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西船橋に行ってきました。
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大手ハウスメーカーさんの研修会で「CPM流不動産投資コンサル入門」という話をさせていただきました。
千葉と茨城一帯の営業所に所属する100名ほどのアパート建築営業の皆さんが、ずらーっと勢ぞろいです。
今回は2回目で前回の参加者もたくさんいらっしゃいましたので、建築営業をされている皆さんがコンサル的な切口で仕事をするために必要なことの他に、「不動産投資でありがちな失敗」というのをご紹介させていただきました。
知らず知らずのうちに、こんな結果をお客さんにもたらしていませんか?という話です。
1.市場価値を下げてしまう。
更地は更地価格ですが、アパートや賃貸マンションを建てるとその時点で収益還元価格の世界になってしまいます。特に家賃が安かったり、空室率が高かったりすると、建築してしまったことにより更地価格より価値が下がってしまったという失敗は結構あります。逆に言えば、そういった物件を中古で買って更地にすると儲かるんですけど。
2.レバレッジを効かせすぎてしまう。
借入によるレバレッジは効率を求める投資をする上では欠かせませんが、やりすぎると賃料低下・空室増加・運営費増加・金利上昇などによって、逆レバになってしまったときに、大変な持出しが発生してしまうことがあります。地主さんの建築は、もともと土地がありますからエクイティ(自己資本)多目の投資になるんですが、地価の安い=賃料の低い地域ででっかい建物をフルローンで建てたりするとやっぱり破綻してしまうことがよくあります。
3.経費倒れしてしまう
固定資産税や管理手数料やメンテで結構な支出があります、不動産投資は。首都圏とかで坪単価1万円位の物件だと、家賃に対しての運営費はアパート15%前後、マンション17%前後、区分22%前後という感じになりますが、賃料単価が5千円のところでも、同じようにコストがかかりますから家賃に対しての比率が15%⇒25%前後、17%⇒27%前後、22%⇒32%前後という感じに割高になります。家賃1万円の区分マンションで、管理費6千円、固定資産税年間3万円なんていう金額であれば運営費比率は85%(!)ということです。
4.税引き後の現金が残らない
買った次の年は、大抵税金の心配はしなくても大丈夫ですが、そのうちだんだん増えてきます。設備の定率法にしてあった減価償却が終り、建物の減価償却が終り、ローン返済のうち元金分が徐々に多くなり・・・段階的に増えていきます。その間、家賃は下がり、空室は増え、あっちこっちメンテが必要になり。キャッシュフローもだんだん圧迫されてきます。十分な税引前CFが確保できていなくて、時間軸でみた収益低下が大きい投資はあとで苦労します。
5.結果的に投資になっていない
バブルとか景気がいいときにはみんなキャピタルゲインの話をします。1億で買って何年か持ったら倍になる。だから毎月ン十万の持ち出しで買っても儲かるとか・・。景気が悪いときにはみんなインカムゲインの話をします。毎月ン十万のキャッシュフローがあるから売らずに持っておけば儲かるとか・・・。どっちも大事で、どっちも無視できません。クルマの両輪ですから。それは、キャッシュフローがプラスのまんまならいいですけど、赤字の運営になっている物件を持ちきれなくて手放したいのにフルローンで組んだ融資がたっぷり残っていて売るに売れないという事態ってありますよ。そのとき、保有中のCFの合計が1000万で、キャピタルロスが5000万っていったら何のためにその投資したの?っていう話になります。
そして、もしかしたら建築受注が取れなくなる可能性があるけども、これらをちゃんと説明したうえで、建築するかしないかの判断をしてもらうということができますか?ということです。
営業マンや営業会社にしてみたら、それなりの覚悟が必要です。目先の売上げを失うリスクがありますから。
でも、そんなこと指摘してくれる人や会社は皆無ですから差がつくんです。
船場吉兆の事件のときに誰かがこんな試算をしていました。
「嘘やごまかしで利益を得た場合、それが発覚してこうむる損害はその利益の6倍」。
逆に言えば、正直に、相手の利益を優先して目先の利益1千万円を捨てる覚悟のあるひとは、その相手の信頼を得て結果6千万円の利益を得るということだと思います。
きれいごとではなく、正直は儲かります。
そして、それは色んな企業が実証しています。プラスにもマイナスにも。
しかし、今回に限らずアパートや賃貸マンションの建築や仲介をしているプロ皆さんを相手に講演をして感じることは、不動産投資に関しての知識が、勉強している一般の皆さんとあんまり変わらないレベルだということです。
下手したら、これを読まれている皆さんのほうが勉強していると思います。
研修参加者の皆さんにいくつか質問をしました。
Q1不動産投資の本を読んだことがあるひと?・・・20人くらい手が上がります。100人の中の。
Q2では、10冊以上読んだ人は?・・・1人もいません。
Q3自分で区分でもアパートでも、やっているひと?・・・2人だけ手があがりました。
Q4スマートフォンを使っている人は?・・・2~3人です。
Q5ブログやSNSをやっている人は?・・・ゼロです。
Q6不動産投資のブログを読んだことある人?・・・ゼロです。
Q7宅建持ってる人は?・・・・これは40人くらい上がりました。
Q8では、建築士の免許は?・・・ゼロです。
Q9大学の建築科を卒業したひとは?・・1人だけいました。
・・・ホントに??という感じだと思いますが、この会社だけではないですよ。
大手とはいえハウスメーカーの営業の人の現実です。
そして、不動産業界も一緒です。
だからこそ、(1)ちゃんとした勉強をして知識をつけて、(2)自社の利益よりもクライアントの利益を優先して考えられるコンサル的な立ち位置をもてるようになれば、他社と差をつけられるようになるんです。
この研修を企画したのは、実は私のを含めたウチ(CFネッツ)のセミナーをいくつか受けていらっしゃる支店長さんなんですが、こういった研修の必要性を肌で感じたんだと思います。自分で勉強してみて。
企業研修もやっていますので、興味のある方は企画開発室セミナー担当まで問い合わせしてみてくださいseminar@cfnets.co.jp(宣伝)。
今月の下旬に、福岡の宅建協会4ヶ所で講演がありますので、同じ質問をしてみようかな。