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稲葉裕一郎
1978年4月23日、東京都生まれ。
東京都在住。
■趣味 : 野球、読書、キムチ作り
■身体のサイズ : 182cm、75kg(←最近減った)
■血液型 : B型
■お酒 : 好き(でも家では飲まない。人と一緒に飲みながら話すのが好き。でも飲みすぎることもしばしば・・・)

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  Top > 2008年6月

本当に大切なもの・・・

先日、賃貸業界唯一と言ってもいい業界新聞、
全国賃貸住宅新聞社の座談会に参加してきました。

近頃の不動産業界をテーマに話をしていました。
メンバーは不動産会社の方、物件情報サイト運営者、
投資セミナーを開催している会社の方、全国賃貸住宅新聞社の記者の方、
そして私でした。

近頃の融資の話や買える人と買えない人の差など
色々な事を話していたのですが、その中でも一番印象に残った事があります。

それは私たちと同じように
株や不動産投資など投資セミナーを開催している会社の方に振られた質問です。

記者の方が「どんなセミナーが人気ありますか?」と投げかけます。
するとその方は

「やはりリフォームなど具体的な手法やノウハウをテーマにした
セミナーが人気があります」(要約)

との回答。そして続けてこう言います。

「ただ、それは枝葉の部分なので、
本当はもっと本質的な理論や考え方を身につけてから
枝葉のノウハウなどを学んで欲しいのですが」(要約)

と。

その後、私にも同様の質問があったのですが、
私はその方のおっしゃる事とまさに同じです、と答えました。

確かにリフォームなどの手法は大切です。
それを否定する気は全くありません。

そして、投資手法、例えば、
フルローンを使った投資手法を学ぶ事は否定しませんし、
使える人は使ったら良いのではないかと思います。

しかし、それらも不動産投資における枝葉の部分に他なりません。

もっと本質的な理論や考え方が不動産投資にはあります。

ただ、本質的な理論や考え方をテーマにしたセミナーは
リフォームや具体的な投資手法に比べてテーマが地味です。

「利回り30%の物件を買う方法!」の方が
キャッチ的にも皆さんの興味を引くわけです(笑)。
そうしたテーマならいくらでも思いつきます。

「家賃を3000円~1万円アップさせるリフォーム100選」
「ボロ家を300万円で蘇らせるシンデレラリフォーム術!」
「予算1万円でワンルームをオンリーワンにさせる10大インテリアを大公開」

どうでしょうか?
面白そうじゃないですか(笑)?

今後、こうしたセミナーを開催するかもしれませんが、
一方でこうしたテーマは不動産投資における枝葉に過ぎません。

もっと大切な事が、
もっと重要な事が、
もっと成功のカギを左右する事が、
不動産投資にはあります。

ただ、そうした本質的なテーマを
単純なキャッチコピーで表現することは非常に難しいです。

もしかしたら、私たちの表現力不足なのかもしれません。

不動産も頑丈な基礎があるから、
地震にも強い頑丈で立派な建物が建つわけです。

不動産投資も同じです。

最も重要な基礎を学んだあとに、
枝葉の部分を学ぶ。

このバランスを上手く取ることが大切ではないかと思っています。

ここからは宣伝ですが、
不動産投資セミナーを開催してきて早5年。

その集大成が「第五回 猪俣道場」です。
http://www.sftd.jp/audios/seminar_080906.php

このセミナーでは不動産投資における
基礎となる部分を徹底的に学ぶセミナーです。

この「第五回 猪俣道場」では残念ながら、
細かなリフォームの事例紹介やインテリア商品の紹介などはありません。

ただ、もっと大切な
投資理論、ファイナンス知識と10を超えるほどの金融機関の最新審査基準、
不動産投資のリスクとその対処方法、物件の分析方法...など。

そして、その集大成として、
2日目の最後に実際の物件を取り扱った
ケーススタディに取り組んで頂き、
参加者の皆さんに物件の評価をして頂くという流れです。

まずはこの基礎をしっかりと学んだ上で、
様々な手法やノウハウのセミナーを受講して頂きたい、
そう思っています。

最初は半信半疑だったとしても、
きっと2日目が終わるころには
「参加してよかった」と思って頂けると思います。

受講前とは一段も二段もレベルアップした自分になれる、
この点はお約束いたします。

この機会にぜひどうぞ。
今年は今回限りです。
http://www.sftd.jp/audios/seminar_080906.php


「ガイアの夜明け」で考えるマンション価格の変動

先日、「ガイアの夜明け」でマンション価格が下落している、というテーマで放映されていました。放送内容はこちらでご覧になれます。
 http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview080617.html

一時期は「もっと価格が上がるだろう」と見込んで販売を停止していた新築マンション業界。それもつい半年前くらいの話です。それがマーケットが一気に急展開。今はモデルルームも閑古鳥が鳴いている状態、という話でした。その背景には様々な要素があります。しかしながら、新築マンションの販売に苦戦しているというのは今に始まった話ではありません。

マンション販売が活況だ、という話が出ていた頃から、実は売れ残りのマンションは結構あったわけです。実際に活況なのは、立地のよい物件の話で、郊外の立地優位性が劣る物件は少なくとも活況とは言い難い状況でした。
そして、それらの物件を抱えるディベロッパーが金融機関からの融資引き締めや地価高騰、原材料の高騰でダメージを受け始め、体力がなくなって倒産が表面化してきたのがこの数か月の話。倒産という形で問題が顕在化しただけの話で、実は前からこの問題は潜在化していましたし、この問題を指摘する業界関係者も多くいました。

そして今、マンション価格の下落という形で一般顧客(マイホーム購入者)に影響を与えてきています。

これは新築の話だけかというと、そうでもなく、新築マンション価格が下落する地域においては、中古マンションの価格にも少なからず影響するでしょう。新品が値下げしているのに、中古が値下がらないわけがありません。

しかしながら、これが一時的な短期の話なのか、長期の話なのか、がポイントです。


仮に短期の話であった場合、今後、価格が持ち直す、という事になりますので、今が買い時と言えます。一方で、長期の話で、今後も現在の値下げした価格がそのまま推移するという状況であれば、値下げしたからといって決して買い時ではない、という事になります。

この両者の差を見極めることが大切なわけです。

ガイアの夜明けの中で、購入予定者の方が「買い時が今かどうか迷っている」と発言されていらっしゃいました。しかし、この発言は本質を捉えていないような気がします。
正しい言い方としては、「このエリア・立地において、この物件は今が買い時かどうか迷っている」となります。

つまり、先ほどの両者の差は「エリア」「立地」の差であるわけです。

短期で転売するのであれば話が変わってきますが、マイホームもしくは投資用不動産という位置づけで考えれば、ある程度、長期で保有するという前提が個人の方であれば、あるはずです。ですから、今現在の価格変動も大切ですが、5年後、10年後の価格がどの程度の割合で推移するかの方がより大きなインパクトをもたらします。

仮に30%オフで売りに出ているマンション、そのままの価格で売りに出ているマンション、どちらがお買い得かということ、今現時点で見れば、30%オフのマンションと思うでしょう。
しかし、20年後、前者は二束三文の価格でしか売れず、後者が購入額の60%で売れるのであれば、後者の方がお買い得と言えます。

つまりマイホームでも投資用不動産でも、短期での価格変動だけを見るのではなく、長期での価格変動を見極め、そのバランスで購入の是非を決めるのが本来あるべき姿です。

ただ、残念ながら短期での価格変動は分かりやすいですが、長期での価格変動を見通すにはそれなりの知識とデータ収集、分析能力が必要とされます。このテーマに特化したサービスを今後、展開したいと考えていますが、本当の意味での資産価値に着目した不動産購入者が増えてくれば、日本の不動産マーケットもかなり最適化されるのではないかと思う、今日この頃です。

                        株式会社ライフシーク
                        代表取締役 稲葉裕一郎

 

 
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