!」
初めての口付けである。
これが、「接吻」かー。
雅夫は、「キス」という言葉は、未だ知らなかった。


「サバイバル」(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)

「サバイバル」
(~戦争、原爆・放射能、世界恐慌、大地震~)です。

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そこでは、ある男が、自分の家を壊していた。
「なにゅー、しょーるんならー?」
「これでえんじゃ。」
「これで。」
「どーぜ、このままじゃ、わしの家も含めて、めな(みんな)、焼けてしまうんじゃ。」
「ほがーなら、わしの家をめーで(壊して)、延焼を防ぐんじゃ。」
「ここは、わしが火をくいとどめちゃるけー。」
「向こうの家は、火が燃え移らんよう、めなで、水―、かけてくれ。」
皆は、バケツリレーで水をかけて、延焼を防いだ。
そのおかげで、ここら辺一帯は、延焼を防ぐことができたのだった。
そして、同時に、逃げ口、避難場所を確保することにも、繋がったのだった。

○広島市街

「取り敢えず、広島市街の方へ行ってみるかのー。」
雅夫は、広島市街の方へ向かってみようかと思った。
電車の止まったあたりでは、未だ家が残っていたが、広島市街へ近づくにつれ、家そのものも少なくなっていくことに気付いた。
「なんじゃー、こりゃー!!」
一面、焼け野原。
地平線、水平線の如く、見渡す限り、廃墟で、何にも見えなかった。
強いて言えば、はるか彼方に、円盤状のプラネタリウムのような建物の跡が。。。。。。
「あのドームみたいなもなー、なんじゃろーか?」
後から考えれば、それは「産業記念館」の無残な姿であった。
それは、後に、平和記念公園内の「原爆ドーム」と呼ばれることとなった建物であった。
廃墟もさることながら、驚いたのは、そこら中を徘徊している人達である。
衣服は破れ、焼けかけて、皮膚と一体となって、焦げている。
特に、黒い服の場合、光・熱を吸収したのか、悲惨な状況となっている。
無理に剥がそうとすると、皮膚もぼろぼろと剥がれそうなのである。
「それにしても、めな、皿を抱えるように、手の平を上にして歩きょーるのー?」
そう。
皮膚がただれ落ちるのを防ぐために、自然に、そういう格好になってしまうのであった。
(みんな、幽霊のように、手を垂らして歩いていたという表現もあるが、実際は、そうではなかったようである。)
「うわー!!」
「「おえりゃー、せんのー!!」
「水」
「水をくれー。」
雅夫は、持っていた水筒の中のわずかな残り水を、そのものの口にあててやった。
「フー。。。。。。」
そのものは、息絶えた。
「おい。」
「どしたんならー!!」
「水―、やったろーが。」
「折角、最後の水―やったのに、なして、死ぬんなら。」
中には、水欲しさに、太田川や天満川に飛び込む者もいる。
「こりゃー、なにゅうー、しょーるんならー!!」
「溺れていまうでー!!」
雅夫は、川を覗いてみた。
「うわー!!」
川の中は、たくさんの死体が流れていたのである。
「なして、こがーなことになっとるんならー。」
「こりゃー、はー、つぁーりゃーせんでよー。」
「わしゃー、はー、いぬるでー(帰る)」
ここには、もう、何にもない。
雅夫は、田舎に向かっていくことにした。
「それにしても、何か薄暗いのー。」
ふっと、上を見上げてみた。
「うわー!!」
「何なら、こりゃー。」
少し離れてみて気付いたのだが、そら一面、ドス黒い雲みたいなもので覆われているのである。
段々離れて見ると、それは、まるで、「キノコ」のようであった。
そう。
これが、いわゆる「キノコ雲」だった。

○三次(みよし)からも見えた原子爆弾のキノコ雲

所は、変わって、同じく広島県の三次(みよし)市。
雅夫の祖父母、母親、兄弟姉妹(弟2人・妹)達が住む田舎の実家である。
雅夫の父は、陸軍として、戦争に行っている。
田舎の朝は早い。
夏は、早朝4時くらいからゴソゴソと起き始める。
その代わり、夕方6時くらいには、真っ暗にして、布団に入り始めるが。
雅夫の母親も、その日は、家からほど近い田畑の方へと、農作業で出かけていた。
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分。
山の向こうが、何やら、
「ピカッ!!」
と閃光を放った。
その後、みるみる内に、煙が発生、キノコのように、空高く、舞い上がったのである。
そう、「キノコ雲」である。
「あっちは、確か、広島の方向じゃ。」
「ありゃー、なんなら?」
「こっから広島は、80キロメートルは離れとるゆーのに、相当でかいでこりゃー」
「「新型爆弾」でも落っこちたんかのー?」
「雅夫は、大丈夫かのー?」

○市外へ向かって

雅夫は、市外へ向かって、歩き始めた。
いたるところで、電柱が倒れ、火花を散らしていた。
「危ない。」
「危ない。」
「こんなんに触ってしもーたら、感電するでよー。」
雅夫は、とことどころで残った水を集めては、水筒に入れておいた。
「まずは、水じゃけーのー。」
「水さえありゃー、1週間くらいは、死にゃーせんけーのー。」
「後は、食うもんじゃ。」
「手持ちの弁当も、たもーて(蓄えながら)、食わにゃーいけんのー。」
「今は、すまんが、非常緊急事態じゃ。」
崩壊した家に転がっている食糧等も頂いた。
「こうして、わしに食うてもらえりゃー、食いもん冥利に尽きるじゃろー。」
雅夫は、自分なりに、正当性を納得して、食料等を掻き集めた。
ついでに、役に立ちそうなものも、集めておいた。
懐中電灯、ラジオ、笛、乾電池、タオル、ハンカチ、チリ紙、軍手、運動靴、筆記用具、メモ用紙、ビニール袋、マッチ、何でも、リュックサックに詰めた。
リュックサックは、両手が空くので、重宝した。
道路もグチャグチャで、何度も、躓いて、転びそうになった。
何かを持ったままだと、転んだ時に、危険なのだ。
又、夜は、停電で真っ暗な為、懐中電灯が役立った。
懐中電灯を持つ為にも、手は空けておきたかったのだ。
空腹になると、そこらへんのものも食べた。
野草、野生の果物も食べた。
「おっ!!」
「こがーな所へ、野生のスイカもなっとらーや!!」
雅夫は、棒で割って、むしゃぶりついた。
「丁度喉もひとったし(乾いていたし)、うめーのー!!」
すると、
遠くの方から、叫び声が。
「コリャー!!」
「わりゃー、なにゅー、しょーるんならー!!」
「わかたのものー(自分ちのものを)、食えやー!!」
「やべー!!」
「野生のスイカじゃー、ありゃーせなーや。」
野生のスイカなど、あるわけない。
雅夫は逃げた。
そして、近所の家先の茂みに逃げ込んだ。
「まー、緊急非常事態じゃけー、しゃーないのー。」
「言わば、「超法規的違法性阻却事由」ってやつじゃ。」
(何のこっちゃ?)
「ブーン!!」
「うわっ!!」
「こんだー、何なら?」
足長蜂だった。
「蜂は、こっちが、いらわなきゃー(ちょっかい出さなければ)、何もしゃーせんけーのー。」
雅夫は、ゆっくりと、その場を離れた。
「おっ。」
「蜂の巣じゃーや。」
家の軒先で、足長蜂の巣をみつけた。
「よっしゃ!!」
雅夫は、近くで、棒の切れ端を見付けた。
雅夫は、蜂の巣を、棒の切れ端で、叩き落した。
「ブワーーン!!」
蜂が一斉に飛び出してきた。
雅夫は逃げた。
しかし、棒の切れ端を持った右手に激痛が走った!!
「痛―!!」
「はしるのー。(ヒリヒリする。)」
「熱いのー。」
どうも、蜂に刺されたらしい。
雅夫は、刺された右手を、近くの水道で洗い流し、冷やした。
「フー。」
暫くして、やっと、ヒリヒリ感と、熱さが収まってきた。
足長蜂だからこの程度で済んだが、雀蜂や、くまん蜂だと、こんな程度では済まない。
へたしたら、死んでしまう。
雅夫は、さっき叩き落した、蜂の巣に、水をぶっかけた。
蜂が残っていないことを確かめた雅夫は、蜂の巣を壊し、中から、蜂の幼虫を摘み出した。
「南無妙法蓮華経。。。。。。」
「オ―、マイ、日蓮。。。。。。」
雅夫んちは、仏教・日蓮宗だった。
「ガブッ!」
「プチッ」
「ジューシー!」
「甘―!」
「蜂蜜の感じー。」
痛い思いをしただけに、うまかった。

○河原

雅夫は、暑いので、今度は、河原つたいに歩いた。
ここら辺は、まだ比較的海にも近いためか、ほんのり、潮の香りもする。
砂のところどころに、穴が開いており、ときおり、なにやら、動くものが、顔を出している。
「蟹じゃ。」
雅夫は追いかける。
「蟹は、ほんまに、横に動くんじゃのー。」
「なしてかに?」
雅夫は蟹を捕まえた。
というより、右手の人差指を蟹の鋏ではさまれたのだ。
「痛―!!」
右手を振っても、蟹の横腹をくすぐっても、蟹は、離そうとしない。
昔、鋸クワガタにも指を挟まれたことがあったが、その時以来の痛さだ。
何度も振って、やっとこさ、話してくれた。
雅夫は、これも何かの縁だと思い、そこら辺に転がっていた缶詰の空き缶に蟹を入れておいた。
川の砂・水と一緒に。
雅夫は、ついでに、河原の石をもひっくり返したりして、貝を採った。
「ニーナ」「タニシ」等だ。
暫く、河原でぼーっとした。
「それにしても、暑いのー。」
雅夫は、パンツ一丁になって、川に潜った。
川の中の岩は、そこら中に穴が開いていた。
雅夫は、ひとつひとつ、手を突っ込んでみる。
「なにやら、動きょーるのー。」
「長いもんみたいじゃのー。」
つついて、出てくるところを、握ろうとしたが、ヌルッとして、逃げられてしまった。
「惜しかったの―。」
「ウナギじゃーや。」
そう、昔の川には、ウナギもいたのだ。
気を取り直して、又、別の穴へ手を突っ込む。
「おっ!」
「又、長いもんみたいじゃ。」
「又、ウナギみたいじゃ。」
でも、ヌルヌル感が微妙に違う。
「うわー!!」
「蛇じゃー!!」
雅夫は、蛇は、あまり得意ではなかった。
得意な人は少ないか。。。。。。
昔、蛇に小便をひっかけて、追いかけられたことがあるのだ。
(これは嘘ではなく、本当なのです。
一度、試してみて下さい。)
又又、気を取り直して、性懲りもなく、別の穴に手を突っ込む。
「おっ!」
「今度は、普通の魚みたいじゃ。」
「ギュッ!!」
手ごたえがあった。
「握ったでー。」
「握ったなーえーが、手が抜きゃーせなーや。」
アホな猿と一緒である。
でも、何とか、手首の向きを変えて、穴から、引っ張り出した。
猿よりはかしこいようである。
「鮒じゃー!!」
鮒を素手で捕まえることができたのだ。
結構な収穫だった。
「さてと。」
「焼いて食うかのー。」
「さっき、マッチも拾うといて良かったのー。」
石を集めてきて、炉をこさえた。
そして、新聞紙、葉っぱ、木の切れ端、棒を集めてきた。
いよいよ、点火。
「シュッ!!」
の筈が、
「スカッ。。。。。。」
「何なら、こりゃー。」
「火がつきゃー、せなーや。」
マッチは、しけっていた。
「しけとるのー。」
雅夫は、又、近くの廃墟で、壊れた眼鏡を拾ってきた。
そして、新聞紙の黒い部分に向かって、壊れた眼鏡のレンズをあて、太陽の光が集まるようにした。
数分後。
新聞紙に、煙がたち始めた。
やがて、
「ボッ!!」
火がおきたのだ。
「やった!!」
すぐに、吹いて、火を大きくする。
葉っぱ、木の屑、小枝と重ねていく。
そして、木の枝。
火は、完璧に大きくなった。
「うーん。」
「旨いのー。」
鮒、貝、そして、蟹。
雅夫は、念の為、火を通して、食べる癖を付けていた。
生モノには、菌が付いているから、結構、危険なのだ。


木場テニス

昨日4月30日(土)は、木場:テニス、門前仲町:飲み会・カラオケです。

【「仮面サイダー」?】

2011. 4.30.006.JPG

【木場テニス(左奥に見えるは「木場大橋」、右奥に見えるは「東京スカイツリー」)】

2011. 4.30.018.JPG

【木場から見た「東京スカイツリー」】

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【「正義の味方引越センター」】

2011. 4.30.031.JPG

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