最近、おとり広告の話題が多くなってきました。
これは社団法人 首都圏不動産公正取引協議会が
昨年12月24日に不動産情報サイトのアンケート調査を発表し、
その結果を踏まえて、各社がその話題に言及しているという構図です。
▼社団法人 首都圏不動産公正取引協議会
http://www.sfkoutori.or.jp/
▼アンケート調査結果(PDF)
http://www.sfkoutori.or.jp/pdf/201224%20sight_questionnaire.pdf
おとり広告とは、簡単に言えば、
ありもしない売り物件情報を広告掲載し、
集客を図る、そして、違う物件を売る、という
不動産業界では古くから使われていた悪い習慣です。
もちろん全ての不動産会社がおとり広告をしているわけではなく、
限られたごく一部の会社がやっているわけですが、
不動産業界全体のイメージダウンになることは言うまでもありません。
物件情報を掲載している物件情報サイトも
その対策を講じているようですが、
1つ1つ物件情報の裏を取るのは大変な手間ですから、
その効果のほどはどうなのか・・・とも懸念されます。
私も個別の依頼を頂いた際、
物件情報を集めたり、もしくは、購入者を探したり、
という事があります。
この時も、特に売り物件情報の場合、
「これは誰が売主で、どういうルートの話ですか?」と必ず確認します。
「ある人の代理人から依頼を受けた会社からの情報です」
と言った場合、
売主→代理人→会社→その人→自分
という構図が成り立ちます。
ずいぶん遠い話です(笑)。
そして、買主から売主への価格提示が
いつの間にか金額が変わっている、なんて話もよくあります。
不動産の取引は大きな金額が動く分、
実に様々な人がそこからの利益を狙っています。
そららの思惑が情報操作という形で
円滑な取引を阻害しているわけです。
確かに物件情報サイトは便利ですが、
個人的には信頼出来る不動産会社と複数社、お付き合いした方が
よっぽど効率的で確実な情報が手に入ると思います。
世に出回っている情報の中には
「ウソ」も多くあることを肝に銘じておきましょう。
これから2月、3月にかけて
物件数も増えてくると思います。
中には良い物件も多くなると思いますが、
それ以上に「そうでもない物件」が多くなるはずです。
3月まではある意味チャンスですが、
ある意味では落とし穴に落ちる危険もあります。
情報は信頼できる所から取り寄せるよう、
注意してください。



稲葉裕一郎
