妻が、布団の無料点検の電話がきたので、頼んだとのこと。
おもむろに、掃除機で吸い取り始め、ビーカーに、白っぽい埃をあけて見せて下さいました。
「これがダニの死骸です。
これを吸うと、体に悪いのです。」
「よく見えませんが。。。」
「顕微鏡で見て頂ければわかります。」
「顕微鏡など、持っておりませんが。。。」
「市役所に持っていけば、検査してくれますよ。」
「そうですか。」
「布団の清掃だけでなく、乾燥、圧縮収納までやりますよ。」
「おいくらですか?」
「今日は、お試し特別サービスで、500円ですが、いつもは、1回5千円です。」
「どの位の頻度で、やったらいいのですか?」
「週1回位でしょうか。」
「じゃあ、月2万円もかかるじゃないですか。
その掃除機で、自分でやった方がいいですよ。。。」
「この掃除機は、特別のルートでしか、手に入らないもので、営業用ですから。」
そう言われると、余計に欲しくなり、
「何とか、売って下さいよ。」
「うーん。。。
本当は駄目なんですけど、ちょっと、上司に相談してみますね。
お電話、お借りしていいですか?」
「どうぞ。」
「喜んで下さい。
丁度、社に、1台、余分なものがあるそうで、それを御譲りしてもいいとのことです。」
「いくらですか?」
「ちょっと、お待ち下さい。
これが、特別販売価格一覧表でして、35万円になります。」
「何で、販売価格一覧表があるのですか?」
「実は、昔は、販売していたこともあったらしいのですよ。」
「高過ぎて、お金がないですね。。。」
「それでしたら、提携ノンバンクもありまして、毎月7千円の5年払いというのもありますよ。
月2回清掃すれば、元が取れますよ。」
「よっしゃ!!
それでいきましょう!!」
「ところで、何で、うちの電話番号を知っていたのですか?」
「知りませんよ。
適当に、順番に、かけていっただけなんですよ。
前なんか、同業者にかかったこともありましたねえ。」
ナルホド。。。
後日、似たような掃除機を、通信販売で見かけました。
4万円程度で売っておりました。
やがて、その会社は、倒産したようで、新聞に出ておりました。



