(メルマガ:2007年12月25日配信号より)
さて、本題です。
今回のメルマガでご紹介する新着ブログのコーナーでも
多数投稿があります。
それは「融資審査」の基準が変わった、という話題です。
私もとある銀行にお勤めの方とお話した際、
そんな話を耳にしました。
また実際に知っている取引の中でも
これまで通るはずだった審査が通らず、
決済に至らず・・・という事がありました。
さらに、
先日開催された賃貸住宅フェアでお話した方の中で
「ファンドがどんどん売りに偏っている」という話も聞きました。
この話の発端は
皆さんご存じ、サブプライムローンの問題です。
サブプライムローンに関する解説は
Wikipediaに任せます。
(Googleで「サブプライムローン」と検索すれば出てきます)
このサブプライムローンの話が出る場合、
住宅ローンの話と思いますが、
不動産投資に関するものもあるそうです。
それは後述するとして、
このサブプライムローンで損害を被ったのは
世界中の投資家というわけです。
その中には少なくとも日本の金融機関もいたわけです。
さて、そのボリュームは・・・
(引用:ここから)
日本全国の預金取引金融機関が保有する
いわゆる「サブプライムローン」を資産に組み込んだ証券化商品の残高が、
今年9月末時点で1兆3300億円にのぼることを明らかにした
(中略)
・大手金融グループなど主要金融機関10行・・・1兆2000億円
・地方銀行110行・・・1100億円
・信用金庫や信用組合・・・200億円
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/11/913300.htmlより
(引用:ここまで)
というボリュームです。
では日本において
サブプライムローンと同じような商品は何でしょうか?
その1つが「収益還元法による評価」という仮面を被った
過剰な不動産投資に対する融資というわけです。
そこで、日本の金融機関が融資を渋りだした、というのが
大まかな流れと言われます。
その影響は何なのでしょうか?
いくつか考えられるでしょう。
まずファンドが売りに出ている現状で、
その受け手が「買い叩いている」という流れが起きます。
また、買い手も銀行が渋っているわけですから、
買い手は絞られます。
更にB級物件は二の次、三の次。
資金に余裕のある買い手は
A級物件をメインに仕入れをするでしょう。
この流れはファンドに限りません。
個人投資家への融資も絞られてきますので、
買い手は買いづらく、売り手は売りづらい、
という構図が出来上がります。
結果、不動産価格は下がるでしょう。
しかし、以上はあくまで一般論です。
実際には、先に申し上げた
A級物件とB級物件の差が今まで以上に大きなものになるでしょう。
更に、
投資家の資産状況によって、
今後、大きな差が生まれてくるでしょう。
この先、更に様々な問題が深刻化すれば、
その他の要因にも影響を与える可能性があります。
と、長々と書いてしまいましたが、
要は何が言いたいかというと、次の三点に集約されます。
【その1】
不動産投資を取り巻く経済環境をしっかりと把握しよう
【その2】
その上で、今後、どんな不動産投資戦略を展開すれば良いのかを考えよ
【その3】
でも、結局は、その投資家の状況によって取るべき戦略は異なる
ということです。
本来なら、この時代はこうすべき、という話をすべきかとおもいますが、
もし、そういう事を言っている人がいれば、それは間違いです。
その理由は
「個別の投資家の状況によって取るべき行動は異なる」からです。
ではご自身の今後について考えるには、
ご自身で勉強をなさってご自身で判断されるか、
信頼できるプロに相談してみるか、です。
不動産投資は大きな額が動く投資です。
ですから、
経済環境の流れをしっかりと見極め、
判断を誤らなければ大きなゲインが得られる投資ジャンルです。
しかし、逆もまたしかり。
これまで弊社でも広くサービスや商品をご提供してきましたが、
2008年は個別の投資家の方々をサポートするような
個別サービスに力を入れようと考えております。
色々と考えごとが多くなりますが、
その分、投資の結果を得られるのであれば、
やる価値はあります。
ぜひ、2008年は2007年以上に
たくさんの知識とたくさんの人脈とたくさんの経験を
お持ちになってください。
その影響が今年以上に大きいのが、
来年になるとおもいます。



稲葉裕一郎
