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プロフィール

猪俣淳
不動産業務歴20年、11個の不動産関連資格を持つ不動産投資コンサルタント  
(株式会社CFネッツ ジェネラルマネジャー)

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主な著書

アパート大家さんになった
12人のフツーの人々


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 公示送達

公示送達の手続きをしに、横浜地方裁判所へ行きました。

4年前から夜逃げをして行方不明になっている入居者の部屋のある物件を購入しましたので明け渡し訴訟の手続きをしているのですが、

連絡先がわからないので、裁判の日付を通知する書類(口頭弁論期日呼出状)を送付する代わりに裁判所の掲示板に2週間張り出してもらって通知したとみなすわけです。

その場合、いろいろ調べたけれども結局わからなかったということを証明しないといけませんのでいくつか書類を出します。

まず、公示送達申立書。

文面としては「当初の事件について、被告の住所、居所、就業場所、その他送達をなすべき場所が知れず、通常の手続きで訴状等の送達ができないから、公示送達されるようもうしたてる。」といったものになります。

付属書類として大抵はそのまま異動されていない住民票と調査報告書になります。

調査報告書には近隣や職場への聞き込みの項目がありますが、ワンルームアパートで基本的に単身者ばかりのため、聞き込みにいっても不在の場合が多く、また職場についても入居申込書が紛失しているためにどこに勤めている(いた)かがわかりませんと正直に記入します。

その代わり、現地でガムテープで閉じられたドアポストや止められたガスメーターの元栓、作動していない電気メーターなどの写真をデジカメで撮影し添付します。

こういった書類を調えて提出して待つこと10数分。

公示送達の日程を踏まえた裁判の日時が確定し、期日受け証にサインをして手続きは終わりです。

ずいぶんあっけないものです。

ちなみに、保証人の父親は亡くなっていて実家の母親とは連絡は取れたのですが、「本人からたまに連絡は来るが連絡先やいま住んでいるところはわからない。縁が切れたようなものだからもう連絡しないでください。」という返答。

その件ももちろん書類に記載しましたが、当然中の家財道具の引き取りも拒否されました。

母親から聞くところ、どうやら当時水漏れか何かがあって修理を頼んだのに一向にオーナーが対応してくれなくて家賃を払わなかったという経緯があったらしいのです。気持ちはわかりますがずいぶん勝手な話です。

最終的には判決をもらって執行官立会いの上で荷物を全部出して鍵を替えることになりますが、時間も費用もかかります。4月頃から本格的に動き始めて最終的には8月末頃には型が突くことでしょう。費用も弁護士を頼んでいませんが保管費用も含めて50万円程度はかかると思います。

修理なり早期の滞納回収なり、当時ちゃんとした対応をタイムリーに行なっていれば入居者を不良入居者にすることも無かったでしょうに、オーナーとして他山の石として肝に銘じなければなりません。

でも、

こういった手続きを自分でボチボチと行なっているのもこの部屋が42室中の1室だということも大きいですよ。

4室中の1室だったらこうは行きません。

それから、こういったリスクを抱えた物件だからこそ、ほかの人が手を出すことも無く、そこそこの価格で購入することができました。

この部屋以外は資本改善(リフォームと清掃)により満室になっていますから、全部解決してこの部屋も埋まれば物件の価値が一気に上がります。

そうしたら転売で出口を確定してもいいかもしれませんね。




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