昨夜、エチカの鏡というTV番組で「住宅特集」をやっていました。
番組内でアドバイスをしていたさくら事務所の長嶋修さんは読売新聞主催で何年か前に秋葉原で行われた400人規模のパネルディスカッション形式のセミナーでご一緒しました。
相変わらず、落ち着いた雰囲気の方です。私の弟と同い年なんですけど。
住宅は高級と低額の二極化していますということで、神戸芦屋のフェンスとゲートで隔離された超高級住宅地=各戸に船着場が付いていて、一戸建てなのに年間管理費100万円。土地+建物で5億円前後!、と、ユニクロ住宅=いわゆるローコスト住宅で、番組内ではアキュラ・ホームさんの1000万円で建築できる建物が紹介されていました。
それから森永卓郎さん。
今度、6月9日に神保町の日本教育会館で行われる宅建協会の中央千代田支部の研修会に来られますが、実は昔、名刺交換したことがあるんです。
まだ、彼が三和総研の主任研究員でサラリーマンだったころに。
前に務めていた会社のメインバンクが当時の三和銀行だったので、森永さんのセミナーを聞くチャンスがあったんです。
話の内容は確か、商品にどうやって付加価値をつけるかという話で、日本の食玩と中国の菓子のオマケ、それから100円のミニカーと1万円のミニカー、中国製の1000円のヤカンとフランス製の2万円のケトルなんかを次から次へと紙袋から出して面白おかしく解説していました。
印象にのこっているのにこんな話がありました。
~最新のトレンドを身につけるために、いつも発売日に少年マガジンを買って読んでいるんですが、ある日、仲の良い他社の研究員に「森永さん、まだそんなの読んでるんですか!?」とバカにされて、「こいつらもオトナになってしまったか・・・」と落胆していたら、「これからはこれですよ!」とガサガサっとだしてきたのがコロコロ・コミック。確かに、ミニ四駆・ベイブレード・カードバトル。トレンドは全部ここから来ています。~
感心しました。
ちなみにこの森永さん。私の兄と同い年です
それから、番組で紹介されていた「大森ロッヂ」。
昭和30年代初めに建てられた木造の長屋をブルースタジオさんがリニューアルした賃貸物件で、近隣の新築マンションと同じくらいの賃料がとれています。
コミュニケーションが取りやすいですし、庭があって雰囲気もあるのでかなりの人気物件になっています。
これも去年の2月に工事をやっている最中、会社のみんなで視察に行きました。
断熱施工はされているそうですが、隙間風だらけで心底冷え込みました。風呂はなくてそのかわり半畳のシャワーブースだったり、キッチンが昔よくあった大工さん手作りの「箱」にステンレスの板を張ったものだったり、玄関のたたきと床の段差が「よっこらしょ」とあがらないといけないくらいの高さがあったり(耐震補強はされていて国のモデル事業になっているそうです)。
住宅としての基本性能は多分普通の物件に比べると劣るんですが、それでも借り手が付くんですよね・・・。都内で駅近(エチカじゃないですよ。エキチカです)だからっていうのもあるかもしれませんが、それよりも板塀で囲われたその一角だけ昭和の路地になっているので、別世界に来たような感じになるんでしょう。
芦屋のゲーティッドシティもそうですが、「劇場型」の住宅といったところではないでしょうか。
賃貸住宅の企画でも、こういった「ササる」センスって必要だと思います。
ちなみに、この「大森ロッヂ」。私の姉と同い年です。
・・・兄弟姉妹が7人もいますので、だいたい誰かとかぶるんですよね。
あと、欠陥住宅の話。
水漏れ・雨漏りで床下に水がたまってカビだらけ・シロアリだらけとか、建物がゆがんでるとかひどいもんでした。
健康被害にもつながります。
子供のときに育った実家もひどかったなぁ・・。終戦直後に建った、トタンにコールタールを塗った黒い家でしたから見た目「大森ロッヂ」なんですが、大雨が降ると家族総出であっちこっちにバケツを置いたり、あるときなんか、家族でテレビ(白黒)を見ていたらいきなりドサッと枯葉とともにバケツ2~3杯分の大量の水が天井を突き破ってきたこともありました。
一瞬家族みんなで顔を見合わせましたが、ドリフのコントみたいで大笑いしました。
まぁ、そんな家で育ったもので「早く大人になって、ちゃんとした家に住みたい」と思ってこの不動産・建築の世界に飛び込んだわけですから、ある意味感謝していますけど。
10万円程度でインスペクション(プロによる第三者の診断)をやってくれる建築事務所とかありますので、そういったヒトに頼むのをすすめていました。
ちなみに、その資格・・持っています。

