今日は神奈川の辻堂に行ってきました。
電車に揺られ1時間弱。そのまま熱海まで行きたい気分でしたが(笑)、そこはグッとこらえました・・・。
さて、「(本来あるべき)不動産投資のSTEP」、第二回目の今日は「STEP2」について書いてみたいと思います。
全STEPの中で言うと、
STEP1:投資目的の明確化
STEP2:理想とするポートフォリオの設定
STEP3:現状の把握
STEP4:投資戦略の立案
STEP5:最初(次)に購入する物件の条件設定
STEP6:STEP5の条件に見合った物件選び
STEP7:購入
STEP8:更なるポートフォリオの拡充へ
となりますので、「STEP2:理想とするポートフォリオの設定」です。
では早速行ってみましょう!
今日、辻堂でお会いした方がこんな話をされていました。
(かなり省略・要約して書いていますが)
「不動産を投資という観点で見れば、
単利で考えちゃ他の投資対象と比較できない。複利で見ないと」と。
それはまさにおっしゃる通りだと思います。
単利と複利の違いをここでは解説しませんが、
基本的に不動産の収益の指標は単利で表されます。
要は単年でどれほどのリターンがあるのか?ということです。
ポートフォリオ全体としてみた場合、
どれほどの収益がその資産からあがってくるのか、が
一番重要なわけです。投資としては、ですが。
なので、実際に(不動産に限らず)投資をしようと思った場合、
どれほどの資産規模にしていくかという大まかなゴールイメージを設定しましょう、
ということを「STEP1」で解説しました。
そして、その「STEP1」で設定したゴールを実現する手段として、
その時、どんなポートフォリオを維持していればいいか?
ということを決めるのが「STEP2」です。
この場合、不動産に限らず、株や債券などを含めてもいいでしょう。
ある程度、資産ポートフォリオを分散することでリスクも軽減できます。
但し、ここはある程度の大まかなイメージとして考えてみましょう。
逆に言えば、細かい設定をすること自体が無理です。
不動産を8000万円分あって、そこからCFが400万。
更に株で1000万円あって、そこからのCFが120万。
あとは債券が900万あって、そこからのCFが50万。
で、合計CFが570万。
と計算してみた所で、あまり意味がありません。
なので、ここでは簡易的に、不動産、ということに絞って考えてみます。
1000万円のCFを10年後に得たい、ということであれば、
(例えばですが)2.5億くらいの不動産を持っていなければいけないかもしれません。
とはいえ、資産額に対してのCFの比率は毎年色々な要素によって変動するので、
一概には言えません。
このSTEPでお伝えしたいのは、
一億円の資産があれば、10%で回して、
年間1000万円のCFができる、と安易に考えず、
しっかりと現実を直視しましょう、ということです。
仮に、1000万円の自己資金で3億円の物件を買おうとしましょう。
元利金等、20年返済の(今後の金利上昇も踏まえ)4%で借入をした場合、
年間の返済額は約2108万円ほどの返済額になります。
3億円の利回りが10%だったとしても結局、空室リスクや税金等も考えれば、
返済できるほどのCFが得られるかどうか?というところです。
よって、1000万円の自己資金で3億の物件を買うというのは
非常にリスキーである、ということになります。
一方先ほどの条件で、金利が2%であれば年間の返済額は約1760万円ですので、
多少CFが残るかもしれない、と思いますが、
金利が20年間ずっと2%というのもなかなか考えられない非現実的な話とも言えます。
更に、利回りが10%だったとしても、
20年後も同じ家賃が得られるとは到底考えられません。
建物が古くなれば、一般論としては家賃も下がってくるわけです。
こうしてシミュレーションを何度もしてみると、
現実的なゴールイメージが出来てくるのではないかと思います。
皮算用に過ぎませんが、将来のイメージを膨らませる意味では、
数字の計算をして現実を直視することも大切です。
不動産投資で大儲け!ではなく、
着実な投資をすることが、長期的に見れば、
一番の近道なような気がします。
なのでSTEP2では、
詳細である必要は全くないので、
非常に大雑把で、かつ、現実的な路線でイメージを持って考えてみましょう。
(追加です)
この部分の具体的かつ現実的なイメージを掴むには、
やはり、不動産投資に関する基礎的な知識が必要です。
借入の考え方やソレに伴うレバレッジの考え方。
更には、CFの計算方法などです。
逆に言えば、
こうした基礎的な知識がないと
そもそも、どんな姿になりたいかというゴールイメージさえ、描くことができません。
コンサルティング能力のある不動産会社の方であれば、
そういう所もある程度サポートしてくれるとは思いますが、
普通の不動産会社であればそんなことはやってくれないでしょう。
やはり、ある程度、
自前の知識は不動産投資に限らず、投資をする上では必須です。



稲葉裕一郎
