ここ数日間日経平均株価が続落しています。各国の市場も同じような流れです。また、先週あたり米国の住宅バブルが金利の引き上げとともにはじけて、ローンの支払いができなくなった消費者が自宅を手放そうにも買い手がつかない状態になっているといった趣旨の報道がありました。
ロバートキヨサキ氏にしてもドルフデルース博士にしても根底には不動産の価格は右肩上がりという考えが原則となっています。
基軸通貨国であることによる経済的な強み、移民やそのゾーンの出生率の高さによる人口増加などを裏づけに住宅需要は伸びているのでしょうがそれに依存した考えは今回のような事態を引き起こします。
安く買って何年か経つと価格が上がる
→担保力が出るので金融機関に再融資(リファイナンス)を受ける
→その現金を消費にあてる
→更に価格が上がる
→売却して現金を手に入れて別の物件の頭金にする。
その間には資本改善で価値を上げたり、シェアリングやコンバートなど貸し方に工夫をこらしたりといったスキームはありますが、単純化するとこういった話です。
今回のように金利が予想以上に上昇して支払い不能になった場合など前提条件がいくつか狂った途端に破綻(デフォルト)が待ち構えていますし、そうでなくとも誰かがババを引くことになります。
17年前までであればまだしも、現在の日本人であれば不動産は値下がりをすることも知っていますし、人口も減ることもあるんだということも知っています。
値段が上がったからそれを担保に借金をして高級車やクルーザー、あるいは自家用機を買ったりといった馬鹿げたことをする人はあまりいないと思いますが、つい数年前まで株式の分割とM&Aで儲けたお金で自家用ジェットを乗り回していた人も時代のヒーローとして祭り上げられていましたからわかりません。
最近、FXや株式で利益を出して浮かれ気分でいた方が目に付きましたので今回の暴落は改めて投資に対する姿勢を見直すいいチャンスなのではないかなと思いました。
不動産投資にしても外資の理論・思想に基いてファンドが活発な動きをしていますが、その裏には入居者募集で客付けをしてくれた賃貸業者に手数料・広告料などの名目で通常の4倍の紹介料を支払ったりという軋みがでていることを知る人は少ないと思います。
くれぐれも日本人としての自分の常識を信じて、そして本質的なものを見抜く目を養い、さらに正しいモノサシを持つために原則的・根本的な理論を学んで、加熱した市場に踊らされないよう地に足の着いた投資をしていってくださいね。
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